8psアップの新エンジンを採用! トライアンフ、新型スラクストンRを発表
- 2019/11/08
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MotorFan編集部
トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社は日本国内市場向けに新型Thruxton RSを発表した。
新型Thruxton RS…… 1,920,500円(消費税10%含む)
「Thruxton」の名称は、Thruxton 500レースおよびマン島TTにおける脅威的な成功によって生まれ、熱狂的なカフェレーサーをインスパイアし、世界的に称賛を得たモーターサイクルのレーシングアイコンである。
このレジェンドをさらに進化させるために設計開発された新型Thruxton RSは、オリジナルのカフェレーサーデザインDNAとオリジナルスタイルを最新のThruxtonの性能と融合して、高出力化されたエンジンによる新しいパフォーマンス、究極のカフェレーサーハンドリングのさらなる進化、および最新のスタイリング、フィニッシュ、ディテールを実現している。
日本発売時期は、2020年3月予定。メーカー希望小売価格は1,920,500円(税込)となる。
性能面の主な特徴
●最新型1200cc高出力Thruxton RSエンジン
●最高出力は8PSアップの105PSとなり、エンジン回転全域にわたって出力が向上
●最大トルク112Nm発生時のエンジン回転数は従来よりも700rpm低い
●慣性を20%低減したことにより、より応答性に優れたエンジン特性
●前世代に比べてレッドゾーンが500rpm高くなり、高回転化されたエンジン
●強化されたライダーモード
さらに軽快で直観的なカフェレーサーハンドリング
●先代モデルから6kg軽量化
●仕様向上したBrembo M50ラジアルモノコックキャリパー
●新Metzeler Racetec RRハイグリップタイヤ
●Thruxton Rの標準仕様の他、以下が含まれる:
・320mm径Brembo製ツインフローティングディスク&マスターシリンダー
・レース由来のShowa製アジャスタブルビッグピストンフォーク
・フルアジャスタブルÖhlins製ツインリアショック
・ABS&切替可能トラクションコントロール
・シート下USB
・イモビライザー
高出力化ー最新型Thruxton RSエンジン
新型Thruxton RSは、従来のThruxton Rよりも8PS出力を向上。これは、高圧縮ピストンの採用、ポートとカムプロファイルの変更、セカンダリーエアシステム、および以下を含む多くの軽量エンジン構成部品の採用によるエンジン性能の向上によって達成している。
●低慣性クランクシャフト
●クラッチ
●バランスシャフト
●レアアースオルタネータ
●マグネシウムカムカバー
●薄肉エンジンカバー
Thruxton RSは高出力化と共に、先代モデルよりも700rpm低い 4850rpmで最大トルク112Nmを発生するなど、より低い回転数でより大きなトルクをエンジン回転全域にわたって発生する。慣性が20%低減されたことと合わせて、Thruxton RSエンジンはThruxton Rよりも500rpm高回転化されたため、より応答性に優れた、長時間高速回転可能な特性が与えられている。Thruxton RSの特徴的なツインアップスウェプトサイレンサーには新開発の Euro5仕様触媒コンバーターが追加され、エミッションの低減が図れられると共に、このバイクの伝説的な名称にマッチした深みのある飾らないエキゾーストノートを持つ、紛れもないブリティッシュレーシングツインのサウンドを生み出している。
またエンジン構成部品の改良、軽量バッテリーの採用など、モーターサイクル全体にわたる重量低減により、Thruxton RSはThruxton Rよりも6kg軽量化され、さらにダイナミックで軽快なライディングが可能。重量低減に加え、Thruxton RSは、卓越した制動力を提供するクラストップのBrembo 4ピストンM50ラジアルモノコックキャリパーとツインフローティングBremboフロントディスク、およびレース仕様のMetzeler Racetec RRハイグリップタイヤを新たに装備している。
また、レース由来のアジャスタブルShowa倒立式ビッグピストンフォーク、および高品質フルアジャスタブルÖhlinsピギーバックリザーバーリアショックも装備され、魅力的でスリリングなライディングを可能にする。
スタイリッシュなエクステリアの背部には、その視覚的影響を最小限にするため注意深く一体化された水冷システムが配置され、Euro5のホモロゲーションと共に、Thruxton RSのエミッション低減化と燃費向上に貢献している。このことは、初回メジャーサービスインターバルが16,000kmであることに加えて、所有者の維持費用を低減することに役立つ。
強化された最新機能
新型Thruxton RSには、最先端のライダーコントロールと安全性、およびライダー志向の技術のすべてが、その象徴的なオリジナルカフェレーサースタイルと特徴を失わないように繊細に一体化されている。
Thruxton RSの技術的機能には以下が含まれる:
最新式3ライダーモード ライドバイワイヤシステムと連動する3種類の選択可能な最新式ライダーモード「スポーツ」「ロード」及び「レイン」がスロットルマップ、ABS、トラクションコントロールの設定を、ライディング状況またはライダーの好みに合わせて最適に調整します。これは最新世代のライドバイワイヤーを介して実現され、ライドビリティ、安全性、およびコントロール性をさらに高める。
・ABS
インパクトを最小限にして、最新の安全基準のABSは控えめに反応。
・切替可能トラクションコントロール
トラクションが損なわれた時にThruxton RSの高トルク供給を制御することで、より高いライダーコントロール性を提供する。
・LEDリアライト
カフェレーサーにインスパイアされた最小のテールセットアップに組み込まれ、特徴的な点灯パターンと高い電力効率をもたらす。
・ライドバイワイヤー
スロットルレスポンス、安全性、およびフィーリングが向上している。
・トルクアシストクラッチ
より軽いタッチとフィーリングに最適化されたクラッチ操作により、ライディングが容易になり、長距離走行も楽になる。
・スイッチギア
ツインメーターの主な機能を指先で簡単に操作できる。
・USB充電ソケット
ライダーの利便性を高めるため、USB充電ソケットからライダーのデバイスを充電できる。
・エンジンイモビライザー
キーに一体化されたトランスポンダーがセキュリティを高める。
・スタイリッシュツインメーター
美しいディテールと上質なスタイリッシュツインメーターには、ハンドルバーのスクロールボタンで操作できるデジタルメニューシステムが組み込まれている。
主な機能: ライダーモード設定/ギアポジションインジケータ/オドメーター/トリップ設定/サービスインジケータ/走行可能距離表示/燃料レベル/平均および瞬間燃費/トラクションコントロールのオフ操作/時計
カラーオプション
新型 Thruxton RS には 2 種類のカラーオプションを設定。
・マットストームグレー&マットシルバーアイス
・ジェットブラック
主要諸元
タイプ:水冷SOHC並列2気筒 8バルブ270°クランク
排気量:1,200cc
ボア:97.6mm
ストローク:80mm
圧縮比:12.066:1
最高出力:105PS(77kW)@7,500rpm
最大トルク:112Nm@4,250rpm
システム:マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射
エグゾーストシステム:ブラッシュ仕上げ2 into 2エキゾーストシステム、ブラッシュ仕上げツインサイレンサー
駆動方式:Oリングチェーン
クラッチ:湿式多板、アシストクラッチ
フレーム:鋼管製クレードル
スイングアーム:両持ち式、アルミニウム製、クリアアルマイト仕上げ
★フロントホイール:32本スポーク、17x3.5インチ、アルミニウムリム
リアホイール:32本スポーク、17x5インチ、アルミニウムリム
フロントタイヤ:120/70 ZR17
リアタイヤ:160/60 ZR17
フロントサスペンション:Showa製43mm径倒立式ビッグピストンフォーク、フルアジャスタブル,トラベル量120mm
リアサスペンション:Öhlins製フルアジャスタブルツインショック、ピギーバックリザーバー付、トラベル量120mm
フロントブレーキ:Brembo製310mm径ツインフローティングディスク、Brembo製M50 4ピストンラジアルモノブロックキャリパー、ABS
リアブレーキ:220mm径シングルディスク、 Nissin製2ピストンフローティングキャリパー、ABS
インストルメントディスプレイとファンクション:
LCD多機能メーター/アナログスピードメーター、アナログタコメーター、ギアポジションインジケーター、燃料計、走行可能距離表示、メンテナンスインジケーター、時計、トリップコンピューター、ハンドルバーのSCROLLボタンとMODEボタン、グリップヒーター装着可能、燃費表示、トラクションコントロール状態表示、ライディングモード表示。
ハンドルを含む横幅:745mm
全高(ミラーを含まない):1,030mm
シート高:810mm
ホイールベース:1,415mm
キャスターアングル:22.8 º
トレール:92mm
車両重量 乾燥重量:197kg
燃料タンク容量:14L
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