縦型50ccエンジンはなぜパワーを出しやすい? ホンダ エイプを根掘り葉掘り。|シリーズ全モデル掲載
- 2019/12/01
- MotorFan編集部 北 秀昭
◆エイプの歴史をチェック
2002年(平成14年) 合計42タイプのカラーオーダープランを採用
カラーオーダープランは、下記のパーツを組み合わせる事で、全42タイプ(標準色1タイプ含む)の豊富なカラーバリエーションからの選択が可能。
・燃料タンクを7色設定
・フレームを3色設定
・フェンダー・サイドカバー・ヘッドライト周りのセットを2色設定
これらのカラーオーダープランは、Hondaのホームページ上でシミュレーションができ、容易にカラーの組み合わせを確認することができた。
2003年(平成15年) デラックスタイプを追加
車体色をブラックとし、ガソリンタンクロゴにはウイングマークを採用。ヘッドライト、ハンドル、トップブリッジにメッキパーツを採用するとともに、クランクケース、シリンダーヘッドカバー、フロントフォークボトムケースにバフがけを実施。ホイールはシャンパンゴールドとし、高級感溢れるデラックスタイプとしている。
2004年(平成16年) リバーサイドブルー(新色)を追加
継続色のクラシカルホワイトに加え、新たにリバーサイドブルーを採用。
2005年(平成17年) プラズマイエロー(新色)を追加。デラックスはカラーリングを変更
鮮やかなプラズマイエローのカラーリングを追加。これまでのクラシカルホワイト、リバーサイドブルーと合わせて3色の設定とした。
「エイプ・デラックス」では、フレームにはファイティングレッド、ホイールにはマグテックゴールドメタリックのカラーリングを採用。また、前後のフェンダーや燃料タンク、サイドカバーにシャスタホワイトとブラックの2色を設定。さらに、燃料タンク側面のロゴを「Hondaウイングマーク」から「HONDA」に変更するとともに、サイドカバーにもストライプを施すことで、スポーティなイメージとしている。
2006年(平成18年) カラーリングを変更
鮮やかなファイティングレッドと精悍なグラファイトブラックのカラーリングを新たに採用し、清涼感漂うクラシカルホワイトと合わせて3色を設定。
エイプ・デラックスでは、燃料タンクとサイドカバーにツートーンのカラーリングを採用した、シャスタホワイトとプラズマイエローの2色を設定。シャスタホワイトはフレームをファイティングレッド、プラズマイエローではブラックとすることで、よりスポーティなイメージにアレンジ。
さらに、両カラーともにシートをブラックとグレーのツートーンとし、前・後ホイールをブラックのカラーリングとすることで、足周りをより引き締めたフォルムとしている。
2007年(平成19年) キャブレターからインジェクション(電子制御燃料噴射システム/PGM-FI)に変更
キャブレターからフューエルインジェクションに変更。環境性能のさらなる向上と、優れた始動性やスムーズな走りに寄与する、電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)が新採用された。
また、排気ガスを浄化する触媒装置(キャタライザー)をエキゾーストパイプ内(マフラー途中にある膨らみの部分)に採用することで、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合させている。
燃費は93.0km/L(30km/h定地走行テスト値)を達成し、従来モデルに比べ3.0km/Lの向上を図りながら、力強くスムーズな走りを両立。
エイプの車体色は3色を設定。燃料タンクにはウイングマークを、サイドカバーには「Ape」のロゴを配している。エイプ・デラックスの車体色は2色を設定。下記の専用仕様を採用し、高級感と個性を一層際立たせている。
・パイピングを施したツートーンシート
・クロムメッキ仕上げのハンドルバーとトップブリッジ
・バフ仕上げの左右クランクケースカバー、エンジンヘッドカバー、フロントフォークのアウターチューブ
・ゴールド塗装の前後ホイール
2008年(平成20年) 「ドリームCB750FOUR」をイメージした“スペシャルモデル”を限定発売
専用の車体色を採用した「エイプ・50 スペシャル」を受注期間限定で発売。往年の名車「ドリームCB750FOUR」をイメージさせる、キャンディーブレイズオレンジを採用。クロームメッキヘッドライトカバーやクロームメッキハンドル、専用サイドカバーマークなど装備を充実させた。
このモデルより、車名が「エイプ」から「エイプ・50」に変更されている。
2008年(平成20年) エイプの最終モデル。前後にディスクブレーキを採用した「エイプ・50 Type D」も追加
「エイプ・50」に新色を追加するとともに、前後輪にディスクブレーキとアルミ製キャストホイールを採用した「エイプ・50 Type D」をラインナップ。
「エイプ・50」は、鮮やかなリバーサイドブルーを追加し、従来のクラシカルホワイト、グラファイトブラックと合わせ計3色のカラーバリエーション。
新たに追加された「エイプ・50 Type D」は、「エイプ・50」をベースに、前後輪に制動性・コントロール性に優れた油圧式ディスクブレーキ。また、後期型のNSR50/80やNSF100と共通のアルミ製キャストホイール(6本スポークタイプ)を採用し、スポーティな仕様に仕上げている。
車体色は、デジタルシルバーメタリックとバイブラントオレンジ、グラファイトブラックとキャンディーフェニックスブルーの2タイプのツートーンを設定。それぞれ斬新なストライプを燃料タンクとサイドカバーに採用し、シートはブラックとグレーのツートーンタイプとしている。また、エンジンには精悍なマットグレー塗装を施した、クランクケースカバーとシリンダーヘッドカバーを採用することで、カスタム度を向上させた。
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