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新型CRF250Lは本当に買いの1台かもしれない。 ヤマハ セローオーナーが感じたこと。

  • 2021/04/08
  • 大屋雄一
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ライディングポジション&足着き性(175cm/64kg)

上がSTD、右が〈s〉だ。ハンドル/シート/ステップの位置関係は両タイプで共通だが、ご覧のとおり足着き性は全く異なり、合わせて視点も低くなる。

ディテール解説

249ccの水冷DOHC4バルブ単気筒を搭載。2021年モデルでインテーク側のカムシャフトを変更し、合わせて吸排気系や点火時期を最適化。さらにアシストスリッパークラッチを新採用。6段ミッションは1~5速ギヤをローレシオ化し、クルージングで多用する6速ギヤをハイレシオ化。
サイレンサーは従来の3室から2021年モデルで2室構造となり、小型軽量化を達成。歯切れの良いエキゾーストノートも獲得している。
倒立式フロントフォークは従来と同じショーワ製のセパレートファンクションタイプで、ストローク量は先代タイプLDの200mmから235mmに。フロントディスクはφ256mmウェーブタイプで、これにニッシン製のピンスライド片押し式2ピストンキャリパーを組み合わせる。
アルミ製のスイングアームは2021年モデルで横剛性を23%、ねじり剛性を17%ダウン。リヤサスはレシオ最適化のためリンクとコンロッドを変更。ホイールトラベル量は先代タイプLDの180mmから230mmへ。ホイールリムはブラックアルマイト+ポリッシュ仕上げ。標準装備となったABSはリヤの介入をカットできるモード切り替え機能付きだ。
ハンドルバーは先代から絞り角が増やされたほか、ハザードスイッチは左から右へ。燃料タンクのスリム化によって軽快な操縦性を実現している。ボトムブラケットは従来のスチール製からアルミ鍛造製となり、730gも軽くなった。
モノクロLCDメーターは2021年モデルでギヤポジションインジケーターと平均燃費計が追加され、速度計の文字が17mmから23mmと大型化。メーター自体も70g軽くなっている。
薄型LEDヘッドライトは従来比で110gの軽量化を達成。前後ウインカーもLEDとなり、さらにステー部をフレキシブルラバーマウント構造としている。
灯火類はテール&ブレーキランプのみフィラメント球を継続する。急制動時にウインカーが左右同時に高速で点滅するエマージェンシーストップシグナルを採用。
シートレールからの全面的な変更と座面前方のスリム化により、最低地上高を確保しながら足着き性を高めている。なお、シートは前方のフックボルト2本を緩めて取り外す仕組みだ。
キーロック式のツールケースを車体左側に設置。車載工具は付属のスポンジで包み込んで収納する。防水性はそれなりなので要注意。

CRF250L 主要諸元

車名・型式 ホンダ・2BK-MD47
全長(mm) 2,210〔2,230〕
全幅(mm) 820
全高(mm) 1,160〔1,200〕
軸距(mm) 1,440〔1,455〕
最低地上高(mm) 245〔285〕
シート高(mm) 830〔880〕
車両重量(kg) 140
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L)
 国土交通省届出値:定地燃費値(km/h) 46.0(60)〈2名乗車時〉
 WMTCモード値(クラス) 34.8(クラス 2-2)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m) 2.3
エンジン型式 MD47E
エンジン種類 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 76.0×55.0
圧縮比 10.7:1
最高出力(kW[PS]/rpm) 18[24]/9,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 23[2.3]/6,500
燃料供給装置形式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式 セルフ式
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 7.8
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比
 1速 3.538
 2速 2.250
 3速 1.650
 4速 1.346
 5速 1.115
 6速 0.925
減速比(1次/2次) 2.807/2.857
キャスター角(度) 27° 30′
トレール量(mm) 109
タイヤ
 前 80/100-21M/C 51P
 後 120/80-18M/C 62P
ブレーキ形式
 前 油圧式ディスク(ABS)
 後 油圧式ディスク(ABS リアキャンセル機能付き)
懸架方式
 前 テレスコピック式(倒立サス)
 後 スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式 セミダブルクレードル

製造国 タイ
※〔 〕内は〈s〉

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