ひと目でわかる！上級モデルに迫るメルセデス･ベンツAクラスの安全技術

車両前方もしくは後方約1m以内に障害物を検知した場合、その方向に進むギヤを選択してアクセルを踏むと2㎞/h以上に加速せず、警告音で誤発進の可能性を通知する。

駐車スペースからバックで出るときに、後方を横切るクルマなどを検知すると、表示と音で警告。必要に応じ、自動ブレーキを作動し衝突を回避または被害軽減を図る。

斜め後方のクルマや自転車に気づかず車線変更しようとした際、警告や自動補正ブレーキを作動。停車時に、後方から接近する車両に気づかずドアを開けようとした場合、インジケーターと音で通知する降車時警告機能付き。（レーダーセーフティパッケージに含む）

約35㎞/h以下で走行中、超音波センサーが左右の最適な駐車スペースを自動検出。操舵・ブレーキ・シフトチェンジ・速度コントロールを自動で行い、自動で駐車（縦列・並列）する。

衝突回避できない場合、スピーカーから短時間ノイズを発生。鼓膜の振動を内耳に伝えにくくして、聴覚への影響軽減を図る。（レーダーセーフティパッケージに含む）

SOSボタンを押すか、クルマが事故を検知した場合、自動でコールセンターに通報。位置情報も通知する。meボタンでは、24時間故障通報サービスが利用できる。無料期間は10年間。（Mercedes me connectとして全車標準装備）

アクティブステアリングアシストがオンの際、一定時間以上、両手がステアリングから離れているのを検知すると警告音が鳴り、対応しないとさらに緩やかな減速でクルマを完全に停止させる。（レーダーセーフティパッケージに含む）

前走車や歩行者などとの衝突危険性を警告。ブレーキを踏むと必要に応じブレーキ圧を自動で高め、操作しないと自動（被害軽減）ブレーキを作動。衝突回避や被害軽減を図る。（全車標準装備）

前方の車道を横断する歩行者と衝突の危険性がある場合などに、回避しつつ走行車線へスムースに戻れるよう、ドライバーのステアリング操作をアシストする。（レーダーセーフティパッケージに含む）

フロントウインドウのカメラが車線を検出し、前輪が車線を逸脱したと判断するとステアリングの断続的な微振動でドライバーに通知。対応しないと自動補正ブレーキで走行車線への回帰を図る。（レーダーセーフティパッケージに含む）

高速道路上でアクティブステアリングアシストがオンの際、移動したい車線側のウインカーを点滅させると、自動で車線変更する。約80～180㎞/hで作動。

片側18個のLEDを瞬時に制御し、対向車や前走車の眩惑を防ぎつつ、より広い範囲を自動で照らし続ける。

一般道や高速道路で、制限速度などの標識をカメラで読み取りディスプレイに表示。制限速度を超えた場合にはドライバーに警告する。

新設の車両安全技術センターで、初めて開発されたメルセデスがAクラスで、実際の事故調査で得られたデータを生かしてボディの形状や材料、接合技術を決定。剛性とともに衝撃吸収性も高め、衝突時に乗員のみならず、衝突相手の保護性能向上にも配慮した。

自動車用レーダー普及の初期にあった2005年、メルセデスはカメラを併用したレーダーセーフティを初採用。悪天候に強く直線上の距離と速度を継続的に計測するレーダーと、側方からの飛び出しなどに効果的なカメラを組み合わせ、さまざまな対象の検知を可能とする。

専用故は未然に防ぐのが一番だが、万が一それが避けられない場合、乗員保護が重要。そのために2002年に用意されたプレセーフは、危険を察知するとシートベルトの巻き上げやシートポジションの調整などを自動行い、負傷軽減のため乗員を最適な姿勢に固定する。

ワイパー払拭面積の広さや排水経路の大きさもメルセデスの美点。雨滴は人間の視界だけでなく車載カメラの作動にも悪影響を与えるため、安全性への貢献度は大きい。フロントウインドウ面積の大きいBクラスは、助手席側を伸縮式として拭き残しの減少を図っている。

前輪切れ角が大きいメルセデスは、ボディサイズの割に小回りが利くといわれるが、メリットは安全面にも。ロックtoロック2.6回転のステアリングと相まって、素早い操作で大きな舵角が得られるため、飛び出しや落下物などに対して、ギリギリまで回避が可能になる。

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