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モデルチェンジで3馬力アップ! 新型ホンダCBR250RRを徹底解説|38馬力→41馬力、スリッパークラッチを新採用

  • 2020/07/24
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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ホンダ CBR250RR グランプリレッド(ストライプ)

水冷4ストロークDOHC 4バルブ直列2気筒249ccエンジンを搭載した軽二輪スーパースポーツモデル「ホンダ CBR250RR」がモデルチェンジ。エンジン、点火系、排気系の変更で最高出力は38馬力から41馬力にアップ。「アシストスリッパークラッチ」を標準装備し、「クイックシフター」もオプション設定するなど、サーキットでタイムを削るための装備が投入された。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

「アシストスリッパークラッチ」を標準装備。「クイックシフター」はオプション設定/発売日:2020年9月18日(金)

ホンダ CBR250RR……85万4700円(消費税10%込) カラー:グランプリレッド(ストライプ)

ホンダ CBR250RR……82万1700円(消費税10%込) カラー:マットガンパウダーブラックメタリック、パールグレアホワイト、グランプリレッド

マットガンパウダーブラックメタリック
マットガンパウダーブラックメタリック
パールグレアホワイト
グランプリレッド

 ホンダの250ccスポーツモデル「CBR250RR」が、出力向上や「アシストスリッパークラッチ」の採用などで熟成を図るとともに、カラーリングを変更し、2020年9月18日(金)に発売される。
 今回は、CBR250RRの一部仕様を変更。低速域から高速域に渡る力強い出力特性としながら、パワーウエイトレシオの向上に合わせた、さらなる操りやすさを追求。スーパースポーツモデルとしてのトータルコントロール性能の進化が図られた。

 パワーユニットでは、新形状のピストンにより高められた圧縮比に対応するため、ピストンリング溝に錫メッキ処理を追加。また、浸炭処理により強度を高めた、「浸炭コンロッド」を採用。
 フリクションロスを最小限に抑えるため、バランサーシャフト軸の小径化や、バルブスプリング荷重を低減。エンジン内のポンピングロス低減につながる、シリンダー下端への切り欠きを追加するなど、最高回転数を高めながら、圧縮比、点火時期、吸気系部品の最適化やマフラー内部構造の変更などを施すことで、前モデルに対し、最高出力と最大トルクの向上を実現している。

【新モデル】
最高出力 (kW[PS]/rpm):30[41]/13,000
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm):25[2.5]/11,000
圧縮比 :12.1

【前モデル】
最高出力 (kW[PS]/rpm):28[38]/12,500
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm):23[2.3]/11,000
圧縮比 :11.5

 出力アップと出力特性の変更に伴い、スロットルグリップ操作に対して、より緻密なスロットルバルブの制御を行う「スロットルバイワイヤシステム」を採用。また、ライディングモードの各パラメーター設定値を最適化し、ライダーの好みに合った「3種の出力特性の選択」を可能にしている。
 また、新たに、クラッチレバーの操作荷重と、シフトダウンに伴う後輪ホッピングを軽減する「アシストスリッパークラッチ」を標準装備。別売りの純正アクセサリーとして、シフトアップ/シフトダウン時の、より素早いシフトチェンジ操作を可能とする「クイックシフター」を設定。より操りやすく、快適でスムーズな乗り味を獲得している。

 フロントに倒立型サスペンション、リアには左右非対称形状のアルミ製スイングアームと、路面追従性に優れたプロリンクサスペンションを組み合わせて採用したほか、制動時の安心感をより高めるABSを標準装備。
 新しいカラーリングは、グランプリレッド(ストライプ)、マットガンパウダーブラックメタリック、パールグレアホワイト、グランプリレッドの4色をラインアップ。先鋭的なスタイリングをより際立たせる配色と、新たなデザインのストライプを採用するとともに、全カラーともにゴールドのホイールに変更されている。

デザイン

エキサイティングな走りをイメージした、攻撃的なフォルム

 低く構えたロングノーズから高く跳ね上げたテールに渡る、先鋭的なウェッジシェイプを実現。ライディングポジションは、ライダーとマシンが一体となれるスーパースポーツらしい設定とし、マシンコントロールのしやすさを追求。タンク後端からシート先端部を絞り込むことで、ニーグリップのしやすさと良好な足着き性にも配慮。

 ボディサーフェスは、硬質で塊感のある面構成で「力強さ」を、キレのあるエッジにより「速さ」を表現。ロアカウルは走行風を効果的に導き、エンジン回りの冷却にも寄与している。

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