空冷単気筒の新型ロードスポーツモデル「GB350」発売。リヤタイヤがワイドな「GB350 S」も登場!|ホンダ
- 2021/03/31
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MotorFan編集部
Hondaは、空冷・4ストローク・OHC・単気筒348ccエンジンの心地よい鼓動感と、シンプルでありながら存在感際立つスタイリングが魅力の新型ロードスポーツモデル「GB350」を4月22日(木)に、「GB350 S」を7月15日(木)にHonda Dreamより発売する。
ホンダGB350…… 550,000円(消費税10%を含む)
ホンダGB350 S… 594,000円(消費税10%を含む)
GB350は、「日常から遠出まで~The Honda Basic Roadster」をコンセプトに、日常的な扱いやすさはもとより、未体験の道や景色と出会うツーリングでの感動まで、ライダーの経験やスキルを問わず、「自由」であることの楽しさや豊かな体験を提供するモーターサイクルを目指し、車体、パワーユニットともに新設計したロードスポーツモデルだ。
車体は、スチールのしなやかさを引き出しながら、縦、横、ねじれ剛性をバランスさせたセミダブルクレードル形式のフレームを採用。ライダーとモーターサイクルの一体感を見据えたライディングポジションとあいまって、取り回しやすくゆったりとした操縦フィールを追求している。
パワーユニットは、力強いトルク感と味わいを実現する、存在感のある直立シリンダーの空冷・単気筒エンジンを搭載。内径70mm・行程90.5mmのロングストロークをはじめとした各部の諸元設定、ワイドレシオのトランスミッションや、質量の大きなフライホイールの採用など、一回ごとの燃焼まで感じられるようなクリアな鼓動とともに、粘り強さを感じさせる特性を持たせている。また、ライダーをサポートする電子制御技術として、路面状況に応じてエンジントルクを制御するHonda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)(※1)を採用している。
スタイリングは、フューエルタンクをはじめ、スチール製の前後フェンダーやサイドカバーなどの深く絞られた形状と、クランクケースカバーやシリンダーヘッドなどの高品位な造りがもたらす、落ち着きと抑揚が調和したトラディショナルな外観としている。
GB350 Sは、GB350をベースに、よりワイドなリアタイヤを装着するとともに、バンク角をより深める形状のマフラー、軽量化に寄与するショートタイプの樹脂製前後フェンダー、シャープな面構成としたサイドカバーを採用。さらに、フロントフォークブーツを標準装備した他、ハンドル位置とメインステップ位置を変更するなど、より積極的な走りをイメージさせるスポーティーなスタイルとしている。
(※1)Honda セレクタブル トルク コントロールはスリップをなくすためのシステムではありません。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムです。したがってHonda セレクタブル トルク コントロールを装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できません。
価格、販売計画
●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
・GB350:550,000円(消費税抜き本体価格500,000円)
・GB350 S:594,000円(消費税抜き本体価格540,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
●販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計: 4,500台
車体
・新設計のフレームは、最新のCAE解析と、Honda独自のシミュレーションにより、各入力に対する各部の変形過渡特性を総合的にコントロール。穏やかで快適なライディングフィールを追求している。
・フロントフォークは、より大型のモーターサイクルと同等の大径インナーパイプを採用し、剛性を高めることで路面からの外力によるしなりを低減。リアサスペンションはダンパー内部に窒素ガスを加圧封入することで、応答性の高いダンピング性能を獲得している。
・前後ブレーキには大径のディスクブレーキを採用するとともに、前後独立制御ABS(※2)を標準装備している。
・GB350のホイールは、アルミGDC(重力金型鋳造)によるフロント19インチ、リア18インチを採用。しなやかなフレームの特性に対し、ホイール細部の剛性バランスを最適化しています。また、GB350Sでは、リアホイールを17インチに小径化し、積極的な走りに応じたグリップ特性と高い安定感を両立する、よりワイドなラジアルタイヤを採用している。
(※2)ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。
パワーユニット
・心地よい鼓動感の最大化と不快な微振動の最小化を図るため、バランサー軸に加えてメインシャフト軸上にもバランサーを追加し、ロングストロークエンジンの鼓動をクリアに伝えるエンジンフィールを実現している。
・ピストンとシリンダー内壁の摺動抵抗を低減させるオフセットシリンダーと、コンロッドとシリンダー下端内壁の干渉を避けるための非対称コンロッドを採用し、フリクション低減と良好な燃費に寄与している。
・吸気経路は低速から力強いトルクを生み出せる管長の確保と、ストレート化による吸気抵抗低減を図り、低回転からの力強さと鼓動感あるクルージングの両立に寄与させている。
・マフラー内部の排気管長を後端部まで確保することで、低回転域でのトルクフルな走りに寄与させた上で、大径テールパイプの採用によるマフラー容量とのバランスの最適化を図り、力強いパルス感を作り出している。
・アシストスリッパークラッチを採用し、クラッチレバー操作荷重の軽減と、シフトダウン時の急激なエンジンブレーキによる不快なショックを緩和させている。
制御/電装
・Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を採用。路面状況に応じてエンジントルクを制御し、ライダーのスロットル操作に起因する後輪のスリップを緩和する。
・全灯火器に省電力で長寿命のLEDを採用。
カラーバリエーション
・GB350のカラーリングは、シンプルで落ち着いた印象のマットジーンズブルーメタリック、上質感を追求したキャンディークロモスフィアレッド、力強さを感じさせるマットパールモリオンブラックの計3色を設定している。
・GB350Sのカラーリングは、モダンな印象のパールディープマッドグレー、力強く精悍な印象のガンメタルブラックメタリックの計2色を設定している。
主要諸元 【 】はGB350Sの数値
車名・型式:ホンダ・2BL-NC59
全長×全幅×全高(mm):2,180×800×1,105 【2,175×800×1,100】
軸距(mm):1,440
最低地上高(mm)★:166【168】
シート高(mm)★:800
車両重量(kg):180【178】
乗車定員(人):2
燃料消費率(※3)(km/L):
国土交通省届出値 定地燃費値(※4)(km/h)…49.5(60)<2名乗車時>【47.0(60)<2名乗車時>】
WMTCモード値★:(クラス)(※5)…41.0(クラス2-1)<1名乗車時>
最小回転半径(m):2.3
エンジン型式・種類:NC59E・空冷 4ストローク OHC 単気筒
総排気量(㎤):348
内径×行程(mm):70.0×90.5
圧縮比★:9.5
最高出力(kW[PS]/rpm):15[20]/5,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):29[3.0]/3,000
燃料供給装置形式:電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式★:セルフ式
点火装置形式★:フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式★:圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L):15
燃料タンク容量(L):15
変速機形式:常時噛合式5段リターン
変速比:
1速…3.071
2速…1.947
3速…1.407
4速…1.100
5速…0.900
減速比(1次★/2次):2.095/2.500
キャスター角(度)★/トレール量(mm)★:27°30´/120
タイヤ:
前…100/90-19M/C 57H
後…130/70-18M/C 63H【150/70R17M/C 69H】
ブレーキ形式:
前 油圧式ディスク
後…油圧式ディスク
懸架方式:
前…テレスコピック式
後…スイングアーム式
フレーム形式:セミダブルクレードル
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