左に鳥居、右にご神木……この静謐な空気がたまらない。林道青崩線にて。
ツーリングマップル(昭文社刊)には、こんな物々しい文言が!
峠越えが不可能と知りつつも、ヒョー越方面への迂回路との分岐点を越えて青崩峠へ向かう。今回の旅において最も「酷道険道」 らしさに溢れる区間だ。このまま進むと未舗装路となり、やがて車両通行止めとなる。
長野県側に設置されたヒョー越と青崩峠を示す道路案内板。兵越峠と書かれているが、地図上ではヒョー越と表記されることが多い。兵越峠、青崩峠、ともに字面からして並々ならぬ険しさが 伝わってくる。
こちらは地蔵峠の手前、国道474号線との分岐点を過ぎた直後に設置されている道路案内板。国道でありながら「通行不能」と明示されているのがなんとも物々しい。迂回路にはわずかながら未舗装区間がある。
ご覧のような、すれ違いもままならないような幅の道が延々と続く。総延長は実に260km。全区間を走破しようとするならば、精神的な負担も考慮するとクルマのサイズはプジョー308ぐらいが上限かもしれない。
今回の伴侶は1.6Lのディーゼルを搭載するプジョー308SW アリュールブルーHDiだ。低回転域から豊かなトルクを発生しつつも、意外や上まで回しても雑味がなくスッキリとしている。ハッチバックで300万円を切る価格も驚きだ。
<全長260km! 浜松と上田を結ぶ屈指の酷道> 静岡県浜松市と長野県上田市を結ぶ国道152号線。全長は260kmにおよび、東名高速、新東名高速、中央道、上信越道という、4本もの高速道路をまたにかける。途中、分断箇所が2ヵ所あるが、迂回路があるので完全走破は可能。迂回路にはわずかに未舗装区間もあるが、フラットで走りやすいので普通の乗用車であれば問題はないだろう。今回は東京都新宿区の編集部から東名高速で浜松ICに向かい、東部湯の丸ICから上信越道と関越道で帰着した。総走行距離は748kmだった。
左に鳥居、右にご神木……この静謐な空気がたまらない。林道青崩線にて。
ツーリングマップル(昭文社刊)には、こんな物々しい文言が!