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人気の愛玩犬をイメージした、ホンダ横型4ストエンジン搭載バイクって? 【ホンダ ダックスはなぜ人気?】歴代モデル&カスタム解説

  • 2019/06/26
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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◆ダックスの超カスタムを要チェック!

前後の足を伸ばしたアメリカン仕様!

 地を這うようなロー&ロングスタイルのダックス改。ベースマシンは1995年型。フロントはフレームのネック角を変更し、ノーマルステム+100mm延長したフロントフォークを組み合せ。

 リヤは自作の120mmロングスイングアーム+ワンオフの280mmリヤショックをコーディネイト。10インチ4.0Jホイールには、前後とも110-80サイズのミシュランS1をチョイス。

 ホイールは前後ともGクラフト製10インチ4.0J。ハブはノーマルを使用。

 エンジンはCD90をベースに、SP武川製スーパーヘッド124ccやPWK28φキャブレター、5速ミッションなどでフルチューン済。マフラーはOVER製。

■OWNER:TRICKY'S(4MINIちゃんぷ17より)

これぞ究極の「浜松仕様ダックス」

メッキ加工を施して高級感をアップさせたトップブリッジ周り。メーターはスピード&タコのツイン型に変更。

 「浜松仕様」のダックス(シャリィを含む)とは、前後カブトフェンダー付きの車両をベースに、フロントフォークをショート化し、265mm前後の短いリヤショックを装着して足周りをローダウンさせたカスタムのこと。

 静岡県浜松市及び近郊地域が発祥とされることから、このネーミングが付いた。昨今では足周りのローダウンに加え、12インチ大径ビレットホイール、ディスクブレーキ、極太タイヤなどの社外パーツを組み込んだ過激なカスタムも多数登場している。

 写真はKSR用フォーク、Gクラフト製特注ステム&特注スイングアーム、前後ワイドホイール、265mmリヤショックなどで武装したハイエンドカスタム。

■OWNER:☆夢次郎(4MINIちゃんぷ17より)

1970年代から存在した、ダックスのローダウンカスタム

 ダックスのローダウンカスタムは、静岡県の浜松市及び周辺地区で人気が高かったことから、一般的に、別名「浜松仕様」と呼ばれることもある。現在でも、浜松及び周辺地域では、他の地域に比べて、ダックスカスタムが非常に多いのが特徴。

 「ダックスのローダウンカスタムは、静岡県の浜松では、1970年代から人気でしたよ」

 そう語るのは、浜松市にある4ストミニカスタムショップのエキスパート「ファルコン」の和田氏。

 和田氏によれば、当時から浜松では、10代の若者を中心に、モンキーよりもダックスが人気高。またショート型リヤショックを装着して車高を下げるカスタムが流行していたという。

 「ただし昔はパーツがなかったから、今のような過激なカスタムは皆無。エンジンのチューニングも、ダックス50にダックス70用のシリンダーヘッド、シリンダー、ピストンなどを流用する“純正流用”が主流でした」

▲「ファルコン」が手がけた、ターボ仕様のダックス。モト・チャンプ誌1999年7月号より。

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