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挙動は重い、バンク角も浅め、なのに乗ってて気持ちいい。これがハーレーマジックだ。|スポーツスターIRON 883

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ハーレーダビッドソン・スポーツスターIRON 883.......1,373,900円〜(価格は2020年モデルのもの)

いかにもアメリカを象徴するブランド、走り出せば自由な気分に包まれる

足つき性チェック(身長168cm)

ディテール解説

◼️主要諸元◼️※2019年モデル

ライダープロフィール

ディテール解説

いたってシンプルなフロントマスク。オーソドックスな丸型デザインのヘッドランプも比較的コンパクト。光源はハロゲン球である。
黒いボトムケースのフロントフォークは正立式。フロントホイールは19インチサイズだ。シングルディスクブレーキはフローティングディスク、油圧キャリパーはピンスライド式だ。
横置きの空冷45度Vツイン。ハーレーならではのフォルムである。Vバンク内に吸気系を持ち、前バンクは前方排気、後バンクは後方排気方式だ。
ブラックアウトされたエキゾーストパイプと後方へストレートに伸びるツインマフラーが印象的。テールエンドをずらしたレイアウトも格好良い。
前傾レイアウトでセットされたリヤ・サスペンション。角形スイングアームと2本ショックの組み合わせも実にオーソドックスである。
コンパクトなタンクとハンドルまわり。余計な物が目に入らない、スッキリしたデザインがかえって新鮮に見える。
ハンドルスイッチはハーレーダビッドソン独自の左右対象デザイン。下が左側専用のウインカースイッチ。左側がホーンスイッチ。右側がヘッドランプ光軸の上下切り替えスイッチ。
下側は右側専用のウインカースイッチ。ちなみに2度押しすると点滅は消える。左側はハザード、右側はエンジン始動用スイッチだ。
中央部にちょこんとマウントされたブラックの丸型シングルメーター。電気式だがスピードメーターはアナログ表示。オド&トリップは液晶デジタル表示である。
クッションスペースと容量がたっぷりと広く多いシングルシートを採用。一人乗りと割り切った点も潔い。
堀の深いフェンダーの多くが露出したデザインも今や珍しいかもしれない。どこか懐かしい雰囲気を覚えると共にスッキリとした魅力が感じられる。

◼️主要諸元◼️※2019年モデル

エンジン:空冷式 Evolution®
ボア・ストローク:76.2×96.8mm
排気量:883cc
圧縮比:9.0:1
フューエルシステム:電子式シーケンシャル・ポートフューエル噴射(ESPFI)
エキゾースト:ブラックエキゾーストヘッダー、ブラックマフラー

全長:2,185mm
シート高:760mm
最低地上高:140mm
レイク(度):30
トレール:117mm
ホイールベース:1,515mm

フロントタイヤ:100/90B-19 57H
リアタイヤ:150/80B-16 77H
燃料容量:12.5 L
オイルタンク容量:2.6 L
出荷時重量:247kg
車両重量:256kg

最大トルク:68Nm /3,750rpm

リーンアングル(右/左):27 / 28 度

プライマリードライブ:チェーン
ギヤ比 :38/57
総減速比(1速):9.315
総減速比(2速):6.653
総減速比(3速):4.948
総減速比(4速):4.102
総減速比(5速):3.517

ホイール(前/後):ブラック9スポーク with マシンドハイライト/
          ブラック9スポーク with マシンドハイライト
ブレーキ(前/後):デュアルピストンキャリパー/
          デュアルピストンキャリパー

ライダープロフィール

元モト・ライダー誌の創刊スタッフ編集部員を経てフリーランスに。約36年の時を経てモーターファン バイクスのライターへ。ツーリングも含め、常にオーナーの気持ちになった上での記事作成に努めている。

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