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欧文略語 MPV MPV

  • 2019/05/07
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Multi Purpose Vehicleの頭文字で、これは固有名詞ではなく一般名詞だが、この場合はマツダのRV車の車名を指す。1990年1月に初代モデルを発売した。3列シートを備え、定員7名。フラットフロアでウォークスルーができた。アメリカのミニバン市場で実績を収めたモデルのため、ホイールベース2805mm、全長4465mm、全幅1825mm、全高1745mmとビッグだった。エンジンはV6・3L・SOHC・18バルブで155ps、後輪を駆動した。本革シート、デュアルエアコン、後席用ヒーター、CDデッキ付き6スピーカー・オーディオなどを標準装備。91年11月、アンフィニ店発足に伴ってMPVは同店の専売車となり、アンフィニMPVと呼ぶようになった。同時にファブリックシートタイプを加え、グレードは計3タイプに増えた。93年8月、マイナーチェンジ。安全面の改良のほか、ホイール、タイヤを15インチ化したのに伴いブレーキ径をアップ、4輪ともベンチレーテッドディスクに改めた。95年1月、4気筒2.5Lの120psエンジンを追加。2列シートの5人乗りタイプも新設した。10月、マイナーチェンジ。独立したラジエーターグリルを付けるなど、エクステリアを変えた。新たに2・3・3の8人乗りを設定、4気筒2.5Lのディーゼルターボ(125ps)も搭載した。このタイプにはスーパーデュアル4WDと呼ぶパートタイム4WD機構を装備していた。97年11月、名称をアンフィニMPVからマツダMPVに改め、8人乗り2WD車を追加した。99年6月、フルモデルチェンジで2代目となった。大きく変わったのは、FRベースの高級ミニバンからファミリーユースのFFスタイリッシュミニバンヘとイメージチェンジしたこと。3列シートをもつ定員7名で、3ナンバー車だった。後席のためのドアは左右ともスライド式となり、乗降性がよくなった。エンジンはフォード製を改良したV6・2.5Lがメインで、標準車には直4の2Lを載せていた。ATはコラムセレクター。11月には、電磁ロック機構付きロータリーブレードカップリング式4WD車を追加した。これはトヨタ自動車および豊田中央研究所が開発したシステムで、ユニット製造は豊田工機。初期レスポンスのいいことがメリットだった。2000年8月、マイナーチェンジ。新機種追加や装備の充実をはかった。まず、廉価版として2Lエンジン搭載車のアーバンブレイク、アーバンブレイクSの2機種を追加。従来の機種名を標準車→B、Gパッケージ→G、スポーツパッケージ→スポーツ、Lパッケージ→Lと改め、標準車(B)の4WD仕様は廃止。また全車にアルデヒド除去機能付きエアフィルターを装備したほか、新ボディカラーを投入した。2001年2月にはフラッグシップモデルとして、本革シートなどで高級感を出したVSを設定。2.5Lスポーツに本革シートなどを装備して高級感をだしたモデル。さらに10月、音響機能を充実した新機種ジャイブ&ジューク(JIVE&JUKE)シリーズを追加した。英語の、みんなでワイワイ楽しい時を過ごすという意味をもち。コミュニケーションクルーザーとしての存在をアピールしたもの。2002年4月、2つの新開発エンジンを搭載するなどのビッグチェンジを行った。新しいパワープラントは、MZIと呼ぶV6・DOHC・3Lと、MZRを呼称する直4・DOHC・2.3Lエンジン。前者にはFF車2グレードがあり、ミッションも新開発の電子制御5速ATを採用した。後者はFFと4WD車各3グレード、4速ATが付く。外観ではフロントおよびリヤのバンパー、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ、アルミホイールなどの変更。装備面では両側スライドドアに電動の開閉機構を採用、運転席や室内に設けたスイッチ、リモコンスイッチなどで開閉可能となった。また、前後長480mm(後方に120mm延長可能)で簡単な操作により格納でき、ウオークスルーが可能になるセンターテーブルをオプション設定。

-大車林

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