スマートキーを身につけていれば、シート下に見えるタンク脇の黒丸スイッチをワンプッシュするだけで、カチッとシートロックが解錠できる。その扱いは実にスマートだ。
シート高は780mm。スーパーカブ110は735mmだからC125は45mmも高い。しかしご覧の通り足つき性はまるで問題無し。両足共地面にベッタリ。膝にも十分な余裕がある。むしろ高い分だけ前方の見晴らしが良く快適だ。
タイヤとフロントフェンダーとの隙間の開き方を見ると、そのデザインにはボトムリンク時代の名残がある。フェンダー先端の白ストライプは原付二種の証。アルミキャストホイールと油圧ディスクブレーキの採用も魅力的。チューブレスタイヤである点も嬉しい。キャリパーはシングルピストンのピンスライド方式だ。
グロムでお馴染みの前傾空冷OHCエンジンは、ボア・ストロークが52.4×57.9mmというロングストロークタイプの124㏄。スーパーカブ110よりもチューニングの度合いが高く7.1kW(9.7ps)/7500rpmの最高出力と10Nm(1.0㎏・m)/5000rpmの最大トルクを発揮する。
タイヤサイズは前後共110と共通。車体と同色塗装されたスイングアームは小判型断面の専用デザインでホイールベースは110より 40mm長い1245mm。フルカバードされたチェーンケースも専用設計されラインの綺麗な上質な仕上げが印象深い。
スーパーカブ50や110はステップラバー丸出しだが、C125は金属で周囲をガードした専用設計が施され、高級感を演出。シーソー式のチェンジペダルは、フォーマルシューズで乗ることも許容してくれる。
LED式が採用されたヘッドライト。高輝度の白い輝きが特徴。ライト内部のデザインは110ともまた異なる専用の物。ウインカーもLED式で細長いレンズデザインはC125ならではの物だ。
ハンドルグリップエンドのガードも含めてメーター周り等、クロームメッキパーツが多用されている。左右のハンドルスイッチも専用シルバー塗装され、スーパーカブシリーズの中でも別格であることを主張している。
パッと見、一番良く目立つデジタル表示の数字はギヤポジションを示している。赤い指針のスピードメーターは120km/hスケールのアナログ表示。燃料計や時計、切り替え式表示のオドやトリップはモノクロ液晶表示だ。
左側のハンドルスイッチ。各スイッチノブは大きめにデザインされており操作性が良かった。上からディマー、ホーン、ウインカースイッチだ。
右側のハンドルスイッチは至ってシンプルにセルスターターボタンのみ。シルバー塗装のスイッチボックスも光沢のある上質な仕上げが印象的だ。
鍵を抜き差しする必要のないスマートキーが採用されている。電子キーを身につけていれば、イグニッションダイヤルが操作可能になる仕組み。ハンドルロックもこのダイヤルで操作できる。
ライダーが持ち歩くだけでOKなスマートキー。薄手で軽く金属の突起もないからポケットに忍ばせるにも楽。アンサーバック等のスイッチもついている。
スマートキーを身につけていれば、シート下に見えるタンク脇の黒丸スイッチをワンプッシュするだけで、カチッとシートロックが解錠できる。その扱いは実にスマートだ。