隣に梅津さんに乗ってもらって、ドライビングシューズと自分の靴を履き替えながら試乗した。ドライビングシューズを履くと「ほら、運転がスムーズになりましたね」(梅津さん)という効果があった。
マツダとミズノが共同開発したドライビングシューズ 3万9600円(税込)
開発期間は約3年間だったという。
マツダデザインとミズノのノウハウが詰まったドライビングシューズ。機能にもデザインにもこだわり抜いたドライビングシューズの誕生だ。
マツダの梅津大輔さんとミズノの佐藤夏樹さん。今回のドライビングシューズ開発の中心メンバーである。「我々自動車エンジニアは、デザイナーも含めて、不慣れな”柔らかい素材”を立体裁断して縫製してカタチにしていくという作業を勉強させていただいた」と梅津さん。
ディテールにも両社の技術とデザインのこだわりが見える。素材ひとつにも「この内装材の摩擦係数がちょっと変わっただけでフィーリングが変わるんです」(梅津さん)という。
アキレス腱部分にジャバラ構造メッシュを採用。これがペダル操作に効くのだ。
とにかく他のスポーツシューズと比べて入力が桁違いに小さいのがドライビングシューズだという。
梅津大輔さん マツダ株式会社 車両開発本部操安性能開発部上席エンジニア G-ベクタリングコントロールの開発をはじめ、マツダのビークルダイナミクス開発をリードする梅津さん。
佐藤夏樹さん ミズノ株式会社グローバル研究開発部次長
ソールの土踏まず部分の凹みはねじり剛性に効くのだという。
「シューレースもものすごい数をテストして、フリクションが結構、細すぎるとフリクションがたりない、太すぎると強い。ダンパーのオリフィスみたいなもんですね」(梅津さん)
マツダ社内の匠モデラーと普段はクルマを作っているモデラーさんたちが、彼らのツールであるクレイを使って見よう見まねでシューズのクレイモデルを作った。
寺島祐紀さん マツダ株式会社 デザイン本部ブランドスタイル統括部デザイナー
革やゴムの素材感までクレイで表現する。マツダのクレイモデラーのレベルの高さが窺える。
南場友規さん ミズノ株式会社グローバルフットウェアプロダクト本部企画・開発・デザイン部 部長
スタート段階ではカーデザインと同じくマツダの魂動デザインの動きの表現、これをスケッチにした。躍動感のある どうやってカタチにするか、が問題だった。
藤川心平さん マツダ株式会社 デザイン本部ブランドスタイル統括部デザイナー 藤川さんはエクステリアとインテリアのデザインで、今回のドライビングシューズに関しては造形のデザインを担当した。
ミズノにおけるクレイモデラーの役割は「パタンナー」どうやって記事をカットして縫製していくか、というところの匠が、このカタチをつくっていく。このパタンナーさんがこもマツダのデザインをカタチにしてくれた。
牛革のヌバック と牛革ブラックレザー 革のツヤのレベルにも徹底的にこだわった。
香山信哉さん ミズノ株式会社ワークビジネス事業部次長
児玉眞也さん マツダ株式会社 グローバル販売&マーケティング本部主査 兼 カスタマーサービス本部主査 児玉さんは、CX-5やアクセラの主査を務めたベテランエンジニアだ。
梅津さん(左)に直接履きかたを教わりながら(特に難しいわけではないが)、ドライビングシューズに履き替えてみた。履き心地は、まず「軽い!」
シューズのシェイプがシャープなのに、足に窮屈さはない。どんな服装にも合いそうだ。
試乗したのはNAロードスター。とにかく、運転していて楽しいクルマ。名車である。
隣に梅津さんに乗ってもらって、ドライビングシューズと自分の靴を履き替えながら試乗した。ドライビングシューズを履くと「ほら、運転がスムーズになりましたね」(梅津さん)という効果があった。
マツダとミズノが共同開発したドライビングシューズ 3万9600円(税込)