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モンキー/カブのカスタム文化は海外にも波及! インドネシア バリで作られたホンダ125ccエンジン搭載のトラッカー仕様ミニ

  • 2021/01/15
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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インドネシア・バリ在住のヘンリー氏(写真)が手掛けた4MINIカスタム。Tシャツには「MONKEY BROTHERS バリでの最初のミニバイク」の文字あり。

フェイスブックを通じた筆者の友人、ヘンリー氏はインドネシアのバリ在住。彼が手掛けたカスタムは、ワンオフフレーム、スーパーカブ用125ccエンジン、スポークホイール、前後ディスクブレーキ、ブロックパターンタイヤなどを装着した本格派トラッカーカスタム。泥水の中も突き進む、生粋のアドベンチャー仕様に仕上げられている。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

東南アジアでも、モンキーやカブをベースにした4MINIバイクカスタムは人気沸騰中!

ヘンリー氏(写真)が手掛けた、ホンダ横型125ccエンジン搭載の4MINIカスタム。前後ホイール径は不明だが、12インチだと推測。
 モンキー、ゴリラ、ダックス、スーパーカブ等々、ホンダの縦型エンジン搭載モデルをベースにしたカスタマイズは、国内では4MINIカスタム(4ストミニカスタムの略)と呼ばれる。発祥はもちろん、モンキー、ゴリラ、ダックス、スーパーカブ等々を生み出した日本。

 初代モンキーのZ100は、1962年12月から、ヨーロッパに向けて輸出を開始。当時の広報資料によれば、1964年~1966年にかけ、イギリスやフランスで合計7636台が出荷されるなど、Z100は好調な売れ行きを示した。

 当時、ヨーロッパでのZ100の価格は1台7万円程度だった(1967年に発売された国内市販モンキー第1号のZ50Mは6万3000円)。そのため、欧州では現在でも、4MINIカスタムの人気が高いのが特徴だ。

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 ホンダ横型エンジンを搭載したWAVE系など、いわゆるタイカブ(タイで生産された東南アジア向けのスーパーカブの総称)の普及に伴い、タイ、インドネシア、ベトナムなどのアセアン諸国でも、近年は4MINIカスタムの人気が拡大。昨今では、タイで生産中のモンキー125やグロㇺ(タイではMSX125の名称)をベースにしたカスタムも人気を呼んでいる。

 観光地としても有名な、インドネシアのバリ地方。同地在住のヘンリー氏が手掛けた写真のマシンは、「インドネシアのバリでは、ミニバイクのカスタマイズは少ない」というヘンリー氏がレース用マシンを手本に製作した、独創性に溢れる4MINIカスタムだ。

 フレーム、スイングアーム、リヤショック部、スイングアーム、マフラー等は、地元のショップと協力してワンオフ製作。これにスーパーカブ用の125cc横型エンジンを搭載。

 正立型フロントフォーク、前後スポークホイール、前後ディスクブレーキシステムは他車用を流用。前後タイヤは本格的なオフロード走行もこなせる、本格的なブロックパターンをチョイス。

 ワンオフのタンクやサイドカウルなどの外装パーツは、「転倒しても壊れないこと」を前提に、シンプルかつ強靭なつくりに設計されている。

フレーム、スイングアーム、リヤショック部、スイングアーム、マフラー等はワンオフ。前後ディスクブレーキは他車用を流用。ホンダ製の横型125ccエンジンは、セル付きのキャブレター仕様。
前後タイヤはオフロード走行に適した本格的なブロックパターン。
各部は「転倒しても壊れない」を前提に製作。シンプルなステップ周りもポイント。キックアームは取り外されている。
レース用マシンを手本に製作。フロント部にはゼッケンプレートを装備。

 このカスタムは、地元のエンデューロレースにも出場。オーナーであり製作者のヘンリー氏は、「山を登ったり下ったり、ミニバイクを使ってオフロードで冒険するのが大好き。障害物もスムーズに通過できますよ」と語る。

 トランポにも簡単に積載でき、出先で手軽に遊べるミニバイクは、日本はもちろん、世界各国で楽しまれている模様だ。

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