現行のステアリングシステムに改造を施した上の写真と違って、こちらはあるべき姿を形にしたバス・トラック用ADAS対応ステアリングシステム。コラム式電動パワーステアリングを応用した同軸操舵アクチュエーターを組み込む。電動モーターはCセグ向けコラムアシストモーターで対応できる。
大型車のパワーステアリング機構は油圧、または電動油圧がほとんど。その上流でEPS制御技術を同軸操舵アクチュエーターに応用する。緊急時はドライバーの操作でオーバーライドできる。
5月10日に行ったジェイテクト(JTEKT)「次世代都市交通 正着制御システム」のデモ。場所は、福岡県の西鉄バス研修センター。
間隔は広いところで70mm。タイヤのホイールのボルトとの間は、30mmもなかった。まさにピッタリ。熟練のドライバーでも、この精度で必ず停めるのは至難の業だろう。
車内に置かれたモニター画面。デモ走行のルート。右上の数字はステアリングの舵角。ブレーキ制御はシステムが行なっていたが、操舵・制動ともに非常に滑らかだったのが印象的だ。
ルーフ上にはRTK-GPSのアンテナがつく。RTKとは、リアルタイムキネマティックのこと。
ドライバーはアクセル操作のみを行なっていた。SIPのプログラムでジェイテクトの担当でなかっただけで、発進制御を自動で行なうことも技術的には問題ない。
黒い布でカバーされているが、ここに制御用電動モーターがある。油圧アシストとの組み合わせになるので、モーターの出力はさほど大きくなくてもいいという。
運転席後部のボックスに制御装置と計測装置が収められている。現在はプロトタイプ用のECUを使っている。
現行のステアリングシステムに改造を施した上の写真と違って、こちらはあるべき姿を形にしたバス・トラック用ADAS対応ステアリングシステム。コラム式電動パワーステアリングを応用した同軸操舵アクチュエーターを組み込む。電動モーターはCセグ向けコラムアシストモーターで対応できる。
大型車のパワーステアリング機構は油圧、または電動油圧がほとんど。その上流でEPS制御技術を同軸操舵アクチュエーターに応用する。緊急時はドライバーの操作でオーバーライドできる。
5月10日に行ったジェイテクト(JTEKT)「次世代都市交通 正着制御システム」のデモ。場所は、福岡県の西鉄バス研修センター。
間隔は広いところで70mm。タイヤのホイールのボルトとの間は、30mmもなかった。まさにピッタリ。熟練のドライバーでも、この精度で必ず停めるのは至難の業だろう。