2015年の東京モーターショーで披露されたMAZDA RX-VISION
マツダRX-01
「RX-01構想」の側面図 ホイールベース内にREを収容し、しかもダッシュパネルの下までエンジンが食い込んでいる様子がわかる。ステアリングラックは完全にエンジンの前に位置し、トランスミッションはドライバーと並んでいる。フロントのバンパー・リインフォースの地上高は他モデルとの衝突整合性(コンパティビリティ)を考えて高い位置にあるが、ボンネット部分からは独立している。これが1992〜93年に描かれた「セントラルミッドシップ構想」の図面であり、その後のRE搭載モデルのパッケージングに大きな影響を与えた
RX-01のボンネットフードを開けると、このようにストラットタワーバー真下にオルタネーターが位置している。このあたりがエンジン補機類の置き場所である。上の図面から想像できるように、エンジン自体はまったく見えず、フロントガラス下端より後方に位置している。ガラス支持やワイパーモータースペースの確保など、量産化に当たっては改善しなければならないだろう。ブレーキのマスターバッグは前輪後方にあり、ラジエーターははるか前方にある。
FDに搭載されていた13Bシーケンシャルツインターボ仕様。補機類も含めたエンジン高を低くすることに苦労している。エンジン本体はトランスミッションケースと大して変わらない外径なのだが、出力/トルク特性に大きく影響する吸排気系の取り回しを最優先し、空いた場所に補機類をレイアウトしているという印象だ。こうしたエンジン設計は、当然ながら車両設計側の要件および生産技術要件との間でのすり合わせを経て決まったものだが、じつに見事だ。
RX-01
RENESISエンジンの開発はRX-8の車両開発と並行していた。ローターハウジングはそれまでの13Bと同寸法だが、サイド吸排気や電子制御スロットルの採用で、ターボ過給をつかわずに最大250psを確保した。このエンジンをダッシュパネル側にできるかぎり接近して載せ、エンジン搭載位置も下げている。設計段階で導入が予測されていたボンネットフード周囲の歩行者保護要件は、REの小ささが活きて余裕をもってクリアしている。
上の正面は同縮尺でこのレイアウト側面図と対応する。ステアリングラック、エンジン本体、エンジン補機類、ブレーキ系、冷却系が短いエンジンルームないにきれいに収容されている様子は複雑な立体パズルさながらであり、設計者のセンスの良さとREに対する愛情がにじみ出ている。車両全長4435mmに対しホイールベースは2700mmと長いが、4人の乗員と重量物のほとんどをホイールベース内に収容したレイアウトだった。
2015年の東京モーターショーで披露されたMAZDA RX-VISION
マツダRX-01
「RX-01構想」の側面図 ホイールベース内にREを収容し、しかもダッシュパネルの下までエンジンが食い込んでいる様子がわかる。ステアリングラックは完全にエンジンの前に位置し、トランスミッションはドライバーと並んでいる。フロントのバンパー・リインフォースの地上高は他モデルとの衝突整合性(コンパティビリティ)を考えて高い位置にあるが、ボンネット部分からは独立している。これが1992〜93年に描かれた「セントラルミッドシップ構想」の図面であり、その後のRE搭載モデルのパッケージングに大きな影響を与えた