モト・グッツィ、V7IIIはレーサースタイルもよく似合う。限定仕様車2機種発売|V7III RACER 10th ANNIVERSARY/V7III Stone S
- 2020/03/28
-
MotorFan編集部
ピアッジオグループジャパン株式会社は、モト・グッツィの人気モデルであるV7 IIIシリーズに、誕生10周年記念特別仕様車『 V7 III Racer 10th Anniversary:メーカー希望小売価格 1,375,000円(消費税10%込み)』と、世界限定750台の『V7 III Stone S:メーカー希望小売価格1,298,000円(消費税10%込み)』の2台の特別仕様車を2020年3月27日より全国のモト・グッツィ正規販売店にて受注を開始し、5月中旬より順次出荷を開始する。
①MOTO GUZZI V7 III Racer 10th Anniversary……1,375,000円(消費税10%含む)
2010年に登場したMoto Guzzi V7 Racerは、2015年にV7II Racerへと進化し、さらに2017年に第3世代が誕生。そして2020年に最初のモデル誕生から10周年を祝い、新型トップフェアリングとフルLEDライトを採用し、更に個性的でスポーティなルックスに磨きをかけた。
わずか750台の限定生産されるV7III Stone Sは、コモ湖畔のマンデーロ工場で組み立てられる「セブン-フィフティ」エンジンの排気量に由来する数字で、シリアル番号がハンドルバーライザーに刻まれる。
MOTO GUZZI V7 III Racer 10th Anniversaryの概要
メーカー希望小売価格:1,375,000円(消費税10%込)
カラー:レーサー
受注開始日:2020年3月27日(金)
出荷開始時期:2020年5月中旬
2010年に誕生したモト・グッツィV7Racerは、最もスポーティなスピリットを持ったV7シリーズの代表的モデルで、2015年にV7II Racerが登場、2017年には第3世代へと進化を続け、2020年には誕生10周年を記念し、その伝統を踏まえてモト・グッツィV7III Racerを刷新する。
新しいモト・グッツィV7III Racer10周年記念モデルは、ウィンドシールドが組み込まれた新型トップフェアリングを採用し、スマートでスポーティ、そして本格的なカフェレーサースタイルに磨きがかかりました。「10周年記念」の特別なディテールを際立たせる赤色の専用グラフィックがトップフェアリングを強調し、またシングルシートカバーにも赤いグラフィックを施している。
トップフェアリングの中央には新型のフルLEDヘッドライトが納まり、またテールライトやターンシグナルライトにもLEDを採用している。更に薄くスマートなリアマッドガードと新型「バーエンド」バックミラーがモダンでダイナミックな外観を更に強調する。コモ湖畔にあるマンデッロの工場から世に送り出された歴代カフェレーサーを彷彿させる特徴的なスタイルに習い、この10年間の伝統に敬意を表したスタイリングを採用している。クラシックなレザーストラップが燃料タンク上部に取り付けられ、初代の2010年モデルをと同様に、美しい光沢のあるクローム仕上げのスチールタンクを採用し、ボディサイドのゼッケンプレートには、“ナンバー7”とイタリア国旗をモチーフに赤い縁取りが施されている。
その他にもこの記念モデルには、1971 V7 Sportの「telaio rosso」(赤いフレーム)と呼ばれているフレーム&スイングアームをオマージュした、「Rosso Corsa」フレームも継承している。赤ステッチでスパルタンな外観のシングル風シートには、取り外しが可能なシートカウルが装着され、セミアップのセパレートハンドルバーと、ブラック仕上げのアルミニウム製ホイールリムには、赤いMoto Guzziステッカーが配置され、V7Racerの独特なイメージを保っている。また、ステアリングヨーク上には特別モデルを示すグラフィックと共にナンバリングが施され、V7シリーズで最もスポーティなだけでなく、最も洗練されたパーツを備えたモデルであり、モト・グッツィのパフォーマンスを表現した真のカスタムモデルであることを主張している。美しく切削加工されたアルミニウム製バックステップと、丸く肉抜きされたトップブリッジガードがレーシーな雰囲気を盛り立てる。さらには、熟練した職人による手作業がプレミアムな質感を更に際立たせる、ブラックアルマイト加工が施されたアルミニウム製パーツをサイドカバーやスロットルボディカバーに使用している。
V7III Racer10周年記念モデルは最新のダンロップ製Arrowmax Streetsmartタイヤを装着し、高いパフォーマンスを実現し、カフェレーサーのダイナミックな特性を満喫することができる。
②MOTO GUZZI V7III Stone S……1,298,000円(消費税10%含む)
MOTO GUZZI V7 III Stone Sの概要
メーカー希望小売価格:1,298,000円(消費税10%込)
カラー:スポルティーボグレー
受注開始日:2020年3月27日(金)
出荷開始時期:2020年5月中旬
モト・グッツィの歴史において“S”の車名は、赤いフレームが特徴の1971年式V7Sportに続く1974年式750Sなど、70年代初期のスポーティなモト・グッツィを思い起こさせる。この豊かな伝統にインスパイアされた、Sバージョンと呼ぶに相応しいモト・グッツィV7 III Stoneの最新の限定モデルが V7III Stone Sです。シリアル番号入り限定モデルとして生産され、シリーズの中で最もモダンなモデルであり、本質的なスタイルとカスタマイズに対する強いこだわりが特徴だ。
2020年のV7 IIIファミリーの中で限定生産される唯一のモデルとなるモト・グッツィV7 III Stone Sは、僅か750台の生産となり、これは「750」の排気量に由来する数字だ。この限定モデルの特別感をさらに強調するために、シリアル番がハンドルバーライザーに刻まれている。
新型モト・グッツィV7 III Stone Sの最大の特徴は、黒色のレザーストラップで覆われた美しいサテンクローム仕上げの燃料タンクと、ヘッドライトやテールライト、ターンシグナルを含むフルLEDライトだ。V7 III Stoneの「ナイトパック」で初めて採用されたモダンで先進性を追求したデザインのLEDヘッドライトと、取付位置を低く設定したアナログ式シングルメーター、そしてより短くスマートなマッドガードを装備し、新型「バーエンド」バックミラーと共にこれら全てがStone Sをよりスレンダーでダイナミックなシルエットに仕上げている。
その他、燃料タンクの両サイドで常に存在感を誇示するイーグルバッジ、ショックアブソーバースプリング、赤色のステッチがエレガントさを強調する撥水加工を施したアルカンターラ®を使用した専用シート等、数多くの赤色のディテールがスポーティ感を演出している。さらにはブラックアルマイト加工を施したアルミ製ビレットのロック式燃料タンクキャップや、専用ロゴをあしらったアルミ製のサイドカバーが特別感を演出している。
スロットルボディカバーにはアルミ地を生かしたナチュラルなアルマイト加工を施し、幾層にも重なった冷却フィンがエレガントなシリンダーヘッドと調和させている。
モト・グッツィV7 III Stone Sでは、高性能なダンロップ製Arrowmax Streetsmartタイヤを初めて採用し、ダイナミックな特性を強調すると共に、最新の全く新しいスポーティ感を演出している。
V7IIIシリーズ概要
V7はモト・グッツィのラインアップの中でも最も基幹となるモデルだ。1967年にイタリアで最初に発売されて以来、V7はラインアップの中核となり、イタリアンモーターサイクルの代表格へと成長。傑出した性能とデザインで、幅広いユーザー層から高い人気を集めている。モト・グッツィはそれから50年の節目となる昨年2017年に第三世代となるV7IIIを導入した。V7は2009年以来、モト・グッツィの最量販であり、モト・グッツィへのエントリーモデルの役割を担い、男女を問わず若い世代にも所有することを誇りに思わせる、マンデッロ・デル・ラリオで生産される、モーターサイクルを象徴する1台だ。
新しいエンジンを採用したV7 IIIシリーズは、最高出力が10%向上したが、単なるパフォーマンスの向上はV7の改良の主目的ではなかった。マンデッロから送り出される第三世代の「750」は、カテゴリーの中でもサイズと重量が抑えられて乗りやすい、モト・グッツィのエントリーモデルであり続ける。それと同時に、他に類を見ない縦置きVツインエンジンによって引き立てられる、モト・グッツィ特有のキャラクターを備えている。スチール製フレームは、フロント部分が完全に改良、強化され、コーナーにおけるダイナミックな走り、より良いハンドリングと安定性を発揮する新しいステアリングジオメトリーを実現。現代のライダーのライディングニーズを満たす。最高出力は52HP/6,200rpmまで引き上げられた。最大トルクは60Nm/4,900rpmを発揮し、モト・グッツィのエンジンらしいキャラクターと俊敏なレスポンスに扱いやすさを融合させた、極めてフラットなトルクカーブを持つ。
V7 IIIは、ABSシステムと、新しい調整式MGCT(モト・グッツィ・トラクション・コントロール)システムを装備。前者は急ブレーキング時にホイールロックを防ぐ2チャンネルのContinental製システムで、後者は加速時にリアホイールのスピンを防ぐシステムだ。新しいMGCTシステムは、感度レベルを2段階に調整可能です。ひとつは、濡れているあるいは滑りやすいアスファルトのようなグリップの低い状況で、控えめかつ理想的に作動するように。もうひとつはドライ路面で安全にスリリングな走りを楽しめるように設定されている。MGCTシステムのもうひとつの特徴は、トラクションコントロールシステムが常に正確に作動するよう、タイヤの摩耗や純正とは異なるプロファイルのタイヤの使用による、リアタイヤの外周長の変化を補正することだ。
モト・グッツィ V7III Racer 10th Anniversary/V7III Stone S 主要諸元
エンジン:4ストローク 空冷90°V型 2気筒 OHV 2バルブ
総排気量:744cc
ボア×ストローク:80mm×74mm
最大出力:38kW(52HP)/6,200rpm
最大トルク:60Nm/4,900rpm
燃料供給方式:マレリ製電子制御燃料噴射システム
始動方式:セルフ式
トランスミッション:6速リターン
クラッチ:乾式単板
フレーム:高張力鋼管モジュラーダブルクレードル
フロントサスペンション:Φ40mm 油圧式テレスコピックフォーク
リア サスペンション:油圧式ツインショックアブソーバー、スプリングプリロードアジャスタブル
フロントブレーキ:320mmステンレスシングルディスク ブレンボ製異径対向4ピストンキャリパー
リアブレーキ:260mmステンレスディスク フローティング 2 ピストンキャリパー
フロントタイヤ:100/90-18"
リアタイヤ:130/80-17"
全長/全幅:2,185mm/740 mm(Racer)、 800mm(Stone S)
シート高:770mm
ホイールベース:1,463mm
燃料タンク容量:21L
車両重量:209kg※走行可能状態(燃料は90%搭載時)
セーフティシステム:MGCTトラクションコントロール、ABS
製造国:イタリア
|
|
自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebバイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!
原付免許で乗れるのか……? ハーレーダビッドソンの電動バイク...
- 2019/01/27
- ニューモデル
CBR250RRの贅沢な乗り味はライバル250ccスポーツを圧倒する【...
- 2019/01/23
- ニューモデル
【上下で5800円】“あのワークマン”が本気でバイク用レインウ...
- 2019/03/08
- ニュース・トピック
【トルク3割増】PCXハイブリッドの150cc版に試乗! スタート...
- 2019/08/14
- ニューモデル
出川哲朗「充電させてもらえませんか?」の電動バイクを真面...
- 2019/02/16
- ニューモデル
加速は? 距離は? 電動バイクって実際どうなの? ホンダ PCX...
- 2019/10/11
- ニューモデル
解決します! 交通ルールの素朴なギモン
あおり運転は百害あって一利なし! でも、もしかしたら被害者...
- 2019/09/28
- トピック
【上半身ハダカでバイク運転は許される?】法律上の露出度の...
- 2019/08/12
- ニュース・トピック
【半キャップでのヘルメットで大型バイクは乗ってよい?】現...
- 2019/08/11
- ニュース・トピック
これで完璧!クルマの乗車定員と子供の数え方。【シートベル...
- 2019/08/10
- トピック
自転車用や工事用ヘルメットでバイクを運転!はナニ違反?【...
- 2019/07/18
- ニュース・トピック
50ccで義務の二段階右折。義務のない125ccの原付二種でやった...
- 2019/05/08
- ニュース・トピック
3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説
3分でわかる! スーパーカブのエンジンが壊れない理由……のひ...
- 2019/10/01
- トピック
3分でわかる! マツダのSKYACTIV-X(スカイアクティブ-X)っ...
- 2019/11/18
- トピック
スーパーカブとクロスカブの運転が楽しいのは自動遠心クラッ...
- 2019/08/20
- トピック
ホンダCB1100の並列4気筒にはなぜV8のようなドロドロ感がある...
- 2019/07/09
- コラム・連載記事
ホンダ・シビック タイプRの謎、4気筒なのになぜマフラーが3本?
- 2019/06/20
- ニュース
3分でわかる!アシスト&スリッパークラッチって何? 250ccか...
- 2020/01/25
- トピック