火曜カーデザイン特集：京セラ・モアイのデザインを読み解いてみる京セラのコンセプトカー「モアイ」に見る新たな道

京セラ・モアイ。一見レトロな外観だが、造形に新たな挑戦が感じられる。

光学迷彩技術により、ダッシュボードをディスプレイ化。

ダッシュボードに先の景色をリアルタイムに投影することで、あたかも透明に見せる。稲見教授は、現在の情報化技術の進化の中で、様々な入力は進化したものの出力の苦手さを指摘。車が人に対してより多くの形での出力が得られることで、人にとってもよきパートナーとなれるはずだ。

発表会場では、光学迷彩素材のボディカバーを被されていた。背後の景色が投影されている。シートにシワがあっても像が歪まないのは、人射光と同じ方向に反射するため。

空中ディスプレイ（左）と京都オパール（上）

LED照明とピエゾ素子によるスピーカーを備えた固定式ヘッドレスト、そしてダッシュボード。

検討のためのスケッチ。左上がチシタリア、そしてシトロエン2CV、DS。右上からモアイ検討のためのスケッチ。右下が今回のモデルに繋がる。

グリルからフェンダーへの造形もまた印象的だ。

モアイの主役となるのが、ダッシュボード。

先進のシートに、温もりのある素材のコンビ。

センターコンソール＆クラスターは車の心臓部。

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