腕時計のクロノグラフをイメージしたという丸型メーター。ネガティブ液晶のLCDが引き締まったスポーティな印象を与える。燃料計の下には走行モード毎にパワー、トラコン、エンブレ、DCTシフトスケジュールのパラメーターが表示される。
ステップが中間的な位置にある、いわゆるミッドコントロール。バンク角を稼ぐためクルーザーとしてはステップ位置がやや高めだ。シート高は700mmと低く、スリムかつ「くびれ」のある車体デザインのおかげで足着きはすこぶる良い。ハンドル位置もごく自然。
CRF1100Lアフリカツインの水冷並列2気筒OHC排気量1082ccエンジンは、バルタイ変更やフライホイール増量などによりレブル向けに最適化。270度位相クランクならではの鼓動感がより強調されている。今回試乗したDCT仕様と5月にリリースされるMT仕様がある。※写真はレブル1100
フロントブレーキはφ330mm大径ディスク&ラジアルモノブロックキャリパーをダブル装備するなどスポーツモデル並みの豪華さ。フロントフォークも正立ながらカートリッジ式でφ43mm極太インナーパイプに酸化チタンコートを施すなど本格的。もちろんABS標準装備だ。※写真はレブル1100
重厚かつ上質なパルス感を楽しめるようエキゾーストを新設計。低回転域では味わい深く、高回転域ではパワフルな鼓動感を感じられるはず。サイレンサーは2本の排気口を上下に重ねることで車体に沿うスリムなデザインを実現。※写真はレブル1100
リヤサスは伝統的なツインショックながら分離加圧式ピギーバックタイプ、いわゆるサブタンクを備えた構造とすることでスポーツ走行でも安定した減衰力を発揮。前後サスともプリロード調整機構付きで、タンデムや荷物に対しても細かく荷重設定できる仕組み。※写真はレブル1100
丸型小径ヘッドライトの中に直射式LED4灯を配したモダンなデザインが目を惹く。リムの左右内側にもLED導光セクションを設けることでスタイリッシュに被視認性も高めている。※写真はレブル1100
シンプルなナロースタイルを表現するためシングルサドルタイプを採用。ロングツーリングでの快適性も考慮しシートの厚みも十分とられている。※写真はレブル1100
ローポジションを強調する薄型でシンプルな楕円デザインのLEDテールランプ。ウインカーも含めクリアレンズのフルLEDとすることでスポーティかつ現代的な雰囲気に。※写真はレブル1100
レブル250/500に比べるとワイドなハンドルバー。センター部が太いテーパータイプとすることで大排気量モデルらしい逞しさも。さりげないツートンカラーがスタイリッシュなフューエルタンクは底面まで滑らかな曲線を描くフランジレス製法によるもの。※写真はレブル1100
左手側はモードスイッチで上の「SEL」で4モードから選択して、下の「MODE」で決定する。※写真はレブル1100
右手側はシフトスイッチで「A/M」がオートマとマニュアルの切り換え、「N」はニュートラル、「D」はドライブ。その下側にはクルーズコントロールのスイッチが見える。
DCTなので左側ステップにはチェンジペダルが無い。初めての人でもDCT操作にはすぐに慣れるはず。すべて自動で最適化され、クラッチも必要なければUターンでもエンスト知らず。使いこなせばこんなに便利で快適なものはない。
腕時計のクロノグラフをイメージしたという丸型メーター。ネガティブ液晶のLCDが引き締まったスポーティな印象を与える。燃料計の下には走行モード毎にパワー、トラコン、エンブレ、DCTシフトスケジュールのパラメーターが表示される。