イタリアの名門べネリが日本上陸! 6月から125cc&250ccが発売開始
- 2020/02/15
- MotorFan編集部 北 秀昭
バイクパーツメーカー『プロト』は、イタリアのバイクブランド『ベネリ モーターサイクル』の取り扱いを開始。2020年6月より、4モデルの発売予定だ。取り扱いは250ccの「LEONCINO(レオンチーノ)250」「TRK251」「TNT249S」、125ccの「TNT125」。発売価格はすべて未定。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
問い合わせ●プロト https://www.plotonline.com/
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1分で分かる!イタリアが生んだ名門ブランド「べネリ」とは?
LEONCINO(レオンチーノ) 250
水冷4スト単気筒DOHC4バルブ249cc、25.8馬力エンジン搭載のロードスポーツ
LEONCINO(レオンチーノ) 250 主要スペック
TNT 249S
水冷4ストDOHC2気筒8バルブ249cc、32馬力エンジン搭載の本格派スポーツ
TNT 249S 主要スペック
TNT 125
水冷4スト単気筒SOHC4バルブ124cc、11.1馬力エンジン搭載のコンパクトスポーツ
TNT 125 主要スペック
TRK 251
水冷4スト単気筒DOHC4バルブ249cc、25.8馬力エンジン搭載のアドベンチャーモデル
TRK 251 主要スペック
1分で分かる!イタリアが生んだ名門ブランド「べネリ」とは?
「ベネリ」には、バイクへの情熱によって生み出された、一世紀に渡る伝説的とも呼ぶべき挑戦・勝利・成功の歴史がある。
1911年、イタリアのペーザロにて、テレサ・ベネリは親族内の出資により、6人の息子たちと修理工場を設立。当初は整備工場を運営するかたわら、ごく限られた自動車とオートバイのスペアパーツを製造していた。
1919年、最初のエンジンである2ストローク75ccエンジンを開発。1923年、147ccエンジン搭載モデルを開発した。息子のトニーニョ・ベネリは、この147ccモデルを駆り、レースに出場。見事勝利を収め始めたことで、ベネリはヨーロッパ全土に知れ渡る存在となった。
1926年には、4ストロークOHCの独自の4ギヤトレインを装備した175ccのオートバイを設計。このモデルは大排気量車を凌ぐ性能を発揮し、1927年、1928年、1930年、1931年のイタリアチャンピオン獲得するなど、数え切れないほどの栄冠を勝ち取った。
戦争が終わった1947年、べネリはレース活動を再開。1950年にアンブロジーニ、1969年にオーストラリア出身のライダーであるケルビンキャラザースが、2度の250ccクラスのワールドチャンピオンシップを獲得するなど、頂点を極めた。
市販車としては、1951年に「レオンチーノ」、1962年に「レティツィア」を発表。わずか数ヶ月で2000台以上を販売するなど、好調な売れ行きとなった。
1972年、べネリはイタリアの『レッサンドロデトマソ』が買収。1988年、ベネリは衰退状態に陥ったが、1995年にイタリアの『アンドレアメルローニ』が新会社のリーダーとなり、新たにスタート。アグレッシブなスクーター「491」を皮切りに、3気筒900ccモデル「トルネード」、3気筒1130ccモデルの「TNT」などのスポーツンモデルを投入。
2005年12月、ベネリは中国に本拠地を持つ『Q.J.グループ』に吸収され、イタリアと中国にまたがる新たなシナジーを獲得。現在は、「レオンチーノ」「302R」「TRK502」「BN600I」「TNT1130R」などを、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリア等で販売している。
LEONCINO(レオンチーノ) 250
水冷4スト単気筒DOHC4バルブ249cc、25.8馬力エンジン搭載のロードスポーツ
エッジの効いたスクランブラーの趣と、流れるようなエレガントなデザインライン、そして最先端のテクノロジーとパフォーマンスが完璧に調和した250モデル。
美しい水冷4ストローク4バルブ単気筒249ccエンジンを、精巧なスチール製トレリスとレース由来の前後サスペンションでホールドしている。ブレーキはABS装備。
LEONCINO(レオンチーノ) 250 主要スペック
エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ
排気量:249cc
ボア×ストローク:72.0mmX61.2mm
最大出力:19kW(25.8PS)/9250rpm
最大トルク:21N・m/8000rpm
圧縮比:11.2:1
燃料システム:EFI
点火:TLI
始動方式:セルフスターター
ミッション:6速
クラッチ:湿式多板
乾燥重量:155kg
シート高:800mm
全長×全幅×全高:2030mm×840mm×1115mm
地上高:170mm
ホイールベース:1380mm
フレーム:アーチバートラック
フロントサスペンション:テレスコピックフォーク
フロントサスペンショントラベル:125mm
リアサスペンション:伸縮式コイルスプリングオイル減衰
リアサスペンショントラベル:60mm
フロントタイヤ:110/70 R17
リアタイヤ:150/60 R17
フロントブレーキ:ディスク式
フロントブレーキディスクローター:Φ280mm
リアブレーキ:ディスク式
リアブレーキディスクローター:240mm
最高速度:129km/h
最大積載量:159kg
燃料容量:12.5L
ブレーキシステム:ABS
バッテリー:12V6Ah(YTX7L-BS)
TNT 249S
水冷4ストDOHC2気筒8バルブ249cc、32馬力エンジン搭載の本格派スポーツ
若い世代向けたスポーツネイキッドモデル。LEDヘッドライト、テールランプ、LCDメーター、ABS等、最新のコンポーネンツを採用。
新設計の 4ストローク4バルブDOHC 2気筒エンジンは 、ダイナミックでありながら扱いやすく、街乗りからスポーツ走行までオールラウンドにこなせるのがポイント。
デザイン性の高いクラシックなスチール製トレリスフレーム、倒立型フロントフォーク、フロントダブルディクスブレーキ等により、本格的なライデングを楽しめる、スポーツネイキッドモデルに仕上がっている。
TNT 249S 主要スペック
エンジン:水冷4ストロークDOHC 2気筒8バルブ
排気量:249cc
ボア×ストローク:61.0mm×42.7mm
最大出力:23.5kW(32PS)/11000rpm
最大トルク:21N・m/9000rpm
圧縮比:12:1
燃料システム:EFI
点火:TLI
始動方式:セルスターター
ミッション:6速
クラッチ:湿式多板
乾燥重量:195kg
シート高さ:795mm
全長×全幅×全高:2130mm×800mm×1120mm
地上高:140mm
ホイールベース:1410mm
フレーム:アーチバートラック
フロントサスペンション:倒立型テレスコピックフォーク
フロントサスペンショントラベル:135mm
リアサスペンション:伸縮式コイルスプリングオイル減衰
リアサスペンショントラベル:45mm
フロントタイヤ:120 / 70ZR17
リアタイヤ:160 / 60ZR17
フロントブレーキ:Wディスク式
フロントブレーキディスクローター径:260mm
リアブレーキ:ディスク式
リアブレーキディスクローター径:240mm
最高速度:140km/h
最大積載量:191kg
燃料容量:16L
ブレーキシステム:ABS
バッテリー:12V8Ah(YTX9-BS)
TNT 125
水冷4スト単気筒SOHC4バルブ124cc、11.1馬力エンジン搭載のコンパクトスポーツ
大型モデルと同等のテクノロジーとコンポーネンツを装備した、コンパクト&軽量な125ccモデル。レースシーンからのフィードバックにより、ブレーキ、サスペンション、トラス形状のフレームなど、スポーティーな装備をフル投入。走る楽しみを、トコトン凝縮しているのがポイントだ。
TNT 125 主要スペック
エンジン:水冷 4ストローク単気筒SOHC 4バルブ
排気量:124.8cc
ボア×ストローク:54mm×54.5mm
最大出力:8.2kW(11.1PS)/9500rpm
最大トルク:10N・m/7000rpm
圧縮比:9.8:1
燃料システム:EFI
点火:TLI
始動方式:セルスターター
ミッション:5速
クラッチ:湿式多板
乾燥重量:116kg
シート高:780mm
全長×全幅×全高:1770mm×760mm×1025
地上高:160mm
ホイールベース:1215mm
フレーム:アーチバートラック
フロントサスペンション:テレスコピックフォーク
フロントサスペンショントラベル:120mm
リアサスペンション:伸縮式コイルスプリングオイル減衰
リアサスペンショントラベル:28mm
フロントタイヤ:120 / 70-12
リアタイヤ:130 / 70-12
フロントブレーキ:ディスク式
フロントブレーキディスクローター径:210mm
リアブレーキ:ディスク式
リアブレーキディスクローター径:190mm
最高速度:95km/h
最大積載量:177kg
燃料容量:7.2L
ブレーキシステム:CBS
バッテリー:12V6Ah(YTX7A-BS)
TRK 251
水冷4スト単気筒DOHC4バルブ249cc、25.8馬力エンジン搭載のアドベンチャーモデル
機敏で、スタイリッシュ、ユーザーフレンドリーなアドベンチャーモデル「TRK 251」。新世代の水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ250ccエンジンは、卓越したトルクと滑らかな乗り心地を実現。頑丈で安定したスチール製トレリスフレームに、十分な地上高を組み合わせることで、悪路走行も可能としている。
TRK 251 主要スペック
エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ
排気量:249cc
ボア×ストローク:72.0mm×61.2mm
最大出力:19.0kW(25.8PS)/9250rpm
最大トルク:21.1N・m/8000rpm
圧縮比:11.2:1
燃料システム:EFI
点火:TLI
始動方式:セルフスターター
ミッション:6速
クラッチ:湿式多板
乾燥重量:164kg
シート高:800mm
全長×全幅×全高:2070mm×840mm×1300mm
地上高:170mm
ホイールベース:1390mm
フレーム:アーチバートラック
フロントサスペンション:テレスコピックフォーク
フロントサスペンショントラベル:135mm
リアサスペンション:伸縮式コイルスプリングオイル減衰
リアサスペンショントラベル:60mm
フロントタイヤ:110 / 70R17
リアタイヤ:150 / 60R17
フロントブレーキ:ディスク式
フロントブレーキディスクローター径:280mm
リアブレーキ:ディスク式
リアブレーキディスクローター径:240mm
最高速度:129km/h
最大積載量:190kg
燃料容量:18L
ブレーキシステム:ABS
バッテリー:12V6Ah(YTX7L-BS)
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