この重量とサイズ感を125ccで楽しめる意外性にインパクトがある。
ブラック
国内販売されるのはこのカラーだ。
この堂々たるスケール感には驚かされる。シート高は660mmと低く、ご覧の通り両足はベッタリと膝に余裕を持って地面を捉えることができる。ハンドルもステップも前方にあり、上体は僅かに前傾する。前寄りのワイドステップは遠過ぎない。
外径の小さいコンパクトなヘッドランプ。リング状に連なるLEDライトとメインは12V35/35Wバルブが組み合わされている。オレンジレンズのウインカーは12V10Wバルブが使われている。
18本スポークのキャストホイールはなんと大胆な21インチサイズを採用。フロントフォークは倒立タイプ、前輪はリーディングアクスル方式で支持されている。ダブルディスクブレーキは3ピストンのピンスライド式で前後連動ブレーキが採用されている。
ワイドなパイプワークを見せるダウンチューブの間に綺麗に納められた縦長のラジエター。ブレーキの油圧ホースが片側2本ずつ有るのは前後連動用に入力が2系統方式になっている証である。
冷却フィンもある黒い水冷エンジンはSOHC2バルブの直(並)列の前傾2気筒。吸気系スロットルバルブ周辺も化粧っ気なくシンプルに仕上げられている。
直径を変えない筒状マフラーが水平に伸ばされ、最後は斜めにカットされている。マフラーやエキゾーストパイプの位置は張り出しが少なく地上高もあるので、十分なバンク角が確保されている。
地面近く水平にレイアウトされたツインショックが覗く。リヤリジッドを思わせるトラス構造のリヤアームだが、実はスイングアーム方式。低い位置にショックユニットがセットされ、伸び圧が通常とは逆パターン(スプリング部は同様)で作動する。
逞しい160/80-16インチサイズのリヤタイヤは、中国のCST(チェンシン)製を履く。ブレーキディスクはφ240mm。2ピストンのピンスライド式油圧キャリパーが採用されている。
ステップはダウンチューブにマウント。シフトペダルは、長いロッドと複数のリンケージを伴う苦心作に見えるが、試乗車は動きのスムーズさに難点が感じられた。
こだわりを表現する仕上げの美しい部品が使われた、前方マウントのワイドステップ。ブレーキ用のタンク一体型油圧マスターシリンダーも綺麗に仕上げられている。
大胆なプルバックハンドルではない事が意外。ごく普通にアップされた黒いパイプバーハンドルが採用されている。
ハンドル左側のスイッチは全部で4種。人差し指で扱う黄色いのはパッシングランプスイッチ。後は上から順にヘッドランプの上下光軸を切り替えるディマースイッチ、プッシュキャンセル式ウインカースイッチ、下のベストポジションにあるのがホーンボタンだ。
比較的見慣れたデザインのハンドル右側スイッチ。赤いのはエンジンキルスイッチ。下の黒いのが始動用セルスタータースイッチだ。中間はライティングスイッチ用スペースと思われるが、不要のためスイッチ自体は存在していない。
シンプルな丸型メーターは文字が青白く光るデジタル液晶表示式。バックランプにはLEDが使われているそう。外周が回転計、内側には大きく見やすい文字表示の速度計。その他燃料計やギヤポジションインジケーターもある。
フロントシートの着座位置が低く少しワイドにデザインされた前後一体式の段付きダブルシート。撮影車両には後席用背もたれクッションも装備されていた。
ピンクナンバーである事が愉快に思えてくるから不思議。テールランプとフェンダー中程にセットされているウインカーも普通の電球が使われている。
この重量とサイズ感を125ccで楽しめる意外性にインパクトがある。
ブラック