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群馬自動車大学校/東京自動車大学校(北10ホール) 旧車と現行車、それぞれのキャラクターを学生たちの視点でカスタマイズ【東京オートサロン2019】

  • 2019/01/12
  • MotorFan編集部
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今日(1月11日)から開幕した東京オートサロン2019。群馬自動車大学校/東京自動車大学校ブースでは、年代の違う車両それぞれをカスタマイズ。さらにランボルギーニ・アヴェンタドールのラッピング仕様も展示されている。

昭和のカスタムシーンを平成生まれがアレンジ

 東京自動車大学校では、昭和49年式230型セドリックを“街道レーサー”風にレストア。L20型エンジンにはソレ・タコ・デュアルといった3種の神器を装着するなど、古き良き時代のカスタムシーンを平成最後の年に披露した。
 
 製作したのは、もちろん学生たち。平成生まれにとっては“何語を話しているんだ”といったところだろうが、指導教員からの“熱い”話を聞いているうちに興味津々となる。

「先生からお話を聞いたり、当時の雑誌を見せてもらったりしているうちに、平成生まれ流の街道レーサーを作りあげたいと意欲がわきました」というのは、ボディクラフト科の吉田さん。

 当初のきっかけは指導教員のアイデアであったが、そこからは学生主体となって、レストアが進められていったという。

なんども塗り直したり加工を施したりと試行錯誤の連続

 群馬自動車大学校は、ミニ・クーパーをカスタマイズ。ただパーツをつけるだけではおもしろくないということで、エアロパーツの形状やボディカラーなど、いろいろ試しながら完成にこぎつけたという。

「製作チームは5人でした。なかなか気に入ったものを作りだすことができず、例えばボディのオールペンは4回やり直しています」というのは、カスマイズ科の小泉さん。

「先生にはもちろんアドバイズをもらいますが、基本は、我々生徒たちで決めて進めました。先生から最初から正解を教えてもらうのではなく、まずはできるところを目標に、その目標に達したら次のできる目標に……という風に指導を受けたことがよかったと思います」(前出の小泉さん)。

 東京自動車大学校と群馬自動車大学校は、同じ学校法人ということもあり、同じブース内で作品を展示。出来上がったクルマは年代や仕上げ方は真反対だが、その2台をみれば、カスタマイズは創造の塊でそこには多数の正解があるのではと改めて思わせてくれる。