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広州モーターショー2017 ・CarStyling編集長の「ちょっと深い話」③ これからシャコタン、ドレスアップが来る!@広州モーターショー2017

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やってくれた! 拍手を送りたいほどのシャコタン・パトカー。

広州モーターショーのゾーンB館には、なにやら東京オートサロンのような様相を呈していた。そこには、いわゆる「シャコタン」のクルマが数多く展示されていた。これも「現在の中国自動車事情」なのだ。

やってくれた! 拍手を送りたいほどのシャコタン・パトカー。白黒のカラーリングにはディテールにちょっと難もあるが、サイドのラインは日本のPCよりもいいバランスで、ほのかなキャラクターラインに下に沿っているのがいい。日本のゼロクラウンPCはキャラクターラインを無視しているので、キャラクターラインが100円パンチに見えて実にカッコ悪い。警視庁なのに大阪ナンバーが?だが、もちろんこれはダミー。

広州モーターショーのゾーンB館には、なんと警視庁のパトカーが展示されていた。しかもシャコタンで大阪ナンバーというわけのわからない仕様。これは、中国のゼロクラウンユーザーが個人で仕立てたもの。

周囲を見渡せば、日本車、欧州車のシャコタンばかりが展示され、東京オートサロンを彷彿とさせる光景である。

このエリアはチューニング、ドレスアップ部門の展示会場で、そんな市場があること自体も驚きだが、無限やホンダアクセスなどがパーツを装備したモデルを展示している。これらは基本的に中国から見て外国車向けのパーツを提供する企業が展示をしている。

そんななかでも、広州汽車のモデルをドレスアップした仕様も展示されていたのが目新しい。おそらくは、広州汽車の関連企業と見られ、中国メーカーが自社ブランドに対して、アフターパーツの販売も展開していく傾向を掴むことができる。

メルセデスCクラスセダンもこんな格好に。シャコタンだけでなく、前後フェンダー&ドアにも手が加わり、オーバーフェンダー化している。 

ユーザー像が拡大することで、新しい車の楽しみ方が見出されるようになってきているのだろう。また、先行して展示することで、車そのものの魅力を拡大する効果もあるものと思われる。

そこで冒頭のシャコタンモデルだが、こちらは中国のエアサスメーカーがデモ用に展示したもの。しかしその台数は半端ではなく、およそ30台程度が展示されていた。フェンダー内側を探ればツメを曲げていたものも多かったことから、技術的にもある程度浸透しているようだ。

しかし、これが広州という北京や上海から遠く離れたところで見受けられることは驚きだ。

2016年よりD1グランプリも中国に進出しており、中国内でも車の魅力は多岐にわたるものとなってきている。この先、さらなるドレスアップやチューニングブームも起こってくるくのだろうか。

とにかく常軌を逸した感のある86。あとづけフェンダーや大型リヤウイングが尋常ではない、これは広東省深セン市のナンバー付き。
オールド・アコードもローダウン。ダミーの足立ナンバーは日本へのリスペクト?
広州汽車のSUV、GS4をドレスアップしたモデル。TGPMは地元の部品メーカーでホンダアクセスとの合弁会社も有する。
ホンダ・オデッセイの無限仕様。これも中国・広州でのワンショット。
中国でラインアップされる、ホンダ・アヴァンシアをホンダアクセスがアヴァンシアXとして提案。すごいの一言。

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