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日産ノート コンパクトカーの4WDなら、これ! リヤの68ps/100Nmのモーターは伊達じゃない。燃費もビックリ!

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日産ノート X FOUR 車両価格○244万5300円 試乗車はメーカーオプション:77万7700円、ディーラーOP:17万5440円を含み358万500円

2020年末に追加された新型日産ノートの4WDモデルは、単なる追加モデルで片付けるわけにはいかない”中身の濃い”モデルだ。もちろん、日産自慢のシリーズハイブリッド技術であるe-POWER。リヤアクスルに新開発のモーターを載せた、いわゆる”電動4WD”モデルである。ノートの四駆、ありか、なしか?

CMF-Bというルノー・日産・三菱アライアンスのコンパクトカークラスの最新モジュラープラットフォームに第2世代e-POWERを搭載した新型ノートは、日産にとって国内の反転攻勢のための非常に重要なモデルだ。

新型ノートは発売1カ月で2万台を受注(月販目標台数は8000台)し、その後は、
2021年1月:7532台
2月:7246台
3月:13352台
という販売状況だ。すべてのモデルがe-POWERで、ライバルたちが設定する100万円台のノンハイブリッドモデルを用意しないノートはセールス的に不利だ。しかし、トヨタ・ヤリスにはだいぶ差をつけられているが、ホンダ・フィットよりは好調に売れている。

全長×全幅×全高:4045mm×1695mm×1520mm ホイールベース:2580mm
トレッド:F1490mm/R1490mm 最小回転半径:4.9m(FFと同じ)
最低地上高:125mm(FFよりも5mm高い) 車両重量:1340kg 前軸軸重780kg 後軸軸重560kg

さて、本稿のテーマは、4WDモデルである。

4WDモデルは、北関東以北の降雪地帯では販売上必須だ。どんなに燃費が優れていても4WDがないのは大きなハンデだ。先代ノートe-POWERにも4WDモデルがあった。現行ヤリスHYBRIDにもフィットe:HEVにも4WDモデルがある。

先代ノートe-POWER:リヤアクスルに4.8ps/15Nmのモーター
ヤリスHYBRID:リヤアクスルに5.3ps/52Nmのモーター
フィットe:HEV:カップリング式オンデマンド4WD

先代ノートとヤリスの4WDは、いわゆるモーターアシスト4WDで、滑りやすい路面での走り出しにメリットはあるが、速度が上がるとアシストはキャンセルされて通常のFFになる。ちょこっとだけアシストしてくれる4WDなのだ。

リヤモーター:MM48型交流同期モーター 最高出力:68ps(50kW)/4775-10024rpm 最大トルク:100Nm/0-4775rpm

これに対して、新型ノートの電動4WDは、本格電動4WDだ。
リヤアクスルのモーターは
MM48型交流同期モーター
最高出力:68ps(50kW)/4775-10024rpm
最大トルク:100Nm/0-4775rpm
68ps/100Nmと言えば、ほぼ軽自動車のターボモデルのスペックと同じ(将来登場する軽自動車サイズのEVにも使うのだろう)。

エンジン形式:直列3気筒DOHC+e-POWER エンジン型式:HR12DE 排気量:1198cc ボア×ストローク:78.0mm×83.6mm 圧縮比:12.0 最高出力:82ps(60kW)/6000rpm 最大トルク:103Nm/4800rpm 過給機:× 燃料供給:PFI 使用燃料:レギュラー
フロントモーター:EM47型交流同期モーター 最高出力:116ps(85kW)/2900-10341rpm 最大トルク:280Nm/0-2900rpm(写真はパワーコントロールユニット)

ノートE-FOURの電動4WDシステムの構成図
せっかくなので、他のリヤモーターのスペックも載せておこう。
■前型日産ノート
N2型直流モーター
最高出力:4.8ps(3.5kW)/4000rpm
最大トルク:15Nm/1200rpm
■トヨタ・ヤリスHYBRID
1MN型交流誘導モーター
最高出力:5.3ps(3.9kW)
最大トルク:52Nm
■トヨタ・プリウスE-Four
1MN型交流誘導モーター
最高出力:7.2ps(5.3kW)
最大トルク:55Nm
※カムリも同じ1MN型

68ps/100Nmがどれほど強力か、これでわかるだろう。匹敵するのは、
■トヨタRAV4 HYBRID
4MN型交流同期モーター
最高出力:54ps(40kW)
最大トルク:121Nm
である。

FFモデルと4WDモデル、どちらを選ぶべきか?

ボディカラーは、オリーブグリーン

燃費の話をすると
WLTCモード燃費:4WD 23.8km/ℓ(FF 28.4km/ℓ)
 市街地モード23.1km/ℓ(28.0km/ℓ)
 郊外モード25.8km/ℓ(30.7km/ℓ)
 高速道路モード22.9km/ℓ(27.2km/ℓ)
と、当然120kg軽いFFモデルの方が良好だ。

室内長×幅×高:2030mm×1445mm×1240mm
E-FOURの後席にはリヤヒーターダクトが付く。
フロントシートの出来はいい。E-FOURにはシートヒーターが標準で付く。

いつものように、都内の市街地を走って帰宅した翌日に、三浦半島先端の城ヶ島まで試乗した。
ドライブモードはFFモデルと同じく
SPORT/ECO/NORMALで、デフォルトはECOモードだ。ECOモードだと、ほぼアクセルペダルだけでスピードコントロールできる「ワンペダル・ドライブ」ができる。停止まではできないが、通常はほぼワンペダルで済む。これは、やはり楽しい。

ブレーキ リヤはディスク式
ブリヂストンのECOPIAを装着。 サイズは、前後とも185/60R16
リヤサスペンションはトーションビーム式(写真は左リヤサス)
フロントはマクファーソンストラット式(写真は右フロントサス)

FFモデルと違うのは、エネルギーモニターで見ていると、常時後輪に駆動力が配分されていることと、アクセルを緩めて回生ブレーキがかかるときに、4輪で回生していることだ。モニターのなかの前後輪が回生するときは薄いブルーになる。

第2世代のe-POWERの静粛性は大きく上がっているから、エンジンが始動していても気にはならないが、4WDモデルの方がエンジンがかかる頻度が高い気がした。駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は、FFも4WDも1.5kWhで同じ。となれば、発電する頻度が高くなるのも頷ける。とはいえ、だからどうということもない。先代(つまり最初のe-POWER)と違って、エンジンがかかってもがっかりするほどの音も振動もないからだ。

リヤを覗き込むとMM48型モーターが見える。減速比は7.282
ラゲッジのフロアをめくると各種工具が収納されている。中央上の白い部分の下部にモーターがある。白い不織布のようなカバーはおそらく吸音材だろう。

ノートで4WDを選ぶ人の多くは、冬季のことを考えてだろう。冬の安心とそれ以外のしっかり感に25万8500円を支払うのは、アリか? もちろんアリだ。前述したように、新しいノート4WDは、常に4WDのメリットを享受できる。前後輪のトルク配分を緻密に制御できるモーター駆動だから、自然で気持ちのいい走りが実現できている。

e-POWER 4WDの専用装備として、
●ヒーター付ドアミラー
●前席ヒーター付シート
●リヤヒーターダクト
●高濃度不凍液
●PTC素子ヒーター
がある。これを見てもわかるように、ターゲットは寒冷地だ。だが、e-POWERが新しいリヤ電動アクスルを手に入れたことで、新しい展開も考えられる。冬以外でも4WDのメリットがあることもそうだが、積極的に走りに振ったモデルも作れるだろう(個人的にはさほど興味はないが、新型ノートe-POWER NISMO 4WDモデルが登場するなら、とても面白いクルマになりそう)。

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