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レクサス レクサス RZ 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2023/06/08

レクサス RZの新型モデル情報を紹介します。レクサス RZの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。レクサス RZ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

レクサス RZ新型モデルの概要

レクサス RZは、レクサスBEVの第二弾。UX300e以来、2年半ぶりのレクサスBEVで、電気自動車専用モデルとしてはレクサス初となる。正式名称はRZ450eで「Version L」を設定するが、デビューエディションとして「First Edition」を500台用意して販売を開始した。

ボディの大きさは同じレクサスのNXよりはずいぶんと大きく、RXよりはひと回り小さいサイズとなる。フロントに150kW/266Nm、リアに80kW/169Nmを発揮するモーターを搭載して前後輪を駆動。電動化技術を生かした4輪駆動力システムは「DIRECT4」と呼び、気持ちの良いドライビングフィールも実現している。バッテリー総電力量は71.4kWhで、一充電走行距離は494km(18インチタイヤ装着時534km)を誇る。

さっそく、レクサスの思想を貫く電気自動車、RZの魅力を詳しく見ていこう。

レクサス RZの外観・内装デザイン

まずは2022年4月に概要が発表され、1年近くを経て2023年3月30日に正式デビューとなったレクサス RZ。ラグジュアリーブランドによるBEV専用モデルだけに、その佇まいはとても気になるだろう。スタイリッシュな装いを持った外観と、内装デザインについて確認してみよう。

外観:先進的なデザインと空力を追求

レクサスの象徴とも言えるフロントマスクのスピンドルを立体の塊にした「スピンドルボディ」という新たな造形を採用。高出力モーターのパワーを路面に伝える大径タイヤをボディ四隅に配置し、さらにリアタイヤをワイドトレッド化した前後異形タイヤの採用で力強いスタンスに。走りの良さを瞬間的に感じられるエクステリアに仕上げた。

リアはクリーンでシンプルな水平基調のデザイン。一文字のリアコンビネーションランプと、NXから続く新たな意匠のLEXUSロゴを採用した。センター部を薄型とした赤色レンズ部が、ロゴを際立たせてシャープさも強調する。

ルーフスポイラーでは、スポイラーサイド部の形状で発生させた縦渦によって走行安定性を確保。ルーフ中央部は傾斜させたリアガラス面から車両後方へ段差なくスムーズに風を流す形状として、さらに、トランクエンドのダックテール形状で風の流れを整えることで空気抵抗を低減する。床下もアンダーカバーをフラット化。空気抵抗を低減させながら、走行安定性に寄与する工夫を施した。

内装:馬を操る際の手綱がヒントに

インテリアでは、BEVの特性を感じさせる、クリーンで軽快なイメージを表現。機能の本質を追求したシンプルな設えの中にも、モノづくりの細やかさや上質さを感じられる空間を実現した。乗員をもてなす空間づくりに加え、クルマとドライバーが直感的につながり、運転操作に集中できるコックピット思想「Tazuna Concept」を取り入れた。この思想は、馬を操る際に用いる「手綱」に着想を得たもので、視線移動や煩雑なスイッチ操作を伴わず、運転に集中しながら各種機能の制御が可能なコックピットを目指している。

センターディスプレイは大型のタッチディスプレイ。スイッチのサイズや形、レイアウト、表示情報など細部までこだわり、直感的に操作できる最適な配置と形状を追求した。また、レクサス初となるダイヤルシフトノブをセンターコンソールに配置する。

インテリアカラーは、先進性とクリーンさを併せ持つORAGE(オラージュ)、華やかなHAZEL(ヘーゼル)、モダンなGRAYSCALE(グレースケール)の3タイプを設定した。世界初となった陰影イルミネーションは、ドア開閉時にドアトリムオーナメントに投影された光の陰影が変化し、乗員を上質な世界に誘う。

レクサス RZのサイズ・室内スペース

バッテリーEV専用モデルとして登場したレクサス RZ。機能的本質や動的性能に根差したプロポーションを備えているというが、やはりボディのサイズなどは、日常の取り回しに関するだけに確認しておきたい部分だ。快適性をアップする室内スペースや、収納についても見ていこう。

ボディサイズ:アッパークラスモデルらしい佇まい

レクサス RZのボディサイズは、全長4805㎜×全幅1895㎜×全高1635㎜。レクサスのSUVラインアップのなかでは、RXより小さく、NXより大きい。具体的な数値の比較では、NXより全長が145mmプラス、全幅が30mmプラスだから、並べてみれば長くワイドに見えるだろう。いっぽう、RXよりは85mm短く、25mm幅が狭い。実際に走らせると、とくに住宅街などではNXよりも大きさを感じるサイズと言えるだろう。トヨタブランドのEVであるbZ4Xと比べても115mm長く35mmワイドだ。

室内スペース:リアシートは開放感ある空間

2850mmのロングホイールベースを持ち、1000mmのカップルディスタンスを確保しているため、足元にゆとりのあるリアシートを実現した。また、キャビンは後方に高さのピークを持ってきたパッケージングで、圧迫感のない後席のヘッドクリアランスが特徴。さらにパノラマルーフ仕様では、開放感とともに、前後への抜けの良さをもたらしている。

フロントシートは、負担の少ない姿勢が取れるうえ、長時間の運転でも姿勢の崩れない骨格を採用。また、深吊り構造で、横からの荷重がかかった際のクッション座圧変化を低減し、コーナリング中も姿勢が安定する。リアシートは酔いにくいシート形状が特徴。シートバックの格納・引き起こしが可能だ。

収納スペース:カーゴルームはゴルフバッグ3個収納

センターコンソールの上面は、ダイヤルシフトノブのほか、EPB(電動パーキングブレーキ)のスイッチや、VSCオフスイッチなど、走行系機能をドライバー側に集約。助手席側には、カップホルダーをレイアウトする。センターコンソール下には、収納スペースを備えていて、オーナーズマニュアルのほか、モバイルタブレットなども収納できる。ウルトラスエードのマットを装備することで上質な印象をもたらしてくれているのも特徴だ。

ラゲージルームは容量522Lで、後席シートバックを立てたままで9.5インチゴルフバッグなら3個、スーツケースなら110Lと97Lを1つずつ積み込める。荷室の寸法は、長さ978mm、幅(最小)1003mm、幅(最大)1503mm、高さ446mm。また、デッキサイドにはアクセサリーコンセント(AC100V・1500W:非常時給電システム付き)を設置する。

トノカバーは、軽量で2つ折り式。折りたたんで荷室の床下に収納できる。リアバンパーの下に足を出し入れすることでバックドアの自動開閉するハンズフリーパワーバックドアも標準で装備する。

レクサス RZの性能・燃費・装備

高級ブランドのEVとしての完成度を高めながら、走りの性能も高レベルに引き上げているレクサス RZ。エンジン車の燃費にあたる電費や、装備・機能についても、ここでチェックしていこう。

走行性能:コンセプトは「The Natural」

レクサスならではの乗り味「Lexus Driving Signature」。電動化技術を活用し、さらに進化させたのがRZの特徴だ。ドライバーの意図に忠実でリニアな操縦性のほか、減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さを、あらゆる走行シーンで狙っている。バッテリーやモーターの最適配置を行い、理想的な慣性諸元と高レスポンス、高精度なモータートルク制御を実施しているのも魅力だ。

フロントモーターは最高出力150kW(203.9ps)、最大トルク266Nm(27.1kg・m)を発揮し、リアモーターは80kW(109ps)、169Nm(17.2kg・m)を発生する。四輪駆動力システムDIRECT4は、車輪速センサー、加速度センサー、舵角センサーなどを用いて、前輪:後輪=100:0〜0:100の間で駆動力配分の制御を実施。路面や走行状態を問わず常に、四輪の駆動力を緻密にコントロールする。

また、バッテリーのフロア下への搭載で、その特徴を活かした操縦安定性と優れた乗り心地を、高い次元で両立。さらに、パフォーマンスダンパーが、ボディの無駄な動きを軽減し、よりダイレクトな応答性を実現してくれる。

安全性能:先進の「Lexus Safety System +」採用

レクサスは「交通事故死傷者ゼロ」を掲げ、世界トップレベルの先進安全技術をより早く開発し、多くのクルマに普及させていくことが重要という考えのもと、RZでは最新のLexus Safety System +を採用した。

プロアクティブドライビングアシスト[PDA]は、従来の機能に加え、信号交差点に対する右左折時の減速支援や、車線内走行時の常時支援も行う。

また、アドバンストドライブ(渋滞時支援)は、自動車専用道路での渋滞時(0〜約40km/h)に、レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシストによって、ドライバーの認知・判断・操作を支援。渋滞時の疲労を軽減し、より周囲に注意を払った安全運転を可能にしてくれる。

アドバンストパーク(リモート機能付き)は、並列駐車時の支援を拡大。従来のバック駐車に加え前向き駐車に対応し、前向き/バック出庫が可能となった。また、車外から専用アプリをインストールしたスマートフォンで、駐車や出庫が可能なリモート機能も採用した。

燃費性能:18インチ仕様は一充電走行距離534km

標準仕様の20インチタイヤ装着車は一充電走行距離(WLTCモード)494kmを達成し、オプションの18インチタイヤ装着車では一充電走行距離は534kmまで伸長。また、交流電力量消費率は、20インチタイヤ車が147Wh/kmで、18インチタイヤ装着車では135Wh/kmまで向上する。これを1kWhあたりの走行距離に換算すると、20インチタイヤ車が6.8km/kWh、18インチタイヤ装着車は7.4km/kWhとなる。

これまでのハイブリッド技術の実績と経験値をもとに回生ブレーキシステムをさらに進化させているのも注目のポイント。違和感のないブレーキフィーリングを実現し、回生エネルギーの高効率化が航続距離の伸長に貢献している。

装備・機能:直感的な使いやすさが魅力のシステム

高解像度化した14インチタッチディスプレイを装備し、直感的な使いやすさを追求した最新マルチメディアシステムを採用。各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示し、優れたアクセス性を実現するとともに、ナビや音楽、車両設定などの操作フローを統一するなど使いやすさにこだわっている点が特徴だ。

また、クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。音声認識機能は、ステアリングのトークスイッチ操作に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動を可能にしている。また、「My LEXUS」によってスマートフォンでクルマの電池残量や走行距離を確認でき、乗車前にエアコンを作動させておけるリモートエアコンや、充電・給電状況が確認できる充電管理といったサービスも利用できる。

パノラマルーフは、床下へのバッテリー搭載でフロア面が高くなって乗員のヘッドクリアランスが圧縮されることを避けるために、サンシェードを廃止しながらも、遮熱・断熱効果のある「Low-Eコート」を採用。これらによって頭上空間を確保しつつ、直射日光や紫外線が厳しい環境下でも車内を快適に保つことを可能にしている。さらに、レクサス初となる調光機能を設け、瞬時に遮光できる機能を持つ点も注目のポイントだ。

レクサス RZおすすめポイント要約

レクサスブランド初のBEV専用モデルとして登場したRZ。レクサスならではのハイクラス感を、電動化テクノロジーと、感性に訴えかける走りとデザインで表現した意欲作だ。それだけにそこに込められた性能や機能の数々は要注目で、なかでも四輪駆動力システムのDIRECT4や、前後サスのパフォーマンスダンパーなどがもたらすハイクオリティな乗り味には目を見張るものがある。

質の高い国産EVを、プレミアムなデザインやクラス感とともに味わいたいなら、とくに注目したいモデルのひとつだ。工場出荷時期目処は、RZ450e「3.0ヶ月」とレクサスのWebに記載されていて(2023年6月初めの時点)、スムーズな体制となっているのも注目点と言える(詳細はぜひディーラーに問い合わせを)。なお、CEV補助金は、他のEVなどと同様、新車が対象となっていて、中古車では適用外となる。

レクサスRZ 2024年3月発売モデル

RZ450e 特別仕様車 Fスポーツパフォーマンス

価格 1,180万円
排気量 0cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

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