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電動トライアルバイク ヤマハ『TY-E』、テクノロジーの一部がE01・02へフィードバック【東京モーターショー2019】

  • 2019/10/23
  • 伊藤英里
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 市販車のみならず、二輪モータースポーツの世界でも、電動化の波がやってきている。今回注目したいのは、第46回東京モーターショー2019のヤマハブースで展示中の、競技用電動トライアル車『TY-E』だ。
REPORT/PHOTO●伊藤英里(Eri Ito)

 ヤマハの電動トライアル車TY-Eは、2018年からFIMトライアル世界選手権 TRIAL Eクラス、つまり電動トライアル車で争われるクラスに2年間、参戦した。ライダーは日本を代表するトップトライアルライダーの黒山健一。黒山は今季、全日本トライアル選手権 IAスーパークラスにも参戦している。

 トライアルとは、速さを競うロードレースなどとは違い、岩や大木などの障害物をバイクに乗ったまま、いかにバイクから降りず、足を着かずに乗り越えていく競技である。黒山がライドしたTY-Eで、ヤマハはトライアル世界選手権 TRIAL Eクラスで2018年、2019年と2年連続でランキング2位に輝いた。

 このTY-Eはカーボン製のモノコックフレームが採用されており、高回転型の小型高出力モーターを搭載。フライホイールやメカニカルクラッチなどが採用されている。このメカニカルクラッチによって、必要なパワーを溜め、トライアルに必要な爆発的なパワーを、一気に放出することができるという。

 また第46回東京モーターショー2019でコンセプトモデルとして世界初公開された電動スクーターE01とE02に、このTY-Eのテクノロジーの一部がフィードバックされているということだ。

 2020年のトライアル世界選手権 TRIAL Eクラス参戦は白紙状態だというが、ぜひとも継続参戦して、ますます電動バイクの可能性を見せてほしい。

『TY-E』のフロント回り
『TY-E』のリヤ回り
バッテリーはリチウムイオンを搭載

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