三菱 三菱 トライトン 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2024/04/11
三菱 トライトンの新型モデル情報を紹介します。三菱 トライトンの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。三菱 トライトン新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
三菱 トライトン新型モデルの概要
三菱 トライトンは、ビッグサイズのピックアップ4WD。1978年に発売のフォルテをルーツとし、45年間、5世代にわたり約560万台を生産している。三菱自動車の世界戦略車であり、約150ヵ国で販売。約9年ぶりのフルモデルチェンジで誕生したこの6代目は、日本では2024年2月から販売スタートとなった。
日本導入は、12年ぶり。過酷な環境で働くクルマとしての要求に応えるよう、様々な使用環境やニーズをインタビューし、開発試験が繰り返された。結果、エンジン、足回り、内外装をすべて刷新して、走り、快適性、安全性などが大幅に進化している。
本格的な仕様で、ユーザーの冒険心に応える三菱らしさを象徴するモデルだ。マリンスポーツや、ウィンタースポーツ、そして、キャンプなど、アウトドアアクティビティの可能性を広げてくれそうで、デビュー前から多くの注目が集まっていた。
日本で販売が開始されたボディタイプはダブルキャブ。駆動方式は4WDだ。グレード構成は、ベーシックな「GLS」と、フロントアンダーガーニッシュやフェンダーアーチモールなども装備した上級タイプの「GSR」の2グレードをラインアップする。
ちなみに、商用車の大型サイズなので、1ナンバー車となる。ではさっそくトライトンの魅力をチェックしていこう。
三菱 トライトンの外観・内装デザイン
タフで力強い佇まいを見せる三菱 トライトン。とくに上級仕様では外観をグレードアップするパーツもふんだんに装着されるが、ベーシック仕様でも存在感は抜群だ。機能的なうえ、上質感さえ漂う内装デザインについてもまずはここで見ていこう。
外観:ダイナミックシールドを最適デザインで採用
デザインコンセプトは「BEAST MODE」。BEASTは「獣」であるが、このデザインコンセプトをメーカーでは「勇猛果敢」と表現している。ピックアップトラックに求められるタフさや力強さみなぎるデザイン。そこに、堅牢さや、俊敏さも併せ持つ堂々とした佇まいを表現したという。
フロントデザインコンセプトの「ダイナミックシールド」は、ピックアップトラック向けに最適化して採用。力強く立体的なフロントグリルやフェンダーから繋がる力強い造形などが見どころだ。ヘッドライトまわりは、3連のL字型LEDランプのデイタイムランニングランプは猛禽類を思わせる眼光鋭い造形。その下に3眼プロジェクター式のヘッドライトを組み合わせる。
ボディサイドは水平基調。ドアの厚みを強調する張りのある構成としたうえ、フェンダーをシャープに張り出させることで、安定感や強靭さをアピールする。大型化で握りやすく耐久性をアップしたドアハンドルや、幅を広げて水はけをよくしたサイドステップなど、随所に機能的なデザインを配している。
「GSR」は、ルーフレール、フェンダーアーチモールに加え、荷台にはスタイリングバーを装着。フロントグリルはボディ同色としながら、ドアミラー、フロントバンパーガーニッシュ、ドアハンドルなどはブラックに、また、フロントやリアの各アンダーガードはダークチタニウムとして、細部までドレスアップしたエクステリアを持つ。いっぽう、ベーシックな「GLS」は必要な機能に絞った印象で、使うほどに機能性を再認識するタフなツールを思わせる。
なお、トライトンは、デリカミニなどとともに、「2023年度グッドデザイン賞」を受賞している。
内装:上級グレードは本革も用いたシート
インパネは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形。モニターやメーターは、視認性にこだわり、スイッチ類はダイヤルやスイッチ類は手袋をしたままでも確実に操作できるよう大振りデザインとしたうえ、程よい節度感を持たせている。
プロフェッショナルユースを意識し、乗員を保護するためのソフトパットも目を引くポイント。ステアリングは操作スイッチを配した3本スポークで、「GLS」はシルバー加飾を採用し、「GSR」ではダークチタン色の加飾に加え、オレンジステッチを用いている。シートは、「GLS」はファブリック。「GSR」ではシート座面の一部に本革、側面やヘッドレストなどに合成皮革を用いたレザーシートを奢り、ここにもオレンジのステッチを施した。実際には、タフな道具というより洗練の空間といった設えだ。
三菱 トライトンのサイズ・室内スペース
三菱の世界戦略車であり、1ナンバーのピックアップ4WDである三菱 トライトン。それだけに、ボディのサイズはどれほどの大きさか? 街中で持て余さないのか? 取り回しについてはとても気になる点だ。ダブルキャブで設えた室内スペースや、キャビンの小物入れなどの収納、そして何より荷台スペースの使い勝手を含めて実用性を見ていこう。
ボディサイズ:駐車場の確保はお忘れなく
「GSR」は全長5360㎜×全幅1930㎜×全高1815㎜のボディサイズ。その数字から、かなりの大型だろうと想像していても、実車を目の前にすると、そのデカさに感動すら覚えるかもしれない。それだけ、トライトンの実車は迫力満点だ。トヨタのハイラックスとほぼ同じだが、やはり一般的なSUVモデルに慣れた目で見るとビッグサイズを実感する。
エントリーグレードの「GLS」は外観パーツが減るため、全長5320㎜×全幅1865㎜×全高1795㎜に抑えられるが、それでもランクル300よりも30cm以上長い。大型ピックアップトラックなのだから当然だろうが、やはり一般道を走る際にその大きさを実感するだろう。
ホイールベースは3130mm。それを他者と比べることに意味があるか微妙だが、ハイラックス(3085mm)より少しだけ長い。逆に、最小回転半径は、ハイラックス(6.4m)より小さい6.2mとなる。
この手のクルマをマイカーとするには、対応する駐車場の確保が、ひとつのクリアすべきポイント。車庫証明の取得も必要だ。また、外出先では、施設によっては駐車できないこともあるだろう。
室内スペース:十分な広さを持ち、乗車定員は5名
フロントシートは、着座位置が高くアップライトな乗車姿勢。室内からの視認性はしっかり確保され、立たせたフロントピラーによる大きなドア開口部は、サイドステップとともに、乗降性に貢献する。チルト&テレスコピックステアリングを採用し、「GSR」は運転席にパワーシート、パワーランバーサポートを標準装備して、体型に合わせて細かな調整が可能だ。
車内の寸法は、社内測定値で、室内長1770mm、室内幅1540mm、室内高1175mm。パッセンジャーがゆとりを感じられるスペースを確保している。4ドアだから後席を積極的に使いたい。後席ニールームにも余裕を持たせているが、実際に座ってみると、後席の背もたれは少し立ち気味の印象だ。
ディーゼル特有のエンジン音や振動を、遮音や吸音、防振対策で抑え込むことで、静粛性に優れた室内空間を目指している。
収納スペース:フィールドに挑む思いを叶えるタフな相棒
スキューバダイビングのツールや、マウンテンバイクなど、アウトドアアクティビティを支える道具をしっかり積めるのはピックアップの魅力。荷台スペースは、長さ1470mm、幅1525mmで、荷台の床面は地上高825mmと低く設計され(いずれも「GSR」)、各種アクティビティのギアなど重い荷物も積み下ろししやすい設計だ。
「GSR」は荷台の汚れを防ぎ、傷から守るベッドライナーを標準装備。カーゴベッドインナーフック(4個)は荷台の機能を高めるディテールだ。
室内のポケッテリアも各所に配置。助手席前のグローブボックスは上下2段式だ。アッパーグローブボックスは、1.5Lボトルとティッシュボックスを入れられる大きさ。リッド(ふた)にはソフトパッドを採用していて、GSRはオレンジステッチで、GLSはシルバーのステッチを施している。
ドリンクホルダーは、フロントはフロアコンソールに2つ、リアはセンターアームレストに2つ用意。「GSR」はトレイ付きドリンクホルダーをインパネ左右両側にも配置する。
ドアポケットも使いやすいデザインで、フロント、リアともに1.5Lのペットボトルも置けるデザイン。サングラスホルダーもフロント天井部に設置している。
三菱 トライトンの性能・燃費・装備
ワイルドで力感あふれるエクステリアも魅力の三菱 トライトン。ラフロードに強い4WDの老舗メーカーが仕立てたモデルだけに、その走りの性能にも多くの注目が集まる。また、この重量級ボディに対する燃費の性能や、安全デバイスを含めた装備・機能についても見ていこう。
走行性能:多様な状況に対応する7つのドライブモード
2ステージターボを搭載の2.5L新型ディーゼルエンジン。最高出力150kW(204ps)/3500rpm、最大トルク470Nm(47.9kg・m)/1500-2750rpmを発揮し、パワフルな加速フィーリングや、低中速からレスポンスのよいトルクなどを実現している。
本格クロカンのトラクション、乗用車のハンドリング、これらを両立する三菱自動車独自の4輪駆動システム、スーパーセレクト4WD-Ⅱを搭載。後輪駆動の「2H」、フルタイム4WDの「4H」、センターディファレンシャル直結の「4HLc」、よりローギヤの「4LLc」の4つのモードを大型のダイヤルでセレクトできる。加えて、それぞれの4WDモードに対応する7つのドライブモードを設定。4Hでは「GRAVEL(未舗装路)」と「SNOW(氷雪路)」、4HLcでは「MUD(泥濘)」と「SAND(砂地)」、といった具合に4WDモードごとに対応させている。
新開発となるラダーフレームを採用。大幅に剛性をアップしたうえ、ハイテン鋼の採用比率を増加させて重量増を最小限に抑えている。また、トレーラー牽引時も優れた走行安定性をもたらすトレーラースタビリティアシストを装備するのは、アウトドアシーンで心強い。
安全性能:先進の安全装備による三菱e-Assist採用
前方車両や歩行者、自転車との距離や相対速度を監視する衝突被害軽減ブレーキシステム、先行車や対向車、道路周辺の明るさを検知するオートマチックハイビーム、先行車の速度変化に合わせて車間距離をアシストするレーダークルーズコントロールシステムなど、ピックアップトラックながらも運転サポート機能を充実させている。
●運転支援機能「e-Assist」
(1)衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](歩行者・自転車運転者検知付き)
(2)レーダークルーズコントロールシステム[ACC]
(3)踏み間違い防止アシスト[EAPM]
(4)車線逸脱警報システム[LDW]& 車線逸脱防止支援機能[LDP]
(5)後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付き)[BSW/LCA]
(6)後退時交差車両検知警報システム[RCTA]
(7)オートマチックハイビーム[AHB]
(8)標識認識システム[TSR]
(9)ふらつき警報[DAA]
燃費性能:尿素SCRシステムでクリーンな排出ガス
回転数と負荷に応じて2つのタービンを協調させ、全域でハイパワーを発揮する、新開発の4N16型クリーンディーゼルエンジン(2439cc直4DOHC16Vのコモンレール式DI-Dインタークーラー付きターボ)。排出ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを採用した。尿素水溶液であるAdBlueにより、窒素酸化物(NOx)を安定して浄化する、このシステムにより、低燃費と高出力を両立し、クリーンな排出ガスを実現している。
ボディは、ラダーフレームと同様に超ハイテン鋼を採用するなど軽量化を図った。トランスミッションは6速スポーツモードATを採用。WLTCモード燃費は、11.3km/Lをマークしている。
装備・機能:ナビ、オートエアコンは全車に標準
スマートフォン連携ナビゲーションを2グレードのどちらにも装備。大画面で視認性に優れた9インチサイズだ。「Apple CarPlay」や「Android Auto」にも対応。また、スマートフォンのアプリからエアコンの操作や、ドアロック·解錠が可能で、クルマがオペレーターとつながることで安心の「MITSUBISHI CONNECT」も用意する。
4つのカメラの映像をもとに真上から見下ろしている感覚で駐車などを支えるマルチアラウンドモニター、障害物の位置とおおよその距離を画面とブザー音で知らせてくれるパーキングセンサーを装備し、駐車時をサポート。ピックアップトラックながら、ありがたいアイテムが装備リストに並ぶのもトライトンの魅力だ。
そのほか、左右独立温度コントロール式フルオートエアコン、運転席&助手席シートヒーター、ステアリングヒーターに加えて、キャビンの空気を循環させるリアサーキュレーターも全車に標準装備する。
アクセサリーでは、アウトドアブランドの“ogawa”とコラボレーションしたカータープやローチェアはアウトドアシーンを彩ってくれるアイテム。値段は張るが、カーゴスペースに被せるキャノピーは、荷台の空間を広げてくれ、雨など外的環境から荷物やアウトドアギアを守ってくれる(2024年秋以降発売)。このキャノピーは、スイッチで全てのウィンドウをポップアップ可能だから車外からカーゴスペースへのアクセスもイージー。しかも、カーゴ内を照らすLED照明付きだ。また、テールゲートの重さによる負担を感じることなく開閉できるテールゲートアシストもぜひ装着を検討したい装備のひとつだ(2024年夏以降発売)。
三菱 トライトンおすすめポイント要約
三菱 トライトンは、タフでワイルドに仕立てたエクステリアや、高出力で扱いやすいクリーンディーゼルエンジンなど、ピックアップ4WDとして魅力にあふれるモデルだ。しかも、新開発サスペンションがもたらす乗り心地や、パジェロ譲りのスーパーセレクト4WD-II、7つのドライブモードによる高い走行性能など、走りのクオリティも磨き上げて登場した。
さらに注目なのは、インテリアを洗練のデザインで仕上げ、充実の装備を奢っている点。SUVを検討する際にも合わせて候補として考えられる内容を持っている。発売に先駆けて先行注文の受付を開始したが、発売までに月販台数計画200台の6倍以上となる約1300台のオーダーが入ったことから、注目の高さが窺える。なお、先行注文では88%が上級グレードの「GSR」を選んでいるという。
なお、商用車なので、車検に関しては、新車時は2年。そののちは毎年、車検を受ける必要がある。
商用車といえどもプライスは乗用車並み。デビュー時の新車価格は、ベーシックグレードの「GLS」で4,980,800円、上級グレードの「GSR」では5,401,000円となる。しかもこの大型ボディが収まる駐車場が必要なことも、購入検討時に念頭に置かなくてはならない。しかしながら、このルックスと、持つことで広がるライフスタイルは、夢中にさせるだけの魅力にあふれている。
三菱トライトン 2024年2月発売モデル
GSR
価格 | 540万円 |
---|---|
排気量 | 2400cc |
駆動方式 | パートタイム4WD |
最高出力 | 204 ps(150 kW)/3500rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(47.9 Nm)/1500〜2750rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
GLS
価格 | 498万円 |
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排気量 | 2400cc |
駆動方式 | パートタイム4WD |
最高出力 | 204 ps(150 kW)/3500rpm |
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最大トルク | kg・m(47.9 Nm)/1500〜2750rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
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