Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. ニューモデル

【数量限定のレアモデル】これはモテるビジネスバイク。ホンダ・ベンリィのコンプリートカスタム車

  • 2021/06/05
  • 佐藤恭央
このエントリーをはてなブックマークに追加
撮影車両はアウトドア誌GO OUT(株式会社三栄)とのコラボ仕様で、オリジナルのツートンカラーやデザインとなっている。

スクーターカスタムで有名なSONIC CRAFTY(Tel:043-305-5123)が放つカスタムコンプリートスクーター第二弾が満を持して登場! ベース車は配達スクーターのホンダ・ベンリィ⁉ アクティブコミューターとして万人に受けそうな50&110クラスなのも嬉しいところ! 

TEXT●佐藤恭央(Yasuo “MALT’S”Sato)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

こちらが今回の主役、ベンリィ110のフルノーマル車。街でよく見かけるベンリィは新聞や牛乳を運んだり、大きな荷台を備えた運搬のプロフェッショナルです。

「アドベンチャーモバイル」を踏襲!

 千葉県のショップSonic-Crafty(ソニッククラフティ)はスクーターカスタムで知る人ぞ知るショップだ。2018年には、フュージョンをベースに類まれなセンスとテクニックを惜しみなく投入したカスタムコンプリートマシンのVESGRIDE(ベスグライド)を発売し、大きな話題を呼んだ。

こちらはフュージョンベースのVESGRIDE(63万8000円)。無骨なネイキッドフレームにスケートボードデッキを利用したステップなど斬新なアイデアが盛り込まれている。©SONIC CRAFTY
 そんなベスグライドの第2弾「VESGRIDE FLIP」(ベスグライドフリップ)が2021年5月下旬に新登場! ベスグライドと同様の「アドベンチャーモバイル」をコンセプトに、ベンリィ50/110(新車)をカスタマイズした渾身作となっている。
 今回は一部オプションパーツが追加されたデモ車を見ながら各部をチェックしていこう。

ネイキッドスクーターをイメージ! カラーも豊富に揃う

 ベスグライドフリップはご覧の通り外装を取り払い、フロントや両サイドにパウダーコートされたφ32スチールのサブパイプを追加。これだけでもアクティブ感たっぷりだが、さらにナイロンファブリックをフロントをリサイドに配し、“外装”として扱うことでカジュアルな要素を一層高めている。
 このパイピングは全9色、ファブリックは全6色から選ぶことができ、お気に入りの組み合わせで仕上げることが可能だ。

両サイドのファブリックカバーは厚みのある1000デニールを使い、撥水加工を施している。ここにはファスナーポケットやミリタリー由来のモールシステムなどを取り入れる予定だとか。

ユーティリティ&スタイルアップにお役立ち!

クロスカブ用のヘッドライトステーを利用した理由の一つとして、牽引ロープが付けられるというのもある。有事の際に活躍してくれるはずだ!

 その他のディテールも見どころ満載! まず、ヘッドライトはクロスカブ110用のライトステーごと移植してワイルドな雰囲気を獲得(オプション:38,500円~)。純正よりも約5cm高い位置に配置することで全体のバランスを整えつつ、視認性も高められている。
 このようにフロントキャリアが追加されたことで積載力が向上! リヤ側も元はビジネススクーターだけに大型のキャリアが備えられているうえ、両サイドのパイプにサイドバッグサポート(オプション:左右各20,900円)を新たに設けてバッグなどが掛けられるようになっている。
 キャンプツーリングを視野に入れた車体構成ゆえにたくさんの荷物を載せる場合もしっかりと考えられているのだ。

メインパイプの下側にφ13mmの取り付け箇所を追加してワンオフのリヤバッグサポートをセット。アレンジ次第でパニアケースなども付けられるかも?
容量約31ℓのドラムバッグを積んだ例。ベンリィシリーズは元々低床設計のキャリアなので荷物の積み下ろしがしやすく、8個の荷掛けフックでネットやロープでの固定もしやすい。

野性味溢れるブロックタイヤ&リフトアップ!

 さらに、タイヤはDURO製のセミブロックパターン(HF903:前120/80-12・後120/90-10)を装着しているので、ちょっとした砂利道程度ならガシガシ突っ込んでいける。もっと走破性を高めたいなら、オプションでリフトアップも対応可能だ。

 リフトアップ(オプション:74,800円)の場合、フロントはインナーチューブ延長、リヤはアダプターを追加して前後約4cmアップを実現。これに伴いセンター&サイドスタンドも延長加工が施される。

使い勝手や免許で選べる50or110をラインナップ

VESGRIDE FLIP……451,000円

VESGRIDE FLIP……496,100円

VESGRIDE FLIPの元となるベンリィ50/110は配達などビジネス用途に特化したスクーターでタフネスや利便性は一級品!
 従来のベスグライドは250ccクラスゆえに普通二輪免許が必要だったが、この“フリップ”は、普通自動車免許でも乗れる原付一種(50ccクラス)、そしてスクーターのメインストリームである原付二種(125㏄クラス)をまとめて網羅!
 また新車ベースということもあり、2年間のメーカー保証(カスタム箇所を除く)が受けられるのも嬉しいところ。
 気になるお値段は、49㏄モデル(50ベース)が451,000円、107㏄モデル(110ベース)が496,100円となっている。

オシャレに颯爽と! ビギナーの新しい扉を開く!

©SONIC CRAFTY

「バイクに乗ったことがない人が興味を持つキッカケになって欲しい!」という主旨からスタートし、構想段階から1年以上をかけて実現したベスグライドフリップ。カスタムはされているが、デフォルトの状態ならディメンションは崩されていないので、ビギナーでもすんなりと扱えるハズ。ぜひ最初の一台に選んでみてはいかが? 既存のスクーターとは一線を画すスタイルは元がビジネススクーターとは思えない仕上がりで、ストリートでも目立つこと請け合いだ!

写真はVESGRIDE用のサーフキャリア(オプション)。VESGRIDE FLIPにサーフボードを乗せてちょっと海まで・・・・・・なんていう、スタイリッシュな趣味ライフを送るのにもってこい!©SONIC CRAFTY
 今後はサーフキャリア、スケボーラック、ロッド(釣竿)ホルダーなどアクティビティに沿ったパーツも順次開発していく予定とのこと。気になる人は今すぐWEBサイトをチェックしてみよう!

■SPEC
ベース車両:Honda ベンリィ50/110
※( )内はベンリィ110ベース

本体価格:451000円(496100円)
全長×全幅×全高 1,830(1,805)×690×1,035(1,040)mm
排気量 49cc(107cc)
タンク容量 10L
タイヤサイズ F 120/80-12 R 120/80-10(4.00-10 )

【新型クロスカブ完全解説】じっくり眺めて、乗ってみた。|2020.7.13更新

2020.7.13更新/スーパーカブをベースにアウトドアなスタイルに仕上げたクロスカブ。その発売日と価格が2018年2月5日に発表さ...

あわせて読みたい

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ