「アイサイトX」は渋滞時ハンズオフに対応！停止・発進の繰り返しもスイッチ操作なしで可能に【スバル新型レヴォーグ詳密解説】

アイサイトの最新・最高峰バージョンが「アイサイトX」だ。50km/h以下では、ハンドルから手を離したまま追従走行が可能になった。

ステレオカメラのサプライヤーは日立オートモティブシステムズからVeoneer社へ変更された。

Vwoneer社は、「先進運転支援システム（ADAS）と高速制御システム（AD）に特化した世界最大の専業企業」だ（同社ホームページより）。

オン・セミコンダクター社のイメージセンサー。大きさが分かりやすいよう、一円玉と一緒に撮影した。最大140dBのハイダイナミックレンジやLEDフリッカーの除去を実現している。

新型ステレオカメラのほか、前後の側方レーダー（計4個）を搭載。また、ブレーキブースターは立ち上がりの速い電動式を採用する。

斜め後方に車両がいた場合、音と表示で警報してくれる「リヤビークルディテクション」を搭載。

ステアリングに設けられているアイサイトXの操作スイッチ。

液晶ディスプレイ式のメーターにはアイサイトの状況が分かりやすく表示される。写真は渋滞時ハンズアシストが作動している状態。

50km/h以下ならステアリングに手を添える必要はなく、追従して走行してくれる。停止と発進を繰り返す渋滞もスイッチ操作なしに走行可能。

カーブ前速度制御作動時は、カーブの曲率に合わせて速度が自動的に調整される。テストコースで体感した際は「えっ、これで曲がれるの？」と思うくらい、予想以上に速い速度でコーナーに進入した。もちろん、何の問題もなくコーナーをクリア。

料金所前速度制御が作動中。

アクティブレーンチェンジングアシストが作動中。

ドライバーモニタリング用のカメラは、センターコンソール上部に設置される。黒いカバーで覆われているので、外からはほとんど見えない。

ドライバーが適切な運転状況にないと判断した場合、音と表示で警告。

それでも改善されない場合は、ハザードランプとホーンで周囲に異常を知らせつつ、車両を減速・停止させる。

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