スクーターとしては大径な14インチホイールの採用は、やはり乗り味に安心感がある。
足つき性は両足ベッタリ、楽に地面を捉えることができる。シート高は769mm。ライディングポジションは膝を揃えてお行儀良く腰掛ける感じ。フラットフロアは広くないが、レッグスペースは窮屈ではない。
鋭い目つきのLED式ヘッドライトがあしらわれた精悍なフロントマスク。インドネシアではフロントにもナンバープレートの装着が必要で、そのためのステーが装備されている。
リーディングアクスル方式を採用したテレスコピックフォークは正立式。80/90-14インチサイズの装着タイヤは、インドネシア産FEDERAL製のFT235を履く。シングルディスクローターにはTOKICO製シングルピストンのピンスライド式油圧キャリパーが装備されている。
スマートにシュッとデザインされ、跳ね上げてフィニッシュする右出しマフラー。後輪直前にマウントされたeSP(ENHANCED SMART POWER)エンジンは水冷のロングストロークタイプだ。
リヤサスペンションは多くのスクーターが採用しているユニットスイング方式。左側にセットされたショックユニットにはダブルピッチスプリングが採用されている。
最終駆動のベルトを活用したVマチック式自動無段変速機を採用。上に重なってあるのは大容量エアクリーナーボックス。キャストホイールのハブ部にはリーディングトレーリングシュータイプのドラムブレーキが採用されている。
オーソドックスな手法で仕上げられたハンドルまわりだが、カバーデザインはどことなくセパハンをイメージさせる雰囲気がある。多角形バックミラーの採用もユニークだ。
ホンダ車一連のデザインが採用されている、ハンドル左側スイッチ。使用頻度を重視するためか、一番操作しやすい位置にプッシュキャンセル式のウインカースイッチがある。その上の大きな三角形がホーンボタン。上はディマースイッチ。ブレーキレバーにはサイドブレーキ用のロックレバーも装備されている。
ハンドル右側はシンプルに黒いスイッチがふたつあるのみ。下の小さいのがエンジン始動用のセルスタータースイッチ。上はアイドリングストップ用スイッチで、アイドルストップ機能の作動を任意停止できる、
横に長い長方形の液晶ディスプレイを組み込んだメーター。回転計は無いが、デジタルの速度計は見やすい。時計や燃料計、そして右横に伸びる棒グラフ表示の瞬間燃費計も装備されている。
ロングのダブルシートは前ヒンジで開方式。グラブバーもしっかりと装着され、タンデムライディングも快適そう。
シート下の収納は前方に18L容量のラゲッジボックスが装備されている。後方は5.5L容量の燃料タンクを配置。燃料給油時はシートを開ける必要がある。
写真の様にジェット型ヘルメットを後ろ向きにして収納することができる。+αでコンパクトなカッパぐらいは入れられる。
オープンタイプのフロントポケットを装備。左側は500mlのペットボトルも入れられる。中央部にはコンビニフックも設備されている。
盗難抑止のため、キーシャッター付きのイグニッションスイッチ。時計回りで電源ON。その直前のSEAT位置にすると右側のシーソースイッチが生かされ、下側を押すとシートを開ける事が出来る。
付属するリモコンキーは盗難防止アラーム用のスイッチ。駐輪場で自分のスクーターを見つける時に役に立つアンサーバック機能もある。
リヤシート後方をぐるりと半周するグラブバーと、テールカウルに組み込まれたテールランプデザインはフェンダーも含めてなかなか上質な仕上がり。クリアレンズのウインカーも含めて全てLEDランプ式だ。
スクーターとしては大径な14インチホイールの採用は、やはり乗り味に安心感がある。