ホンダS2000（1991-1996）大人しく走ろうなんて、ムリ【週刊モーターファン・アーカイブ】

低い位置のエアインテークは、ラジエーターの低さ＝低重心と低い空気抵抗を意識したもの。ややファニーな顔つきだが、その愛らしさもまた魅力的。

小さくまとめられたリヤセクションによって、サイズよりもコンパクトな印象を与える。またFRならではの十分なトランクスペースはミッドシップにはない大きな魅力。

マツダ・ロードスター以上に、徹底したロングノーズを実現。ボディ剛性の高さをベースとしたハードな走りは、なめてかかれない。

ブラック＆レッドのまさにスパルタンなインテリア。ドライバーオリエンテッドのインテリアは、若干パッセンジャーを無視した雰囲気もなくはないが、両席ともジェットコースター以上の楽しさ。

何と言ってもS2000の最大の特徴はエンジン。直列4気筒ならではの情熱的な回り方は、VTECを採用する4バルブDOHCとなることで、さらに個性的に。250ps/8300rpm、22.2kgm/7500rpmと超高回転型。

当時にして、かなり先進感のあるフルバケットシート。高いホールド性を有することで、高い快適性を備える。

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