ドライブトレイン 塩害耐久 salt damage

• 2019/05/05

ブックマークする

実車の耐久信頼性テストの項目中で、塩分による錆び、腐食を対象にいう。寒冷地域において、冬季路面凍結防止のために塩が散布される。この塩分により、車両を長期間使用すると車両外板、サスペンション、エンジンなどに赤錆び、穴あき、肉厚減による破損、機能障害(塩害)が発生する。開発段階でこの現象を短期間に評価するために、試験室に実車を搬入し、塩を散布した路面での追従走行を模擬した塩水(海水程度)噴霧、高温、多湿、乾燥環境に放置、さらには路上走行を加え車体に、飛石などによる刺激と塗膜の傷つけを行う。これらの評価項目を織り込んだサイクルを繰り返し、塩害を評価する。この試験は評価内容、仕向け地などで異なるが、通常4～6か月を要する。

-大車林