LEDヘッドライトはかなり斬新なデザインで、ステーはカスタムパーツを思わせる構成。ボルト2本締めのアンダーブラケット前部に備わるメーカー名のプレートは、かつての日本車でもよく見られた手法。
ハンドルは低めのセパレート式。トップブリッジ上面のゴムカバー下には、バーハンドル用クランプを想定した穴が開いている。バックミラーはバーエンドタイプ。ガソリンタンク側面にはニーグリップラバーを装備。
ラウンドタイプのLCDメーターは、同形式のジェントルマン200レーサーより視認性が良好。上部外周にはバーグラフ式タコメーター、下部には燃料残量計、その間には速度/時計/オド/トリップメーターを配置。
ウインカーはオフで中立位置に戻す、旧態然とした構成。右側にスイッチが見えるハザードは嬉しい機構だが、キルスイッチがないのは不可解。左右レバーホルダーには、汎用バックミラーが装着できる雌ネジが存在する。
オーソドックスな形状のダブルシートは、十分な肉厚を確保。妙な傾斜が付いていないこと、メイン座面と他の部分で異なるレザーを使用し、アクセントとしてホワイトステッチを使っていることは、なかなかの好感触。
テールランプはヘッドライトと同様のLED式だが、前後ウインカーは昔ながらの白熱球。クロームメッキ仕上げのスチール製グラブバーは、シート後半部をぐるりと回る一体式。荷かけフックの類はナシ。
空冷並列2気筒エンジンは新規開発。パッと見はDOHCのように見えるものの、動弁系はSOHC2バルブだ。気化器は電子制御式インジェクションで、オイルクーラーは250ccとしてはかなりの大容量。始動はセルのみ。
フロントブレーキは昨今の250ccでは珍しいダブルディスクで、キャリパーは片押し式2ピストン。倒立フォークはφ38mm。前後17インチのキャストホイールは専用設計。フェンダーステーには2本のパイプを使用。
オールブラックのリアショックは、アフターマーケットの世界でも勢力を拡大中のYSSで、左側前部にはヘルメットホルダーが備わっている。セミダブルクレードル式のフレームと丸パイプのスイングアームはスチール製。
排気系は2-1式で、メガホンサイレンサーの後部にはリバースコーンが備わる。ヒールプレートは右側のみ。前後タイヤはGPXと同じタイで生産されるVEE RUBBERで、110と130の90扁平は昨今では珍しいサイズ。