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新たなトレンドを見逃すな! 驚きのマツダ製EVが鮮烈すぎる マツダからEV専用モデル「MX-30」登場! なんと2020年発売!【東京モーターショー2019】
- 2019/10/23
- CAR STYLING編集部 松永 大演
魂動(こどう)デザインで、日本どころか世界を席巻したともいえるマツダ。その勢いは収まるところを知らず、なんと完全EVモデルを発表してきた。それも来年(2020年)発売というのだから、ちょっとワクワクだ。
マルチソリューションのひとつとして登場するマツダのEVモデル。「人間中心」という開発思想はまさにマツダらしく、電動モーターによる滑らかな動きがまさに人馬一体の感覚を生み出すという。
すぐにモーターショーの現場からどんどん記事がアップされると思うが、いま現在は資料が非常に少ない状態で、この1点の写真だけしかきていないのだが、ここではデザイン&パッケージについて解説してみよう。
まず最大の注目が、これは魂動デザインなのか? ということ。ある意味、クルマに魂を与えることという意味合いもあると思うのだが、かなりプレーンな造形であることがわかる。またフロントグリルもこれまでの造形とは大きく異なる。
かつて現行ロードスターを発表した時に、かなりの変化球との説明もあったが、こちらMX-30もその変化球という捉え方になるのだろうか。このあたりは、もう少しじっくりと観察してから、コメントしてみたい。
そして、写真を改めて見て欲しいが、人との対比でいうとコンパクトなモデルであることがわかる。そしておそらくドアはRX-8同様の両開き式のはず。それと気になるのが、リヤゲートに結構つけられた傾斜だ。
つまりは2人のためのクルマがこのモデルに与えられた使命ではないか? と思うとピンとくるクルマがあるはず。1980年登場の5代目ファミリアだ。FF化された最初のファミリアで、若者に爆発的な支持を受けた。
よく見て見ると、1980年の若者のニーズに応えるパッケージと40年後の2020年にMX-30で若者に向けたパッケージを再度求めてみるというのもちょっとロマンチックだ。
リヤの短いオーバーハングも、「足るを知る」「余分なものな不要」「自分たち向けのクルマ」というレイアウトでもある証なのではないだろうか。おそらくは、いつからの時代か多くを求めすぎるところから、何か鈍感になってしまったものがあるのかもしれない。
もう一度あのころを思い出して、クルマとの関係を再構築するのもいいのではないかな?