上質なイグニッションキーはコピーが難しそう。
低く身構えたフロントマスクが精悍。エンジン冷却も考慮して空力特性が追求されている。
2017年5月の発表試乗会で披露されたストリップモデル。美しいフレームワークはカウルで覆ってしまうのが惜しい気もしてくる。
スピードシェイプとうたわれたダイナミックなデザイン。ほぼ最終段階に近いスケッチだ。
エンジン、フレーム、カウルを示す初期のラフスケッチ。余談だがこの絵のリヤサスペンションはプロリンク機構を備えていない。
シート高は790mm。ご覧の通り両足の踵は地面にべったりとつく。若干前傾姿勢となるライディングポジションは適度なバックステップと共に如何にもスポーツバイクらしい。ハンドル位置も低めだが、決して遠くは無く、市街地走行やロングツーリングでも快適だ。
摺動抵抗低減化が追求されたSHOWA製フロントフォークはφ37mmの倒立式。ダンパー機構は左側のみに搭載。右側シングル・ディスクブレーキは、ウェーブ形状のφ310mmフローティングローターとNISSIN製ダブルピストン・ピンスライド式キャリパーをマッチ。
スロットルバイワイヤシステムを採用したエンジンは、水冷DOHC4バルブの直(並)列2気筒。右サイドカムチェーン方式。1軸1次バランサーも採用されている。
エンジンの真下を抜ける右側アップマフラー。2本マフラーに見えるが、3室から成る一体構造で排気はデュアルテールパイプへと導かれる。リヤブレーキはφ240mmのディスクローターをリジッドマウント。
ステアリング・トップブリッジの下側でクリップオンされたセパレートハンドル。いかにもスポーティなデザイン。バックミラーはフロントカウルにマウントされている。
多機能をひとつに凝縮されたフルデジタルメーター。上端のREVインジケーターは5つの白色LEDで右側へ流れる様に表示される(点灯数が増える)。時計表示を切り替えるとラップタイムが計測できるストップウォッチにもなる。
各種操作機能は左側スイッチに集約されている。一般的な各種スイッチのほかに、ホーンボタンの右上はラップタイマー用スイッチ。ディマースイッチの上向きを押し込むとパッシングライトが点灯する。
右側スイッチはシンプルに赤いキルスイッチのみ。始動用セルボタンも共用されている。
従来は通常パッシングライト用に位置するスイッチ(人差指で扱う)は各種モード変更に使用。
リヤシートを外すと車載工具の他、ETC機器等を入られる若干のスペースがある。ベルトがあるせいで脱着作業の扱いは少し面倒だった。
段付きのセパレートシート。ライダーが腰を引いた時にはシートストッパーとしても機能する。
樹脂カバーの追加で力強い印象を与えるタンクデザイン。スポーツライディング時、ライダーとのフィット感も良い。
アルミGDCと呼ばれる重力鋳造工法で作られた非対称形状のスイングアーム。ボトムにリンク機構を持つプロリンクサスペンションがマッチされている。白いコイルスプリングのモノショックは5段階のプリロード調節ができる。
ヒップアップでフィニッシュするフレームの後端にはウインカーやライセンスプレートを支持する専用ステーがボルトオンされ、精悍なリヤビューを見せる。
上質なイグニッションキーはコピーが難しそう。
低く身構えたフロントマスクが精悍。エンジン冷却も考慮して空力特性が追求されている。