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- スバルが世界初公開した新型「レヴォーグ」のプロトタイプは量産車そのもの!?【東京モーターショー2019】
555台限定「WRX STI EJ20ファイナルエディション」は452万1000円~485万1000円、予約受付期間は明日10月24日(木)から11月11日(月)まで! スバルが世界初公開した新型「レヴォーグ」のプロトタイプは量産車そのもの!?【東京モーターショー2019】
- 2019/10/23
- 遠藤正賢
10月23日にプレスデイ初日を迎えた「第46回東京モーターショー2019」。青海Bホールにブースを構えるスバルは、新型「レヴォーグ」のプロトタイプと、現行「WRX STI」の最後を飾る「EJ20ファイナルエディション」を世界初公開した!
REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
PHOTO●遠藤正賢/スバル
名機EJ20の生産終了を正式アナウンス! そして新型レヴォーグのプロトタイプを世界初公開! スバルが東京モーターショーの出展概要を発表
日本国内におけるレガシィツーリングワゴンの後継モデルとして2014年に誕生したレヴォーグは、今回プロトタイプが発表された新型で2代目となる。
そのエクステリアは、2018年3月のジュネーブモーターショーに参考出品された「ヴィジヴツアラーコンセプト」をほぼそのまま量産可能な状態に落とし込んだようなデザイン。一目見てスバル車と分かる一方、よく見ると他のどのスバル車とも似ていない、絶妙な新しさがあるスタイリッシュなワゴンスタイルに仕上げられている。
実際に現行レヴォーグと見比べると、現行モデルは見るからに実用性と居住性が高そうな、ボクシーな形状となっているのがよく分かる。
プラットフォームは北米で先行発売されている新型レガシィに近い、「スバルグローバルプラットフォーム」(SGP)にフルインナーフレーム構造を組み合わせたもので、エンジンはリーンバーンを採用した第四世代の新開発1.8L水平対向直噴ターボにスイッチ。
アイサイトも、視野角を拡大した第四世代のステレオカメラに前後2つずつのミリ波レーダーを組み合わせたものに進化。
さらに、GPSと準天頂衛星「みちびき」を介してロケーターが自車位置を正確に特定し、高精度マップで高速道路形状をクルマが把握することで、カーブ前減速や渋滞時のハンズオフ走行支援を実現するという。
そのほか、衝突事故時にクルマから自動で緊急通報を発信する「救急自動通報システム」や、ボタン操作でオペレーターを呼び出せる「SOSコール」機能も備えている。
「WRX STI EJ20ファイナルエディション」は、1989年に生産開始され、スバルの高性能モデル各車に搭載されてきた「EJ20」型水平対向4気筒ターボエンジンが、来年3月に生産終了するのに伴い、現行モデルで唯一搭載するWRX STIも、12月23日までで受注終了することを記念したモデルとなる。
ピストン、コンロッド、クランクシャフト、クラッチカバー、フライホイールに製造公差の中央値に限りなく近い部品を厳選した「バランスドエンジン」を採用。
現行WRX STIの日本仕様では初採用となるゴールド塗装のBBS製19インチアルミホイールに加え、各部のステッチやシートサイド部、シートベルト、ブレンボ製アルミモノブロックブレーキキャリパーなどにシルバー塗装を施すなど、EJ20そして現行WRX STIの最後を飾るにふさわしい特別装備を満載した。
そしてこのモデルは、かつてWRCでスバルワークスのメインスポンサーだった「555」を彷彿とさせる555台限定で、価格は452万1000円~485万1000円。明日10月24日(木)から11月11日(月)まで予約を受け付け、予約が555台を超えた場合は抽選を行い、11月19日(火)までに当選者へ商談を案内する。
説明員によれば「次期WRX STIの開発が進められているのは事実だが、現行WRXのように次期レヴォーグと同じ時期に発売するのは難しい」とのこと。従って「来年3月の生産終了から新型発売まで、暫くの間空白期間が生じる」というから、現行モデルが気に入っているなら迷わず「EJ20ファイナルエディション」の予約申込をすべきだろう。なお、抽選に漏れてしまったとしても、カタログモデルは生産の枠が残されている限りオーダー可能なので、ラストワンチャンスを狙ってほしい。
会場にはそのほか、今月マイナーチェンジされたばかりの「インプレッサスポーツ」や、「XV」の「e-BOXER」ハイブリッドシステム搭載車、3月のジュネーブモーターショーで発表された「ヴィジブアドレナリンコンセプト」など計7台を出品。ラリーフィールドで培った水平対向+シンメトリカルAWDを核とするスバルのDNAに最新安全技術を組み合わせた、これからのスバル車の姿を具現化した展示内容となっている。