Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. ニューモデル

国内販売終了のヤマハBW'S125、台湾ではフルモデルチェンジ| 新型・旧型で変わったところ

  • 2020/12/14
  • MotorFan編集部 北 秀昭
このエントリーをはてなブックマークに追加
オフロードスクーターの元祖として人気のロングセラーモデル、BW'S 125が新しくなって登場。ヘッドライト周りも大幅にチェンジされた。写真はオレンジ。

台湾ヤマハがロングセラーモデル「BW'S(ビーウィズ)125」のフルモデルチェンジを発表。2021年モデルとなる新型は、外観、エンジン、フレーム、足周りをすべて一新。剛性を25%向上させた非対称フレーム、新世代の水冷ブルーコアエンジン、VVA機構など、最新機能を導入。国内では2020年に生産終了となったBW'S 125だが、国内での新型発売は今のところ未定だ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

新フレーム、BLUE CORE (ブルーコア)エンジン、VVA機構など、全面的に刷新

ヤマハ BW'S(ビーウィズ)125......2021年に台湾ヤマハより発売 ※国内発売は未定

「BW'S」 | Yamaha Motor Taiwan 台灣山葉機車( YamahaMotorTaiwan)
国内では2020年に生産終了となったが、台湾では写真の2021年モデルが発売予定。
個性が光る、左右非対称デザインを採用したLEDのヘッドライト。ヘッドライト上には荷台スペースを設置。

 街乗りはもちろん、オフロード走行やダート走行もこなせるアグレッシブなスクーター・BW'S 125。台湾ヤマハから、フルモデルチェンジした2021年モデルが発表された。新設計のフレーム、BLUE CORE (ブルーコア)エンジン、VVA機構など、全面的に刷新されているのがポイントだ。

 ヘッドライトは超個性派の左右非対称デザインを採用。ヘッドライト上には荷台スペースを設けるなど、アウトドアでの使用をイメージした便利なアイテムも導入。

 新設計されたフレームは、剛性を25%向上したという非対称型を導入。これに「VVA機構(※注1)」を採用した水冷式の125cc「ブルーコアエンジン(※注2)」を搭載。

 ブレーキは前後ともディスク式とし、前モデルと同寸の12インチホイールを採用。前後タイヤサイズは前モデルと同寸。もちろんタイヤはBW'Sの伝統である、街乗りからオフロード走行まで楽しめる、ワイルドな外観のブロックパターンをチョイスしている。

※注1:VVA機構とは、低速向け&高速向けカムが、一定の回転数を境に切り替わる可変バルブ機構。

※注2:BLUE CORE(ブルーコア)とは、走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を、高次元で具現化するヤマハ独自のエンジン設計思想。BW'125と同系エンジンを搭載していると思われる「NMAX」の場合、その思想に基づき、高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図った水冷4ストロークSOHC単気筒4バルブ125ccのFIエンジンを搭載。アルミ鍛造ピストンとオールアルミ製ダイキャストシリンダー「DiASilシリンダー」、低速向け&高速向けカムが6,000回転を境に切り替わる可変バルブ機構「VVA」などを採用し、高い燃焼効率を実現。優れた燃費と走行性、良好な加速フィーリングが体感できるのが特徴。

前モデル(国内仕様)と新型の主要諸元を比較

台湾で発売予定の新型のBW'S 125(台湾仕様)。フロントに荷台を装備するなど、実用性を重視したユニークなフロントマスクにチェンジ。
写真は2020年に生産終了となった国内仕様のBW'S 125(前モデル/イエロー)。新型はフロントマスクのイメージが大きく変わっているのが分かる。
前モデルのBW'S 125(国内仕様/ブラック)。

【前モデル】
全長×全幅×全高:1910mm×765mm×1125mm
ホイールベース:1305mm
シート高:780mm
車両重量:119kg
エンジン形式:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
総排気量:124cc
燃料タンク容量:6.5L
ブレーキ形式:前後シングルディスク
タイヤサイズ:前120/70-12・後130/70-12

【新型】
全長×全幅×全高:1920mmx760mmx1150mm
ホイールベース:1340mm
シート高:785mm
車両重量:127kg
エンジン形式:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
総排気量:125cc
燃料タンク容量:6.1L
ブレーキ形式:前後シングルディスク
タイヤサイズ:前120/70-12・後130/70-12

 前モデルに比べ、新型の全長は10mm、ホイールベースは35mm延長。また新型の重量は8kg増加し、車体はやや大型化しているのが特徴。新型の最高出力&最大トルクは公表されていないが、ブルーコア採用のエンジンにより、燃費性能や加速フィールは向上しているはず。新型の燃料タンク容量は、0.4L減少。12インチのホイールサイズ(デザインは変更)、タイヤサイズは変更されていない。

実はホイールが黒じゃなくてグレー。125ccスクーター、ヤマハBW'S125に新色 

ヤマハ発動機株式会社は、空冷・4ストローク・SOHC・単気筒・4バルブ・124㎤エンジン搭載の原付二種スクーター「BW'S125(ビー...

あわせて読みたい
BLUE CORE(ブルーコア)とは、走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を、高次元で具現化するヤマハ独自のエンジン設計思想。詳しくは上記の囲み部分を参照。
新設計のフレームは、剛性を25%向上した非対称型を導入。
前後タイヤは、ゴツいブロックパターンを採用。リヤタイヤは130mm幅のワイドサイズ(130/70-12)。
写真はグリーン
写真はグリーン
写真はブラック
写真はブラック
写真はシルバー
写真はシルバー

BW'S125(2021年台湾仕様) 主要諸元

全長×全幅×全高:1920mmx760mmx1150mm
ホイールベース:1340mm
シート高:785mm
車両重量:127kg
エンジン形式:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
総排気量:125cc
燃料タンク容量:6.1L
ブレーキ形式:前後シングルディスク
タイヤサイズ:前120/70-12・後130/70-12

【原付チューン】Q.キャブレター車の2ストスクーターをFI化ってできるの? A. ヤマハBW'S100で試してみました。

チューンド2ストは乗りづらい。世の中にはそう感じている人が大勢いると思う。とはいえ、KN-YOKOHAMAが製作したFI仕様のBW’S1...

あわせて読みたい

陽気すぎるデザインに今なおファン多し!「ヤマハ BW'S(ビーウィズ) 1988」【青春型録 第6回】

ワイドな偏平ブロックタイヤ、ロングストロークの前後サス……ヤマハが抜群のセンスで企画した新しいスクーターは、バイク好き...

あわせて読みたい

BW'S100とアプリオtypeII、実はカスタムが大得意だったりする。。。

コアな知識と技術、そして20年来の思い出を胸に潜ませて、ヤマハ製スクーターをこよなく愛する50代オーナーの通勤号を大公開...

あわせて読みたい

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ