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スズキ アルト 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
スズキ アルトの新型モデル情報を紹介します。スズキ アルトの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。スズキ アルト新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
スズキ アルト新型モデルの概要
スズキ アルトは、2022年3月に7年ぶりのフルモデルチェンジをして9代目となった人気の軽自動車。スズキの中でも、ベーシックなモデルで、広い世代に愛されている。全軽協の2022年5月の調査でも8位に入る人気だ。
参考:2022年5月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報 – 一般社団法人 全国軽自動車協会連合会
全体に丸みを帯びた優しいシルエットが特長で、8代目では少し角があったヘッドライトも丸みが増した印象だ。
デザインはこれ以上ないほどシンプルで、それはモデルAとLの2WD・CVTモデルが100万円を切る価格にも反映されている。
さらに、9代目でも前モデルでラインナップされていたハイブリッドモデルは、先代から受け継いだエネチャージ車とハイブリッド車の2種類となった。こちらも2WD・CVTモデルなら109万~120万円と求めやすい価格だ。
スズキ アルトの外観・内装デザイン
シンプルなスズキ アルトだが、最新モデルではカラーも充実。2トーンルーフの外観だ。内装デザインもシンプルだが、運転操作に困らないコンパクトなまとまり。シンプルだからこそ、そこにはアイデアが詰まっている。
外観:丸みのある優しくマイルドなデザイン
全体に丸みを帯びたアルトの外観からは攻撃性や尖った個性は感じられない。フロント部分はバンパーもボディと一体化したカラーで、グリルも控えめだ。
ルーフの色がホワイトになる2トーンだけでなく、モノトーンも選択できる。2トーンのほうがアクティブに感じられる。
ボディ側面はドアの下部にサイドドアガーニッシュが控えめに配されている。こちらはロゴ入りのオプションもある。
リヤはハッチバックだが、バンパーはフロントと同様にボディカラーと同じ色で、控えめだ。
内装:水平基調でも角の丸みが安心感を与える
スズキ アルトは、スズキ車の中でもベーシックカーという位置づけだ。その用途では豪勢なシートや装飾は必要がない。毎日乗っても近所で買い物程度という下駄代わりに使う軽自動車としてちょうどいいだろう。
内装は角が丸みを帯びた水平基調で、外観とデザインコンセプトが統一されている。
フロントシートの間にフロアコンソールトレイがあるものの邪魔にならず、操作系は前面のパネルに設置。シートはデニム調になっており、見た目も肌触りも優しい。
スズキ アルトのサイズ・室内スペース
スズキ アルトは流行りのハイトな軽自動車ではない。ごくごく当たり前の軽自動車らしいサイズ感と、十分な室内スペースと、シートアレンジで広がる収納の余裕を持つ。普通だと思っていても、内容は充実しているのだ。
ボディサイズ:トールタイプにない小ささが可愛い
アルトの外形寸法は全長3395×全幅1475×全高1525mmで、全長以外はそんなに小さくない。最低地上高は150mmで、ハイトワゴンに乗っていた人は低く感そうなサイズだ。
ホイールベースは2460mmで、最小回転半径は4.4m。小回りがきく軽自動車の強みはそのままだ。全体に楕円イメージのため、ハイトワゴンにはない慎ましさすら感じられる。デザインの過剰さもなく、可愛いイメージが伝わってくる。
室内スペース:車内の高さを前モデルよりもアップ
室内寸法は全長1960~2015×全幅1280×全高1260mmで、長さはハイブリッドモデルのほうがやや長い。
車内高は先代より少しだけ高くなり、乗り降りもしやすくなっているので、ヘッドクリアランスをあまり気にせず済む。また、後部座席で足を組んでくつろぐのはきつそうだが、4人乗車なら余裕で乗れて窮屈感はない。
収納スペース:小さくてもしっかり収納できる
収納スペースは通常時の荷室床面長が425mm。毎日の買い物や通勤・通学に支障はない。長ものを積みたいときは後席を倒して1225mmの床面長を確保できる。
ハッチを開けたときの荷室間口は975mm、開口高は710mm。開口部までの地上高は660mmで、無理な姿勢を取らずに荷物の積み下ろしが可能だ。広いユーザー層に愛されているアルトならではの心遣いと言えるだろう。
スズキ アルトの性能・燃費・装備
新型スズキ アルトでは、マイルドハイブリッド搭載車も売りのひとつだ。気になるのはその走行性能と燃費。アルトはガソリン車なので、気になるところだ。また、安全性も含めた便利な装備・機能もチェックしていこう。
走行性能:モーターアシストで走り出しもスムーズ
新型アルトはモーターでエンジンの加速をアシストし、減速時のエネルギーを利用して鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーに充電するマイルドハイブリッドタイプのHYBRID X、Sと、減速時のエネルギーを充電して電装品に供給するエネチャージタイプのL、Aがある。
マイルドハイブリッドタイプは、出足もモーターのアシストで驚くほどの速さだ。その後は少ないアクセル操作でドライブできる。エネチャージタイプでは、たとえばエアコンの電力も電池から供給されるので、エンジンに負担をかけずに済む。
安全性能:スズキセーフティサポートで安全に
アルトはハイトワゴンタイプの車ではないが、運転席の視認性が高い。これだけでも安全性は高まるが、インパネのセンターに収まるディスプレイオーディオでは、バックアイカメラの映像や全方位モニターも表示される。事故が起こりやすい駐車・発信時の確認もしっかりサポートしてくれるのだ。
さらに「スズキ セーフティ サポート」対応で、衝突軽減ブレーキや車線逸脱警報ほか、多くの予防安全機能を搭載する。また、軽量衝撃吸収ボディ「TECT」を採用し、衝突時の安全にも備えている。
燃費性能:軽自動車トップクラスの低燃費を実現
新型アルトはマイルドハイブリッドタイプと、エネチャージタイプに分かれている。そのため、燃費性能はすこぶる高数値だ。
HYBRID X/Sの燃費はWLTCモードで2WDは27.7km/L、4WDで25.7km/Lだ。この数値は軽自動車でもトップクラスだという。市街地でも24.0km/L、22.6km/Lは頼もしい。
エネチャージタイプのL/Aは、2WDでWLTCモード25.2km/L、4WDで23.5km/Lとハイブリッドタイプよりも燃費は落ちるが、それでも十分な数値だ。
装備・機能: ヘッドアップディスプレイやスマホ連携も便利
全方位モニター付きディスプレイオーディオ装着車では、運転席のちょうど前方のダッシュボード上にタコメーターや交差点の案内表示、燃費、ガソリン残量警告などさまざまな情報を表示してくれる。
標識も認識して、制限速度や車両進入禁止、はみ出し通行禁止なども表示する機能は、事故防止にも役立つはずだ。また、ディスプレイオーディオとスマホを連携すれば、対応アプリをディスプレイ上で使えるようになるのも便利だ。音声でも操作できるので、運転中でも安心して利用できる。
スズキ アルトおすすめポイント要約
スズキ アルトは、老若男女を問わず、誰でも気軽に安心して乗れるユーザーの声を反映して進化してきた軽自動車だ。
その中で新型アルトはマイルドハイブリッドと、エネチャージを取り入れた。これにより燃費性能が向上しただけでなく、ハイブリッドではスムーズな加速と静粛性も実現している。これはEVへ向かう車業界の世界的な潮流を取り入れたということで、100万円前後でその乗り心地を楽しめる意味は大きい。
デザインは楕円モチーフで優しいシルエットで、戦闘的な部分はどこにもない。だからこそ、安心して優しい気持ちでふだん乗りにちょうどいいと言える。安全運転支援システムもしっかり装備されており、誰でも気軽に乗れる軽自動車だ。