このクラスは日本の土壌に相性が良い。パワーに不足はなく、重さも含めて過激過ぎないから快適。いつも気持ち良く走れる。
マットジーンズブルーメタリック
マットバリスティックブラックメタリック
キャンディークロモスフィアレッド
CGで描かれたスチール製ダイヤモンド・フレーム。リジッドマウントされることで4気筒エンジンも車体の強度メンバーに加わえられている。
ご覧の通り、両足はべったりと地面を捉えることができる。シート高は810mm。ステップがふくらはぎに軽く当たる。
新しい顔として定着している丸型のLEDヘッドランプ。主灯は内側の3蓮LEDで、ハイビームでは下側の3蓮が追加点灯する。
セパレート・ファンクション・フロントフォークと呼ばれるショーワ製SFF-BP倒立式を採用。ダンパー機構は右側にのみ内臓されている。ダブル・ディスクはφ310mm。NISSIN製のラジアルマウントキャリパーを装備。
中速域からのレスポンスが良く、さらに高回転域への吹き上がりも豪快な水冷648ccツインカム4気筒エンジン。吸排気系も含め、かなりコンパクトにデザインされている。
エキゾーストパイプ4本が整列した眺めは壮観。写真を撮る時にはついついこのシーンを強調したくなる。
4into1マフラーは、右出しのショートタイプ。なかなか格好が良いし、マスの集中化にも貢献するデザインだ。
リンクを持たないシンプルなモノショック構造を採用したリヤ・サスペンション。プリロード調節は10段階。ボトム側、スイングアームとの締結部にはピローボールが採用されている。
Y字の5本スポークがデザインされたキャストホイールは軽量化が追求されている。1ピストン・ピンスライド式油圧キャリパーを装備したリヤブレーキには、φ240mmローターが採用されている。
今回のマイナーチェンジで最も嬉しく感じられたのは、ハンドル(ステアリング)切れ角が大きくなった事。小回り性能が断然良くなっている。
左列は下からウインカー、ホーン、ディマー&パッシングスイッチ。人差し指で扱うのがトルクコントロールスイッチ。右側にはハザード用のプッシュボタンがある。
右側のハンドルスイッチはシンプル。赤いのがエンジンキルスイッチ、下の黒いのが始動用スタータースイッチだ。
軽量化も考慮されてコンパクトにデザインされた薄型メーター。各種警告灯の右側にはシフトアップインジケーターが灯る。表示文字サイズも拡大された。
上質な雰囲気を漂わせている前後セパレートタイプのダブルシート。丁寧なダブルステッチが入れられている。
脱着式のリヤシートを取り外すと、収納ボックスになっている。車載工具もここに止め置ける。オプションだがUSB(TYPE-C)コネクタも装備可能だ。
テールカウルを持たず、テールエンドがスッキリとシェイプされたフィニッシュ・デザインはなかなか格好良い。
乗車位置は細身にデザインされ、ステップ位置もなかなかスポーティである。
このクラスは日本の土壌に相性が良い。パワーに不足はなく、重さも含めて過激過ぎないから快適。いつも気持ち良く走れる。
マットジーンズブルーメタリック