コロナ禍、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号での派遣活動。中央は自衛隊富士病院の救急車で、ベースはハイエース。自衛隊の災害派遣は阪神淡路大震災以降、我が国に必須の力となった。そして東日本大震災を経て、未知の感染症への各種対応を行なっているのはご存知のとおりだ。写真/防衛省
陸上自衛隊「野外手術システム」。2011年3月24日、宮城県亘理郡山元町の山下小学校の校庭に第10後方支援連隊が展開させた野外手術システム。手術車に積んだシェルターを拡幅させ手術準備車と連結することで広い手術室を内部に作り出す。
手術車の内部。同車は約2倍に拡幅し手術所要面積を確保する。術者の術前準備等のため手術準備車と連結して使用される。
手術車と大型のエアテントを連結させ、さらに広い面積を確保した校庭の医療区画。テントは一般の診療所として機能させた。広いテントで受け入れ、容態急変時には即、手術車へ運び込めるような仕組みにもなっている。
海上自衛隊護衛艦「いせ」艦内の手術室。一般病院の手術室と同等の機能を持つ。護衛艦「ひゅうが」や「いせ」、「いずも」「かが」など、新世代艦艇の艦内医療設備は充実しており、災害対応などで多目的性を発揮する設計が開発時から盛り込まれている。
護衛艦「いせ」艦内格納庫に臨時設置された救護所。防災訓練時の写真。護衛艦は被災地沖に進出、停泊し、哨戒ヘリなどで傷病者を艦へ搬送、治療等を行う。被災地外の医療施設へ搬送が必要となれば再度ヘリで運ぶ、そうした広域搬送の拠点ともなる。
航空自衛隊が保有運用する「機動衛生ユニット(患者搬送・医療コンテナ)」の内部。機動衛生ユニットは「空飛ぶICU」といわれる。患者3名の収容部と一般病院の集中治療室と同等の医療設備が備えられ、救急医療等を施しながら遠隔地へ急速搬送も可能だ。輸送機C-130Hに搭載可能。
輸送機C-130Hの卸下(輸送荷物を降ろす)作業、東日本大震災で救援物資を宮城県松島基地へ運んだC-130Hのようすだ。このようなやり方で、コンテナ式の機動衛生ユニットは後部ランプ付き貨物ドアから積み降ろしされる。
コロナ禍、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号での派遣活動。中央は自衛隊富士病院の救急車で、ベースはハイエース。自衛隊の災害派遣は阪神淡路大震災以降、我が国に必須の力となった。そして東日本大震災を経て、未知の感染症への各種対応を行なっているのはご存知のとおりだ。写真/防衛省
陸上自衛隊「野外手術システム」。2011年3月24日、宮城県亘理郡山元町の山下小学校の校庭に第10後方支援連隊が展開させた野外手術システム。手術車に積んだシェルターを拡幅させ手術準備車と連結することで広い手術室を内部に作り出す。
手術車の内部。同車は約2倍に拡幅し手術所要面積を確保する。術者の術前準備等のため手術準備車と連結して使用される。