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日産 日産 サクラ 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2023/06/08

日産 サクラの新型モデル情報を紹介します。日産 サクラの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。日産 サクラ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

日産 サクラ新型モデルの概要

日産 サクラは、2022年5月にデビューした軽自動車の電気自動車(発売は同年6月)。街中をEVで颯爽と走る、そんなニーズに応える電気自動車だ。

リーフ、アリアに続く、量販乗用EVモデルで、日産リーフをはじめこれまで培った同社の技術をフル投入。電気自動車ならではの静粛性や力強くなめらかな加速を提供する。ラインアップは3グレードが存在するが、そのうちの最もベーシックなSはビジネスユース向けモデルで、一般向けカタログにも掲載のないモデル。よって、Xグレード、上級グレードのGの2グレードが基本のラインアップとなる(いずれも2WDのみ)。

ネーミングはEV時代を彩るクルマになってほしいという願いを込めたもので、社内公募による。さっそく、サクラの魅力をXグレード、Gグレードを中心に見ていこう。

日産 サクラの外観・内装デザイン

軽EVとして最新のテクノロジーを投入してデビューした日産 サクラ。先に登場したアリアでは日本の伝統美や文化を大切にデザインが施されたが、サクラではどんな装いを持つのか、その外観と内装デザインについて確認してみよう。

外観:上質さを感じさせるデザイン

デイズとは一線を画したエクステリアで、サクラならではのデザインを多く採用するのが特徴だ。従来のフロントグリルに当たる部分を日産では、シールドと呼ぶが、アリア同様、サクラもV型をモチーフにしたブラック仕立て。GとXで異なるシールドを採用していて、上級グレードのGでは、クリアブラック仕様となる。

薄型にデザインされたヘッドライトは、プロジェクタータイプの3眼ヘッドランプを採用し、先進的でエレガントなイメージに仕立てた。シグネチャーLEDポジションランプも印象的だ。リアは、格子をヒントにしたデザインを持ったLEDリヤコンビネーションランプが、バックドアを横断する。

アルミホイールは、日本の伝統美を感じさせる水引からインスピレーションを受けたデザイン。充電ポートは車両の右後ろに設置し、夜間の充電も考慮して、充電ポートリッドを開くとライトが点灯する。

ボディカラーには、ブロッサムピンク/ブラックの2トーン、ソルベブルー/チタニウムグレーの2トーン、暁-アカツキ-サンライズカッパー/ブラックの2トーンなど、四季の彩りを想起させるシーズンズカラー4色をはじめ、全15色を用意した。

内装:インテリアカラーは3タイプ

高品質なファブリックを広い範囲に設えて、ワンランク上の上質さがインテリアの魅力。シートは、座り心地のいいソファデザインで仕上げている。また、カッパー色のフィニッシャーを水平ラインに配置。上級グレードのGでは、こちらを随所に配置し、室内をモダンで広がりのある空間へと高めている。

ドライバーの視線移動を考慮し、2つのディスプレイを水平方向にレイアウトした統合型インターフェースディスプレイや、電制シフトなどが新しさにあふれるデザイン。また、インストセンターロワボックスや助手席側のカップホルダーに、桜の花びらを模したワンポイントをさりげなくあしらってあるのが心憎い。

ステアリングはスポーティーさを演出する2本スポークステアリング。Gグレードにオプション設定するプレミアムインテリアパッケージでは本革巻きステアリングとなる。インテリアカラーは、定番のブラック、明るいイメージで開放感あふれるベージュ、そして、ブラックを基調にベージュシートを組み合わせたオプションのプレミアムインテリアの3種類を用意する。

日産 サクラのサイズ・室内スペース

100%電気で走る先進の軽EVだが、他の軽自動車と同様、ボディのサイズが限られる(全長3400mm×全幅1480mm×全高2000mmまで)。日産 サクラは魅力的なデザインを採用するが、限られた枠のなかでとくに室内スペースや収納をどう構築しているか、ここでチェックしていこう。

ボディサイズ:軽自動車ならではの機動性が魅力

5ドアの軽ハイトワゴンスタイルのボディを持つサクラ。ボディサイズは、全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1655㎜となっている。同じ日産の軽自動車のデイズ(全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1650mm)の車台をベースにするだけに、全長と全幅は共通で、全高が5mmだけ高いスリーサイズ。もちろん、軽自動車であるので、タウンユースにおいて取り回しで困ることの少ない非常に機動性に富むボディだ。強いて言えば、全高1550mm制限のある立体パーキングに対応しない点くらいだろうか。

室内スペース:軽ハイトワゴンとしての広さを実現

5ドア軽ハイトワゴンスタイルのボディが生み出す室内は、軽EVといえどもスペースにあふれる空間。室内の寸法は、長さ2115㎜×幅1340㎜×高さ1270mmのスペックで、幅と高さはデイズと共通で、室内長は50mmサクラが長い。

実際、乗り込んでみても、ベンチ式のフロントシートは快適性に富み頭上のスペースも申し分ない。後席は一体スライド&分割リクライニングの機能を持ち、最後端にスライドすれば足元は広々で、長時間のドライブだってこなせそうな広さだ。軽ハイトワゴンボディの恩恵を享受できる室内に仕上げられている。

収納スペース:使いやすさも抜かりない充実ぶり

EVとしての性能や個性を追求するだけでなく、質感やデザインのほか、使いやすさにもこだわっている。インパネまわりでは、インスト助手席トレイをはじめ、インストスライドボックス、グローブボックスのほか、スマートフォンや財布などの小物が置ける横長のインストセンターロアトレイや、インストセンターロアボックスを配置。カップホルダーは、飲み物のぐらつきを軽減するホールド力の高い仕様だ。

ラゲージスペースは、飲料ダンボール(2L×6本)2ケースに加えて、缶ケース(500mL×24本)など大きな荷物を積載可能。分割式の後席シートバックを倒せば、より大きな荷物や長さのあるものも積むことができるから、買い物でも使いやすい。

日産 サクラの性能・燃費・装備

軽規格の電気自動車である日産 サクラ。EVとしてどれだけの性能を実現しているのかはとても気になる部分だ。また、エンジン車の燃費にあたる電費や、一充電あたり航続距離もぜひチェックしたいポイント。合わせて、運転支援やコネクテッド技術など、装備・機能についても見ていこう。

走行性能:力強さとスムーズさを軽自動車で実現

最大195Nmのトルクを発揮するモーターを搭載。高度な制御技術を搭載していて、すばやくなめらかな加速を披露する。一般的なターボ仕様の軽自動車より力強さを持ち、高速道路の合流も無理なくスムーズに行える走りが魅力。また、静粛性の高さはEVならではだが、モーターの構造を最適化することでさらなる静粛性を求めている。

ドライブモードは「Eco」「Standard」「Sport」の3モードから選べ、シーンに合わせて完成度の高い走りを楽しめる。さらに、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできるe-Pedal Stepを搭載。クリープ機能を持ち、扱いやすさが向上している。GグレードとXグレードのどちらにも採用し、加減速を繰り返す市街地や、なめらかな減速が必要な雪道などでのドライブを、さらに快適で楽しいものにしてくれる。

安全性能:運転支援技術「プロパイロット」採用

日産が誇る運転支援システムのプロパイロット。アクセル、ブレーキをコントロールして前のクルマとの車間距離を保ち、また、ハンドルをコントロールして直線道路はもちろん、カーブも走行車線の中央を走行する手助けをしてくれる。単調な渋滞走行と、長時間の巡航走行。高速道路で負担を感じる二大シーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をクルマがアシストしてくれるから、ドライバーの負担を軽減してくれるこのシステムを、上級グレードのGに標準装備。Xにはオプションで設定している。

周囲が薄暗くなり始めた薄暮れ時や、雨天時にフロントワイパーを使用した際に、自動的にヘッドライトを点灯するインテリジェント オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付き)を、GとXに装備。ブレーキ圧やモーターの出力を制御して、滑りやすい路面やコーナリング、障害物を回避する際に発生する横滑りを軽減するVDC(ビークルダイナミクスコントロール「TCS機能含む」)を装備するのも注目したいポイントだ。

そのほか、LEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム)+LEDテールランプ、踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェント エマージェンシーブレーキ、車線逸脱防止支援システム、標識検知機能(進入禁止、最高速度、一時停止)なども標準装備する。

燃費性能:街乗りをこなす一充電走行距離180km

サクラに搭載するのは、20kWhバッテリー。バッテリーセル内の単位面積あたりのリチウムイオン高密度化や、バッテリーモジュールおよびパックの内部構造の最適化を施す先端仕様だ。ゆとりのある室内空間や荷物の積載スペースを確保するなど、優れた使いやすさにも貢献している。

一充電走行距離は180km(WLTCモード)。WLTCモードの電費スペックは、Gグレード、Xグレードともに124Wh/kmだ。これは、1kmあたり124Whの電気を使用するという数値で、1kWh(1000Wh)あたりの距離に換算すると、8.06km/kWhとなる。

バッテリー容量低下の抑制や耐久性の向上などにより、バッテリーの高寿命化を実現。バッテリー容量を8年16万km保証となっているから安心だ。

サクラは、リーフやアリア同様、EVバッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電することで、家庭の電力として使用することも可能だ。もしもの時に、「走る蓄電池」として機能し、非常時には約1日分の電力をまかなえるという。

装備・機能:駐車サポートもうれしい機能

インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付き)は、Gグレードに標準装備(Xはオプション)。上空から見下ろしているかのような映像を、ナビゲーション画面に表示しつつ、人や自転車など周囲に動くものがいる場合に表示とブザーで注意を促してくれる装備だ。また、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット パーキング」は、Gグレードにオプション設定する。

メーターは、7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ採用。このメーターと、大画面の9インチナビゲーションの2つのディスプレイを水平方向にレイアウトする(Gグレードに標準装備、Xはオプション)。また、この9インチナビでは、NissanConnect(7920円・年間)を採用するので、充電を考慮したルート設定や、ナビの⽬的地やエアコンなどを、アプリを用いて⾞外から設定できる。また、Apple CarPlayへのワイヤレス接続やAndroid Autoにも対応する。車内で高速Wi-Fiが使い放題になり、スマホやタブレット、ゲームのデバイスを、データ容量を気にせず楽しめる「docomo in Car Connect」も使用可能だ(別途費用)。

日産 サクラおすすめポイント要約

軽EVであり、価格や、EVのパイオニアと言える日産のモデルである点など、多くの人に多様な魅力を提供するサクラ。バッテリー総電力量は20kWhで、リーフ(40kWhまたは60kWh)などに比較すると小さく、また一充電走行距離180kmであることから、シティユースを中心の使用を想定したモデルになっている。また、セカンドカーとして使用し、充電に関しては日々、自宅などで充電できるほうがよさそうだ。

デザインや質感に関する完成度は高く、インパネ表面にもファブリック張りを施すなど、インテリアの質感は軽自動車のそれを上回るレベル。安っぽさを感じるところはなく、手触りの良さまで追求しているからプレミアム感にあふれる。

EVであると同時に、日産のKカーラインアップのフラグシップを務め、プレミアムな軽自動車という一面も持つサクラ。充電施設に関してクリアできるなら、ぜひ検討したい1台だ。なお、CEV補助金は、新車購入時に活用できるので、中古車では適用外となると考えておきたい。

日産サクラ 2023年12月発売モデル

X 90周年記念車

価格 266万円
排気量 0cc
駆動方式 FF
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 4名
燃費 -

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