春はバイク通勤が気持ちイイ。｜コスパ重視で原付二種スクーターを選んだら、スズキ・アドレスシリーズが良さそうだ。

2021/03/20
MotorFan編集部北秀昭

写真左は124ccのスズキアドレス125。写真右は112ccのスズキアドレス110。両車とも22万5500円（10％消費税込み）のバーゲンプライス。メーカー保障やアフターフォローも万全の国内仕様だ。

通勤・通学に超便利な排気量51cc～125ccの原付二種。維持費も安いし燃費も良好。ガソリン代も格安だから、通勤・通学には原付二種が圧倒的にオトクです！だけどイマドキのバイクって高いんでしょ？なんて思っている皆さん。モデルによってはアフターフォローも万全の国内モデルが、税込22万円強で、しかも新車で入手可能。ここでは極めてコストパフォーマンスに優れた、人気の原付二種モデル2台をご紹介しよう。
REPORT●北秀昭(KITA Hideaki)
※注：下記の価格は2021年3月現在のものです

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高性能で便利だがリーズナブルな価格設定。これが庶民派である「スズキ」の真骨頂

　スズキが発売するスイフトスポーツは、日本が世界に誇るホットハッチ。国産コンパクトスポーツカーの代表モデルである同車は、ハイパフォーマンスながら新車が200万円前後で購入できる、極めてコストパフォーマンスの高い1台として知られている。

　国内においてスズキは、スイフトスポーツのほか、軽自動車のアルトワークスやハスラーなど、高いパフォーマンスや利便性を備えつつ、バーゲンプライスとも言うべき驚くほどの低価格で提供してくれるメーカーとしても有名。

　これは自動車だけでなく、バイクの原付二種というカテゴリーにも当てはまる。極めて高いポテンシャルや実用性を誇りつつ、驚くべき低価格を実現した原付二種モデルが下記の2台だ。

　海外モデルや並行輸入車の中には、新車で10万円以下を実現したモデルも存在（詳しくは下記「定額給付金でバイク通勤を検討。10万円で買えるバイク（新車）を探してみた」を参照）。

　しかし下記のスズキアドレス125やアドレス110などの国内モデルは、メーカー保証も万全。また取り扱い店舗も多く、故障時の保証やメンテナンスなどのアフターフォローもまったく問題なし。「バイクの構造やメンテナンス方法など、からっきしダメ」というビギナーでも、安心して乗車できるのがポイントだ。

　なお、原付二種のポイントは、

1：車両価格、税金、保険料が安い！
2：燃費が良い！
3：白バイによる理不尽な検挙もなし！原付一種（50cc）の足枷から解放
4：渋滞路もスイスイで、時間も節約！
5：ゼロハン（50cc）並のコンパクトな車体！だから置く場所に困らない♪

　ズバリ、通勤・通学に超オススメです！

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スズキアドレス125......22万5500円（10％消費税込）

　アセアンテイストが漂う、ドッシリとしたフォルムが特徴のアドレス125。前後に小径ホイール＆パワフルなエンジンを採用。コンパクトな車体を活かし、渋滞路のすり抜け等で本領を発揮する1台に仕上げられている。

　アドレス125は、別名・通勤快速の異名をとる先代の「アドレスV125（生産終了）」を彷彿とさせる、鋭い加速力を誇るSEP（スズキ・エコ・パフォーマンス）エンジンを搭載。エンジンはモーターのように振動が少なく、加速中のパワーの谷間もなく、その走りは非常にスムーズ。大柄なライダーでも窮屈感のない、広々のフットボードや大型シートを採用したポジションも大きな魅力。

　ホイールはフロント12インチ、リヤ10インチの異径サイズを採用し、コンパクトで小回りの効く足元に設定。ブレーキはフロントにディスク式、リヤにドラム式を採用。

　鍵穴へのいたずらや盗難を抑止するシャッター付きキーシリンダー、グローブやペットボトルなどの小物を収納できるフロントインナーラック、通勤・通学時に便利な大型サイズのかばんホルダー、ヘルメットなどの収納に便利なシート下の大容量トランクスペース、荷物を運ぶ場合に便利なリヤキャリア（オプションのトップケースも取り付け可能）など、通勤通学はもちろん、日常での使い勝手をトコトン追求している。

シャッター付きキーシリンダーは配線直結による不正なエンジンの始動を抑止する「直結始動抑止回路」も装備。

●スズキアドレス125　主要諸元
全長 / 全幅 / 全高：1,900mm / 685mm / 1,135mm
軸間距離 / 最低地上高：1,285mm / 120mm
シート高：745mm
装備重量※1：109kg
燃料消費率 ※2：国土交通省届出値：定地燃費値 ※3 52.0km/L（60km/h）2名乗車時
WMTCモード値 ※4：51.0km/L（クラス1）1名乗車時
最小回転半径：2.0m
エンジン型式 / 弁方式：AF22・強制空冷4サイクル単気筒SOHC2バルブ
総排気量：124cc
最高出力 ※5：6.9kW〈9.4PS〉 / 7,000rpm
最大トルク ※5：10N・m〈1.0kgf・m〉 / 6,000rpm
燃料供給装置：フューエルインジェクション
始動方式：キック・セルフ併用式
潤滑油容量：0.8L
燃料タンク容量：6.0L
クラッチ形式：乾式自動遠心シュータイプ
変速機形式：Vベルト無段変速
フレーム形式アンダーボーン
ブレーキ形式（前 / 後）：油圧式シングルディスク / 機械式リーディングトレーリング
タイヤサイズ（前 / 後）：90/90-12 44J / 100/90-10 56J
乗車定員：2名
排出ガス基準：平成28年国内排出ガス規制に対応
製造事業者：済南軽騎鈴木摩托車有限公司
製造国：中国

※1：装備重量は、燃料・潤滑油・バッテリー液を含む総重量となります。
※2：燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法、車両状態（装備、仕様）や整備状態などの諸条件により異なります。
※3：定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4：WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5：エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。〈　〉内は、旧単位での参考値です。

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スズキアドレス110......22万5500円（10％消費税込）

　ヨーロッパ調のエレガントな外観に仕上げられたアドレス110。前後ホイールは欧州で定番の、大径な前後14インチホイールが採用されている。

　全幅665mmで駐車場所に困らない、スリムなボディのアドレス110。フロントブレーキはディスク式を採用し、前後連動ブレーキ（左ブレーキレバーを握ると、フロントブレーキとリヤブレーキが同時に作動するシステム）も装備済み。

　アドレス125同様、SEP（スズキ・エコ・パフォーマンス）を搭載したエンジンは、空冷4スト単気筒SOHC2バルブで、排気量112ccとは思えないほどトルクフルな乗り味。最高出力は8.8馬力で、街中でも余裕のパワーを発揮する。

　前後ホイールは、高い直進安定性を発揮する大径の14M/C×MT1.85（14インチ）で、スポーティな外観を演出するアルミ鋳造を採用。シャッター付きキーシリンダー、2人乗りでも余裕のあるロングシート、デザイン性と実用性を兼ね備えたアルミ製リヤキャリア、便利なサイドスタンド、広々とした20.6Lのシート下トランクスペースなど、利便性に優れた装備も充実。

広々とした20.6Lのトランクスペースはフルフェイスヘルメット＋αを収納できる大容量。

アドレス110は車両本体（10%税込）+税金+自賠責保険+登録手数料+整備費用＝支払総額20万円以下で入手可能

　アドレス110は販売店によっては、車両本体（10%税込）+税金+自賠責保険+登録手数料+整備費用の合計金額＝支払総額20万円以下で入手可能。詳しくは下記ページをチェック！

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●スズキアドレス110　主要諸元
全長 / 全幅 / 全高：1,845mm / 665mm / 1,095mm
軸間距離 / 最低地上高：1,260mm / 120mm
シート高：755mm
装備重量 ※1：100kg
燃料消費率 ※2：国土交通省届出値：定地燃費値 ※3 53.0km/L（60km/h） 2名乗車時
WMTCモード値 ※4：48.9km/L（クラス1） 1名乗車時
最小回転半径：1.9m
エンジン型式 / 弁方式：AE54・強制空冷4サイクル単気筒SOHC2バルブ
総排気量：112cc
内径×行程 / 圧縮比：51.0mm × 55.2mm / 9.3 : 1
最高出力 ※5：6.5kW〈8.8PS〉 / 7,750rpm
最大トルク ※5：8.6N・m〈0.88kgf・m〉 / 6,250rpm
燃料供給装置：フューエルインジェクションシステム
始動方式：キック・セルフ併用式
潤滑油容量：0.8L
燃料タンク容量：5.2L
クラッチ形式：乾式自動遠心シュータイプ
変速機形式：Vベルト無段変速
フレーム形式：アンダーボーン
キャスター / トレール：25゜ 45' / 97 mm
ブレーキ形式（前 / 後）：油圧式シングルディスク / 機械式リーディングトレーリング
タイヤサイズ（前 / 後）：80/90-14 M/C 40P / 90/90-14 M/C 46P
乗車定員：2名
排出ガス基準：平成28年国内排出ガス規制に対応
製造事業者：スズキ・インドモービル・モーター社
製造国：インドネシア

※1：装備重量は、燃料・潤滑油・バッテリー液を含む総重量となります。
※2：燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法、車両状態（装備、仕様）や整備状態などの諸条件により異なります。
※3：定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4：WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5：エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。〈　〉内は、旧単位での参考値です。