2.0ℓ 直列6気筒ツインカムツインターボ
OTHER SIDE
〈1G-GTE〉
1G-GE型2ℓSOHC12バルブエンジンから派生した最強版、1G-GTEU型2ℓツインカム24バルブツインターボエンジン。当時の最新技術をフルに投入し、最終仕様ではリッター100psを超える、210ps/28.0kg-m と2ℓエンジンとしてはトップクラスのパフォーマンスを発揮。マークⅡ3兄弟、ソアラ、スープラといったスポーティバージョンに搭載され人気を博した。今でもこのエンジンのファンは多い。
〈1G-GE〉1G-GE型エンジンは、グロス125psでデビューし、細部の変更を受けて1G-Ⅱとなり、最終的にはネット105psに落ち着く。のちに、ツインカム仕様、ツインカムツインターボ仕様、スーパーチャージャー仕様など多仕様が展開された。
〈1G-GZE〉1G-GE型ツインカムエンジンをベースに、ルーツ型スーパーチャージャーを組み合わせたのが1G-GZE型。アクセルペダルの踏み込みに瞬時に反応して、低速から力強く加速する点が魅力だった。
〈1G-FE〉高効率・省燃費、低公害の手段として4バルブツインカムのシステムを応用したのが、1G-FE型。排気側のカムだけをベルトで駆動し、吸気側はシザーズギヤで排気側と連結することで駆動。
1G-GTEU型の吸排気バルブの挟み角は50度と狭く、浅いペントルーフ型燃焼室を構成。カムシャフトはY歯タイミングベルト、バルブはダイレクト駆動方式を採用。アジャスティングパッド(シム)をリフター(バケット)の外側に配置し、カムシャフトを外さずにパッドの交換を可能にしている。ツインターボ化に伴い、大出力発生時の燃料流量に対応できるように電圧制御式フューエルポンプを採用。また、水冷式オイルクーラーも採用。同じ1G系ながら各部に気が配られている。
2.0ℓ 直列6気筒ツインカムツインターボ