ミツオカ ミツオカ オロチ 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2023/04/20
ミツオカ オロチの新型モデル情報を紹介します。ミツオカ オロチの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ミツオカ オロチ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
ミツオカ オロチ新型モデルの概要
ミツオカ オロチは、スーパーカーに通ずる佇まいが魅力のスペシャルモデル。2001年(第35回)の東京モーターショーに、コンセプトモデルとして参考出品され、以来、多くの注目を集め、市販化が決定した。
純国産車にこだわり、設計開発には実に5年を費やしたという。「情熱を注ぎ込み、魂を宿らせたスーパーカー」というキャッチコピーがメーカーのサイトに掲げられるが、その言葉からこのクルマに対する思いの深さを知ることができる。
乗用車としてはミツオカZero1(1996年)以来の型式認定車となったオロチ。2006年10月に市販モデルを発表。翌年(2007年)4月より販売がスタートした。
ミツオカ オロチの外観・内装デザイン
ファッションスーパーカーとしてのキャラクターを存分に発揮するミツオカ オロチ。オリジナルデザインを起こし、独創的な切り口で仕立てられたその外観がまず大きな注目を集めた。同様にオリジナリティあふれる内装デザインについても合わせて見ていこう。
外観:甘美なまでに磨いたそのスタイル
ワイド&ローのプロポーションで地を這うようないで立ち。大胆に描いた曲線が織り成す造形が特徴のエクステリアだ。蛇をモチーフに「世界一のオーラを放つスーパーカー」を目指して、デザインが進められた。ヘッドライト中央に縦のアイラインを施し、獲物を見据えた眼光を表現している。
ボンネットはセンターに入ったスリットデザインと、その左右に配置された四連のアクセントが目を引く。大蛇が薄く口を開いたような意匠のフロントグリルも、生命体を感じさせる。テールライトは丸型を左右2つずつ配したデザインで、リアグリル中央に車名ロゴを配した。
内装:シンプルながら豪華なインテリア
大人の感性にも応える気品とオーソドックスな造形で構成したインテリア。ルーフを含め、本革をふんだんに用いており、ラグジュアリーテーストあふれる空間に仕立てられた。ステアリングは3本スポークによる造形で、ストレート式のシフトレバーも操作性を重視したデザインだ。
オプティトロンメーターは、中央に速度計、左にタコメーター、右に水温計と燃料計を配置。インテリアカラーは25色の中からチョイスすることもでき、インパネやドアトリムに金属パーツを取り入れるなど細部にまでこだわったデザインが特徴的だ。
ミツオカ オロチのサイズ・室内スペース
スーパーカーを思わせるロー&ワイドなルックスを持つミツオカ オロチ。そのボディはいったいどんなサイズで構成されるのか、その取り回し性も気になる部分だ。2シーターの室内スペースや、収納など実用性についても合わせてチェックしたい。
ボディサイズ:全幅2m超えのワイドなボディ
ミツオカ オロチのボディサイズは、全長4560㎜×全幅2035㎜×全高1180㎜。2mを超える全幅は、現代のイタリアンスーパーカーのなかでもランボルギーニ各車に近い数値だ。日本の都会の道路事情では、この全幅で気を使うシーンが少なくないだろう。また、1180㎜の全高もスーパーカーとしての低さを具現化していて、初代NSXの1170mmに近い数値となっている。
室内スペース:乗り降りには多少のコツが必要か
2シーターのオロチの室内は、ドライバーと助手席に乗るゲスト、この二人のために用意された空間だ。刺繍入りプレミアムレザーシートを装備。大きなドアを開けて乗り込むことになるが、非常に低い位置に設定されたサイドシルは幅があるため、乗り降りにはサイドシルに手をかけるなど、ちょっとしたコツが必要になるだろう。サイドウィンドウは開口スペースが小さく、チケットウィンドウといった形式だ。
収納スペース:シート後方のスペースが便利
ミッドシップ搭載するエンジン、その後方にトランクを用意する。奥行きはあまりないが幅と深さは確保されていて、小旅行のためのバッグ程度は収納できるトランクとなっている。
センターコンソールは2段式。小物類の整理にはここを用いるが、スペースとしては限られる。なお、センターコンソールのフタを閉めるとアームレストになる。シート後方にスペースがあり、持ち歩きのカバンなどはそこに置けて便利。シートバックポケットも備える。
ミツオカ オロチの性能・燃費・装備
ミツオカ オロチは、3.3L・V6エンジンをミッドにマウント。その性能はどれほどのパワースペックなのかぜひ確認しておきたい部分だ。燃費の詳細は不明ながら、実用性を高める装備・機能は搭載。ここでその内容を見ていこう。
走行性能:安定感あるクルージングを披露
ミッドに搭載したエンジンは、トヨタから供給を受けた。北米向けトヨタ・ハイランダー用の3MZ-FE型ユニットで、3311ccV型6気筒DOHC24V。最高出力233ps(172kW)/5600rpm、最大トルク33.4kg・m(328Nm)/4400rpmを発揮する。
この3.3L・V6エンジンと電子制御5速オートマチックの組み合わせは、日本の道路事情のなかで走らせるうえで問題なくドライブできるもの。前後のサスペンションは、独自開発された独立懸架式ダブルウィッシュボーン式だ。高速道路で一般的なスピード域で安定感ある走りを披露する。
タイヤは、フロントが245/45R18、リアが285/40R18をセット。アルミホイールは八岐大蛇(やまたのおろち)をモチーフにデザインされた8本スポーク式だ。
安全性能:プロジェクター式HIDライト採用
フロントバンパー奥に衝撃吸収のためのアルミ製「クラッシュボックス」を搭載。ブレーキ関係はホンダから供給を受け、前後にベンチレーテッドディスクを組み込む。ABSも採用し、そのほかの安全装備としては、運転席&助手席SRSエアバッグ、運転席シートベルト非装着警告、ハイマウントストップランプなど。盗難防止装置(カーアラーム)も搭載した。
ヘッドライトはロービームがプロジェクター式のHID、ハイビームがハロゲンの組み合わせ。リアコンビネーションランプランプはLED式だ。
燃費性能:一般的な燃費性能を実現か
トヨタから供給を受けた3.3L・V型6気筒エンジン(3MZ-FE型)を搭載するミツオカ オロチだが、詳細な燃費データなどは不明だ。
あくまで参考としての紹介になるが、3MZ-FE型エンジンと、高効率5速ATを搭載したレクサスRX330・2WDの燃費データは、市街地20MPG(Miles Per Gallon)だった(発売前の2003年1月、北米国際オートショーお披露目時のデータ)。この20MPGを、km/Lに換算すると約8.5km/Lとなる。
いくぶん強引な話になってしまったが、車重は異なるものの、この数字から考えると、ミツオカ オロチは、当時のスポーツカーとして、ごく一般的な燃費だったのではないかと想像できる。
装備・機能:HDDナビ&リアカメラを搭載
室内は、レザーインテリア、本革巻きステアリング、本革巻きシフトノブなど本革を多用した仕上げ。チルトステアリング、フルオートエアコン、リモートコントロール付き集中ドアロック、パワーウィンドウ、パワーステも装備する。
ナビ&オーディオ関連では、HDDナビゲーションシステム(TV/CD/DVD内蔵)で、画面サイズは7インチワイド。リアビューカメラや、ETC車載器も標準で備わっている。カップホルダー、助手席バニティミラー、オプティトロンメーター、アルミスカッフプレート、専用フロアマットなども装備される。
ミツオカ オロチおすすめポイント要約
ハンドメイトFRP製ボディを採用するなど、一つ一つを手作りで組み上げるクラフトマンの技が息づくミツオカ オロチ。ファッションスーパーカーというキャラクターで、低くワイドなプロポーションが魅力だ。こだわったエクステリアについて「生命体にしか持ち得ない強靭な機能美」とメーカーで表現するが、この甘美なスタイルを巧みに着こなしてみたいと思わせる佇まいがオロチの魅力だ。
デビュー時の新車価格は、1050万円。パール系特別塗装のボディカラーはオプション価格30万円、フルレザーシートは20万円となっていた。ボディカラーは約300色、インテリアカラーはフルレザーシートをオプション選択した際は25色から選べた。
ミツオカ オロチは新車での販売が終了し、現在はユーズドカーマーケットで探すことになるが、このファッションスーパーカーは、高性能を乗りこなすというモデルではなく、その官能的な個性を着こなす特別な存在だと言える。
ミツオカオロチ 2018年9月発売モデル
デビルマン オロチ
価格 | 1,968万円 |
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排気量 | 3300cc |
駆動方式 | ミッドシップ |
最高出力 | 233 ps(172 kW)/5600rpm |
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最大トルク | kg・m(33.4 Nm)/4400rpm |
乗員 | 2名 |
燃費 | - |