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カワサキNinja ZX-25R|インドネシアで正式発表!お値段は1億1290万ルピア!!

  • 2020/07/13
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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インドネシア仕様のカラーは合計4色。本体価格(STD)は日本円で71万400円(2020年7月13日現在の為替レート)となる。

2020年7月10日、カワサキインドネシアは予告通り「Ninja ZX-25R」をオンラインにて正式発表。ついにスペック、バリエーション、価格が明らかになった。インドネシア仕様の最高出力は、ラムエア加圧時で51ps/15500rpm。価格はSTDが9600万ルピア(71万400円)、ABS SEが1億1290万ルピア( 83万5460円)。日本仕様の詳細は、間もなく発表される模様だ。

REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

インドネシア仕様の最高出力=ラムエア加圧時→51ps/15500rpm、ラムエア加圧なし→50ps/15500rpm

価格:STD 9600万ルピア(日本円で71万400円) / ABS SE 1億1290万ルピア(日本円で83万5460円)※1ルピア=0.0074円(日本円は2020年7月13日現在のレートで換算したもの)

NINJA ZX-25R DIGITAL LAUNCH, JAKARTA 10 JULI 2020(Kawasaki Indonesia)
インドネシア仕様のカラーはSTDが黒、ABS SEは緑×黒、白×黒、青×黒の3色。

 新型コロナウイルスの影響によって遅れていた「Ninja ZX-25R」の正式発表が、2020年7月10日、カワサキインドネシアよりオンライン映像として上記の通り公開された。

 Ninja ZX-25Rは、2020年7月現在、250ccクラスで唯一の並列4気筒エンジン搭載モデル。日本に先駆けて発表された、インドネシア仕様のNinja ZX-25Rのエンジン(完全新設計)は、“ウワサ通り”の50馬力を発揮。ラムエア加圧時(フロントカウルのセンターにラムエアダクトを設置)には、何と51馬力!(ともに15,500rpm)を絞り出すという、驚愕のパフォーマンスを秘めているのが大きなポイントだ。

 Ninja ZX-25Rのボア×ストロークは、同じ水冷並列4気筒だったカワサキZXR250(※注1)のΦ49mm×33.1mmとは異なる、Φ50mm×31.8mmの超ショートストローク型。レース専用のレーシングマシンや、市販のレーシングモデルの定番であるショートストローク型エンジンは、ロングストローク型に比べ、一般的にエンジンを回してパワーを稼ぐ、スポーティなタイプ。

※注1:ZXR250の最高出力は45ps/15,000rpm。後にメーカー自主規制により40ps/15,500rpmにダウン。

 また、発表されたインドネシア仕様の圧縮比は、“高圧縮過ぎない”11.5に設定。ストリートでの扱いやすさに加え、高圧縮ピストン変更等によるチューニングのしやすさも加味されている。

 前後ホイールは軽量5スポーク型の17インチとし、タイヤはフロント110/70-17、リア150/60-17サイズのダンロップ GPR300ラジアルをチョイス。倒立型フロントフォーク、極太スイングアーム、ラジアルマウント型のモノブロックフロントキャリバー、Φ310mmフロントディスクローター(シングルディスク式)、Φ220mmリアディスクローターなどで強化された足周りにも注目だ。

 Ninja ZX-25Rには、

・専用設計のトレリスフレーム
・フルパワー/ローパワーの2段階パワーモード
・3モード切替付きのKTRC(カワサキトラクションコントロール)
・アシスト&スリッパークラッチ

 などの最新機能を導入。豪華版のNinja ZX-25R ABS SEには、上記に加えて

・ABS
・2500rpm以上ではクラッチ操作が不要なKQS(カワサキクイックシフター)。シフトアップ&シフトダウンの両方に対応。※STDはオプション
・シングルシートカバー
・スモークシールド
・フレームスライダー
・ホイールリムテープ

 を装備している。

 インドネシア仕様のカラーバリエーションは、STDは黒、ABS SEは緑×黒、白×黒、青×黒の3色をラインナップ。

 インドネシアでの現地価格は、STDが9600万ルピア(日本円で71万400円 ※注2)。ABS SEが1億1290万ルピア(日本円で83万5460円 ※注2)。2020年7月11日~12日にプリオーダーを受け付け、8月にデリバリーがスタートする予定だ。

※注2:※1ルピア=0.0074円で換算(2020年7月13日現在の為替レート)

 なお、気になる日本仕様については、間もなく発表となる模様。最高出力は45馬力に抑えられるという噂もあるが、その真相やいかに? 

Ninja ZX-25R インドネシア仕様の主要スペック ※カッコ内はABS SE

全長:1980mm
全幅:750mm
全高:1110mm
軸距:1380mm
シート高:785mm
車重:180kg(182kg)
エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
排気量:249.8cc
ボア×ストローク:Φ50mm×31.8mm
圧縮比:11.5:1
最高出力:50ps/15500rpm(ラムエア―加圧時は51ps/15500rpm)
最大トルク2.3kg-m/14500rpm
変速機:6段
クラッチ:湿式
燃料タンク容量:15L
キャスター:24.2°
トレール:99mm
ブレーキ:
 Fφ310mmディスク+4ポットキャリパー
 Rφ220ディスク+1ポットキャリパー
タイヤサイズ:
 F110/70R17
 R=150/60R17
現地価格:9600万ルピア(1億1290万ルピア)

Ninja ZX-25R インドネシア仕様の詳細をチェック!(YOUTUBEより)

豪華版の「Ninja ZX-25R ABS SE」には、2500rpm以上でクラッチ操作が不要なKQS(カワサキクイックシフター)を装備。シフトアップ&シフトダウンの両方に対応。スムーズな加速とクイックでイージーな減速を実現してくれる。
「Ninja ZX-25R」「Ninja ZX-25R ABS SE」のスポーティなスタイリングは「Ninja ZX-10R」を継承。クラス最高峰の存在感を放つNinja ZXシリーズ共通のアグレッシブなスタイリングを獲得。
ハイパワーな並列4気筒エンジンのパフォーマンスを最大限に引き出す、新設計の高張力鋼製トレリスフレームを採用。
クラス初装備のSFF-BPフロントサスペンションや、ホリゾンタルバックリンク式リアサスペンションを採用。
大径ディスクにラジアルマウント型モノブロックキャリパーを組み合わせたフロントブレーキ、150/60R17のハイグリップラジアルタイヤ「ダンロップ GPR300(前後)」を採用したリアタイヤに注目。
Φ310mmフロントディスクローター(シングルディスク式)、Φ220mmリアディスクローターなどで強化されたブレーキ周り。
絞り込まれた容量15Lガソリンタンクにより足着き性をアップ。シート高は785mm。
フロントカウルのセンター部に、ラムエアダクトを設置。ヘッドライトは鮮明な視界を確保するツインLED。
抜群の存在感を放つ4本のエキゾーストパイプと、官能的なエキゾーストサウンド&卓越した消音効果を発揮するサイレンサー部分。
ハイクラスなイメージで多くの情報を表示する、視認性・機能性・利便性に優れたインストゥルメントパネル。
完全新設計の水冷4ストローク並列4気筒エンジンは、1万7000rpm以上の超高回転域を発揮。
吸気効率とエンジン性能を高めるセンターラムエアシステムを導入。
標準版のSTDと、豪華版のABS SEの2種類あり。

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