エボリューションIXでは吸気側のみに可変機構を採用。Xでは吸排気ともに取り入れた。カムシャフト側スプロケットに内蔵したアクチュエーターが、カムシャフトの位相を進角・遅角(吸気カム変換角25°、排気カム変換角35°)させ、吸排気バルブの開閉タイミングを制御する。吸気側のみでは進角→充填効率を高めて高出力を確保、遅角→オーバーラップを小さくすることで燃費と排ガス性能を改善するという2種類の使い方しかできなかったが、吸排気の組み合わせでより幅広いエンジン負荷、エンジン回転に対応できるようになっている。