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in サーキット秋ヶ瀬(埼玉県さいたま市) 10年ぶりのレースにちょうどイイ! TKレンタルバイクシリーズに出場してみた【前編】

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調子に乗って転倒……。

転倒を喫したヘアピン……。背後から迫っているのはTKレンタルと併催されるモトチャンプ杯参戦のNSR。レーサーレプリカとは乗り方が異なり、これはこれでおもしろい!

 この車両は全て同じスペックでイコールコンディションをキープした、いわゆるワンメイクです。マシンの性能差が出ないので純粋にスポーツとしてのレースが楽しめるからやりがいがあるし、負けた時はマシンのせいにはできません(笑)。
 同じ車両でも3クラス(ビギナー、エキスパート、GO&FUNヤングチャレンジ)の各ライダーの走りを見比べると、一番タイムが速いGO&FUNヤングチャレンジのライダーが明らかに「人間がバイクをコントロール」しているのがわかります(30秒台前半)。かくいう私のタイムは、

1本目 34秒689  2本目 34秒621  3本目 33秒778
4本目 33秒159  5本目 33秒257  6本目 33秒313

 といった具合です……。なお、コースインした早々に2ヘアピン(スプーン)で転倒してしまいました。転倒1回につきペナルティとして別途3000円がかかります(※下段開催概要参照)。まぁ、タイヤが温まっていないのに無謀にも攻め込んだ結果であり、アグレッシブな気持ちによる『前のめりに倒れた』ものなので悲観はしていません! レースに転倒は付き物ですから慣れっこです(エヘン!)。それにスピードが出過ぎない小排気量車&ミニバイクコースなのであまり大事に至らないのもポイントですね。
 また、自前の車両なら自分で破損個所などを確認して、問題があればその場で急ピッチで直すのが当たり前ですが、TKレンタルは主催者の武田さんをはじめ、MFJ全日本ロードレースでも活躍しているベテランメカニックが帯同してくれているから安心してお任せできます。(壊してもいいってわけじゃないですよ! スタッフの皆様に感謝!!)。
 この転倒もあってライディングは自ずと慎重に。1回走行毎に反省点を見つけて次の走行に試すことを繰り返し、午前中はなんとかバイクとコースに馴れることができました。バイクについては先ほど述べた通りで、サーキット秋ヶ瀬のコース攻略については、トップスピードで進入する1・2コーナーと転倒してしまった2ヘアがとくに重要と判断。それに、マシンのパフォーマンスが同じならコーナリングで上手く立ち回るしかありません。

転倒をしてもスタッフがすぐに駆けつけてくれるから安心。こういう時は他ライダーの妨げにならないよう、焦らずに対処しよう。

プロのアドバイスで一気に飛躍!

 午後からは、1コーナーの走り方にイマイチ納得がいかなかったので、武田雄一さんに相談したところ「早めにカットインして、すぐにアクセルをつけるといいよ!」というアドバイスをいただき、早速実践したところ、0.5秒以上も縮まってベストタイム(33秒159/4本目)をマーク! 目標の32秒台入りも目前!! この好調子を5本目につなげようと思いましたが、クリアラップが取れず断念。6本目は疲れてしまい身体が付いてこず……。練習走行では目標達成とはいきませんでしたが、私がエントリーしていたビギナークラスでは、なんと一番時計です! 明日の本番もこの調子で行けば表彰台のてっぺんに上がれるかも!? 

万全のサポートがありがたい!

 私のタイムが一気に縮まったのは武田さんのおかげに他ならず、彼はみんなと一緒に走行して引っ張ってくれたり、一人ひとりの走りを見て個別にアドバイスをしてくれるなど、主催者として親切熱心に対応してくれていました。トップライダーから直に手ほどきをしてもらえることなんて早々ありません。こんな思いがけぬレッスンが付いて、車両などに関する手間も一切ナシ! これってすっごくお得なのでは、とあらためて思っちゃいました! さて明日(本番)もガンバルぞ~!!

排気量が150㏄あり、トルク感もあるからコーナーの立ち上がりからしっかり加速してくれる。これならビギナーでも扱いやすい!
レンタルされるFU150は、吸排気の変更の他にレーシングボーイ製のアルミバックステップやチェーンガードを装着。
レンタルバイクは約15台用意されていて、ビギナー、エキスパート、GO&FUNヤングチャレンジの3クラスで併用。
豪華ゲストが訪れることでも知られる当レース。今回は全日本ロードレースJSB1000クラス最終戦(鈴鹿サーキット)にてプライベーターながらも5位入賞を果たしたホッシー選手(星野智也/TONE RT SYNCEDGE4413)が参戦! 私と同じ苗字なので親近感が湧きます(笑)。
武田さんからポジショニングやアクセル&ブレーキのタイミングなど的確なアドバイスをもらう。自らバイクを駆ってライン取りなども教えてくれるので非常にわかりやすい。

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