発射後、急速に上昇する中SAM。右下に写り込んでいるのは射撃用レーダー装置。この直後、上空の雲に入り、弾体は見えなくなった。そのあと轟音が聞こえ、射撃用レーダー装置の担当員から命中したと聞く。事後、射撃指揮所で確認、命中までのようすなどを聞き、中SAMの性能の一端に触れた。
陸上自衛隊「03式 中距離地対空誘導弾」、中SAM。発射直後を捉えたもので、発射装置のキャニスターからミサイルが飛翔を始めている。写真/陸上自衛隊
手前がミサイルを収めたキャニスターを積む発射装置の車両。奥の丘の上に停車しているのが射撃用レーダー装置。システムを構成する装置を積んだ各車両は距離を開けて展開する。写真は説明用のもので実際の布陣はかなりの距離を取ったものになる。写真/陸上自衛隊
北米ニューメキシコ州マクレガーにある米軍の対空射場で実弾射撃訓練を行う「派米訓練」のようす。左側の運搬装填装置車両に積載されて運ばれたキャニスターを移送アームで右側の発射装置車両へ移し替えている。移設は自動作業で行われる。移送アームの先端にはカメラが設置され、自己位置とキャニスターとの位置関係を自動評定して作業する。キャニスターはアーム先端部の4本の爪で固定する仕組み。
中SAMシステムの各装置は有線と無線で繋がれる。有線で繋がれる装置には人力でケーブルを引き出し連接させる。派米訓練は実戦想定で行われるため、号令一下、所要の時間内で射撃準備から完了までを行なう。隊員らは長く重いケーブルを担いで猛ダッシュする。
射撃準備を整え、キャニスターを立ち上げた発射装置車両。ランチャー車とも呼ばれる。アウトリガーで車体を固定し、後尾には噴射を後方へ逃す鋼板を降ろしている。
中SAM発射の瞬間。土煙が起きた後、明るい噴射炎とともにミサイルが飛び出し上昇を始める。写真は発射装置から数㎞の安全距離を取り、望遠レンズで撮影したものを拡大している。
発射後、急速に上昇する中SAM。右下に写り込んでいるのは射撃用レーダー装置。この直後、上空の雲に入り、弾体は見えなくなった。そのあと轟音が聞こえ、射撃用レーダー装置の担当員から命中したと聞く。事後、射撃指揮所で確認、命中までのようすなどを聞き、中SAMの性能の一端に触れた。
陸上自衛隊「03式 中距離地対空誘導弾」、中SAM。発射直後を捉えたもので、発射装置のキャニスターからミサイルが飛翔を始めている。写真/陸上自衛隊
手前がミサイルを収めたキャニスターを積む発射装置の車両。奥の丘の上に停車しているのが射撃用レーダー装置。システムを構成する装置を積んだ各車両は距離を開けて展開する。写真は説明用のもので実際の布陣はかなりの距離を取ったものになる。写真/陸上自衛隊