今日から覚えるエアレースの歴史。〜1930年／♯01　レッドブルエアレース

1921年のシュナイダー・トロフィーで優勝したマッキM7.bis。軍用水上機M.7をベースとして軽量化、翼幅を切り詰めて速度向上を狙っている。この時代はフライングボートと呼ばれる飛行艇スタイルが主流だった。

1923年の大会に出場し、圧倒的な強さを見せたアメリカのカーチスCR-3。この時は他を寄せ付けず1,2フィニッシュ。元は陸上機として製作された機体でエンジンは450馬力。フロートに立っているのは優勝したデイビッド・リッテンハウス。

1926年の大会で優勝したマッキM39。カーチスR3Cを参考に独自のアイデアを盛り込んだ機体。エンジンは800馬力のフィァットAS-2。フロートが燃料タンクになっている。

1927年の大会で優勝したスーパーマリンS5。エンジンはネピア・ライオン900馬力。胴体は金属のモノコック構造。主翼表面がサーフェスラジエターになっている。

スーパーマリンS6は、ロールス・ロイスRエンジンを搭載。最終モデルとなったS6Bは、パワーアッブした2300馬力のエンジンを搭載。冷却効率向上の為に主翼表面に加えてフロートを90cm延長し、この部分もサーフェスラジエターとして使用した。

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