今の時代に、VFR750R（RC30）の新品カウルが手に入るって。｜ホンダ、リフレッシュプランをスタート

2020/07/03
MotorFan編集部

リフレッシュプランのプランメニューには、FRP製のフェアリングもある。文字通り手作りの再生産品で、塗装も手作業だ。

1987年に登場したVFR750R（RC30) は、ハイスペックなスーパースポーツモデルとしてはもちろん、レーサーベースマシンとしても注目を集め、国内販売台数1000台に対して3倍近い注文が殺到した人気モデルである。発売からすでに30年以上が経過したモデルだが、現在も多くのユーザーが存在する。そうしたファンのためにスタートしたのがVFR750R（RC30)リフレッシュプランである。
TEXT●栗栖国安

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令和時代でも新品パーツが手に入るほどの名車です。1987年生まれのホンダVFR750R(RC30)はどんなバイク？

ホンダが新たにスタートさせたリフレッシュプランの第一号対象バイクとなったのはVFR750R(RC30)である。1987年に登場したスー...

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新たにスタートしたリフレッシュプランの対象となったVFR750R（RC30)。1987年に登場したスーパースポーツモデルだ。

　CB750FOURやCB750Fといった旧型モデルの純正部品再販売を推進するなど、ホンダでは2016年から、旧型モデルユーザーへのサービスを展開している。対象となるモデルは徐々に増えているが、この6月から新たにVFR750Rも加わった。従来からある約650点の部品に新たに約150点を追加し、全部品の65％をカバーしたことで永く安心して乗り続ける要素が高まった。VFR750Rユーザーにとっては朗報だ。
　これに合わせてホンダでは、新たな取り組みをスタートさせた。それがVFR750R(RC30)リフレッシュプランである。

　これは、販売店に依頼して修理や点検をしてもらうといった一般的なメンテナンスとは異なり、リフレッシュプランのメニューに従ってホンダが完璧な状態に再生するというもの。そのための整備拠点であるモーターサイクルリフレッシュセンターを熊本製作所内に新設。VFR750Rに精通したベテランのエンジニアが手作業で整備し、新車時のように完璧な状態にしてくれるのだ。

　もちろん整備内容については車両の状態によって変わってくるが、ユーザーの要望に応じた整備プランでベストなコンディションに高めていくのが基本だ。整備プランに関しては、新車から30年以上経たVFR750Rに必要な整備である基本メニューは必須で、あとはその車両の状態やユーザーの要望に応じたプランメニュー、さらにオプションメニューが用意されている。当然のことながら料金は車両の状態で異なるが、全車が受けることになる基本メニューについては、549,000円(税別)となっている。
　リフレッシュプランの流れは、受け入れ条件を満たした車両であることが前提で、車両確認→整備申し込み→整備開始前最終チェック→リフレッシュ整備→完成検査→納車となる。

　受け付けは7月28日(火)から下記のドリーム店で開始される。

旧型モデルの部品再販売がVFR750Rにも適用されることとなり、全部品のうちの65％のパーツ供給が可能になったこともリフレッシュプランの実現を後押しした。

VFR750Rを知り尽くした熟練のエンジニアが1台1台入念にリフレッシュさせる。もちろんテストライダーによる走行テストで最終チェックも行われる。

RC30 リフレッシュプラン受付店（全国指定7店舗のHonda Dream）

Honda Dream 酒田（山形県酒田市）
Honda Dream 高崎（群馬県高崎市）
Honda Dream 王子（東京都北区）
Honda Dream 足立（東京都足立区）
Honda Dream 杉並（東京都杉並区）
Honda Dream 名古屋西（愛知県海部郡蟹江町）
Honda Dream 北九州（福岡県北九州市）