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排気量アップと電子制御の追加で体制は盤石! アドベンチャーツアラー、新型スズキ Vストローム1050/XT登場。

  • 2020/04/18
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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スズキ V-STROM(ストローム)1050XT。写真は「DR750S」をベースとした1988年のパリ・ダカール・ラリー出場マシン「DR-Z(ジータ)」をイメージした特別色「ヘリテージスペシャル(ブリリアントホワイト/グラスブレイズオレンジ)」。

スズキは2014年に国内発売されたスポーツアドベンチャーツアラー「Vストローム1000」を全面改良し、NEWモデル「Vストローム1050」と「Vストローム1050/XT」を2020年4月24日に発売。長距離ツーリングでより快適に走行を楽しむことができるよう、エンジン性能を向上し、電子制御システムや装備の充実を推進。パリダカ仕様のスペシャルカラー「ヘリテージスペシャル」にも注目だ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

オフィシャル動画も絶賛公開中

2020 V-STROM 1050/XT official technical presentation video -All ver.- | Suzuki(Suzuki Global)
2020 V-Strom 1050 and V-Strom 1050XT official video( SuzukiBikesUK)

スズキ V-STROM(ストローム)1050……143万円(税込) ※カラーは3色

最新の電子制御システム「S.I.R.S(スズキインテリ ジェントライドシステム)」を新搭載

グラススパークルブラック/ソリッドアイアングレー
グラススパークルブラック/ソリッドアイアングレー
グラススパークルブラック
グラススパークルブラック
グラススパークルブラック/ブリリアントホワイト
グラススパークルブラック/ブリリアントホワイト

水冷DOHC1036cc 90°Vツインエンジンは、低回転から豊かなトルクを発生し、高回転までスムーズに吹けあがる扱いやすい特性。
 スズキ「V-Strom1000」は、2014年に国内で発売されて以来、街中から高速道路、山岳路まで、長距離ツーリングでの様々な状況で快適に走行を楽しむことができるスポーツアドベンチャーツアラーだ。

 今回、全面改良された新型の「V-STROM1050」と「V-STROM1050XT」のを開発コンセプトは、「The Master of Adventure(冒険の達人)」。

「どこまでも走りたい」「山岳路でも自由にマシンを扱いたい」というライダーの願いを念頭に置き、長距離ツーリングでより快適に走行を楽しむことができるよう、エンジン性能を向上させ、電子制御システムや装備の充実を図っているのがポイントだ。

 低中速域での力強さと扱いやすさ、低燃費がポイントの、最大出力:78kW(106ps)/8,500rpm、最大トルク:99Nm/6,000rpmを発揮するV型2気筒1036ccエンジンは、電子制御スロットルの採用や、吸排気タイミングの調整により、出力を5kW(6.8馬力)向上しつつ、新型の二輪車を対象に導入される『令和2年排出ガス規制』に対応。

 また、出力特性を3つの中から選択可能な「SDMS(スズキドライブモードセレクター)」や、3段階から選択可能な「トラクションコントロール」など、様々な走行シーンに対応する電子制御システム「S.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)」を新たに搭載。長距離ツーリングに求められる、使い勝手や利便性を向上させた。

 スタイリングは、1988年に発売したスズキ初のアドベンチャーバイク「DR750S」をモチーフにしたデザインを、より現代風にアレンジ。これにより、スポーツアドベンチャーツアラーらしい、力強いイメージを強調。また、高さの調整が可能なウインドスクリーンに加え、頑強なスタイルを演出するアルミ製のテーパー 形状のハンドルバーを標準装備している。

写真はアルミニウムワイヤースポークホイールを装備した「V-STROM1050XT」。

 フロントには、剛性が高く、直径43mmのKYB製倒立フロントフォークを採用し、無段階のダンピングアジャスターとスプリングプリロードアジャスターを装備。

 リアには、KYB製リンク式モノショックリヤサスペンションを装備。工具なしでスプリングプリロード調整できる、ノブ式プリロードアジャスターを採用。伸び側減衰力調整機構も装備し、二人乗りや荷物の積載状況、路面状況に合わせた細かなセッティングを行うことが可能だ。

 「V-STROM1050XT」にはアルミニウムワイヤースポークホイール、「V-STROM1050」には10スポークアルミニウムキャストホイールを装備して、高い快適性と爽快な乗り心地を提供。タイヤは、フロント110/80R19、リア150/70R17の専用設計されたブリヂストン製「BATTLAX Adventure A41」を採用。軽快なハンドリングと高いグリップ力に貢献しているのがポイントだ。

スズキ V-STROM(ストローム)1050XT……151万8000円(税込) ※カラーは3色

豪華版の“XT”には「クルーズコントロール」「ヒルホールドコントロール」「ロードディペンデントコントロール」「スロープディ ペンデントコントロール」を搭載

チャンピオンイエローNo.2
チャンピオンイエローNo.2
グラススパークルブラック
グラススパークルブラック

 豪華版の「V-STROM1050XT」には、新採用の「クルーズコントロール」や「ヒルホールドコントロール」のほか、荷重や下り坂に応じてブレーキを制御する「ロードディペンデントコントロール」や「スロープディ ペンデントコントロール」など、贅沢な電子制御機能を搭載。

「V-STROM1050XT」には上記に加え、ワイヤースポークホイールやナックルカバー、アルミ製アンダーカウリング、アクセサリーバー、センタースタンド、シート高調整機能、LED式ターンシグナル、12Vアクセサリーソケットを新たに標準装備。

“XT”には、パリ・ダカール出場マシン「DR-Z(ジータ)」をイメージした特別色「ヘリテージスペシャル」も登場

ブリリアントホワイト/グラスブレイズオレンジ
ブリリアントホワイト/グラスブレイズオレンジ

 「V-STROM1050XT」には、「DR750S」をベースとした、1988年のパリ・ダカール・ラリー出場マシン「DR-Z(ジータ)」を彷彿とさせるブリリアントホワイト/グラスブレイズオレンジの特別色「ヘリテージスペシャル」も設定。

「V-STROM1050」と「V-STROM1050XT」 装備の違いをチェック

スズキ V-STROM1050/XT 主要諸元

●カッコ内はXT
全長 / 全幅 / 全高 2,265mm / 870mm / 1,515mm(2,265mm / 940mm / 1,465mm)
軸間距離 / 最低地上高 1,555mm / 165mm(160mm)
シート高 855mm(850mm)
装備重量 ※1 236kg(247kg)
燃料消費率 ※2 国土交通省届出値:定地燃費値 ※3 29.2km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 ※4 20.3km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
最小回転半径 3.0m
エンジン型式 / 弁方式 U502・水冷・4サイクル・V型2気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量 1,036cm3
内径×行程 / 圧縮比 100.0mm × 66.0mm / 11.5:1
最高出力 ※5 78kW〈106PS〉 / 8,500rpm
最大トルク ※5 99N・m〈10.1kgf・m〉 / 6,000rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量 3.5L
燃料タンク容量 20L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比
 1速 3.000
 2速 1.933
 3速 1.500
 4速 1.227
 5速 1.086
 6速 1.000
減速比(1次 / 2次) 1.838 / 2.411
フレーム形式 ダイヤモンド
キャスター / トレール 25゜40' / 110mm
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式ダブルディスク(ABS)・油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ(前 / 後) 110/80R19 M/C 59V・150/70R17 M/C 69V
舵取り角左右 36°
乗車定員 2名
排出ガス基準 令和2年国内排出ガス規制に対応

※1:装備重量は、燃料・潤滑油・冷却水・バッテリー液を含む総重量となります。
※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5:エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。〈 〉内は、旧単位での参考値です。

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